弓の引き方、古くの弓道文献、用語の意味の解説、コミュニティ運営、弓道における関節の痛みの治療、技術や実力を向上させる練習法. ゴム弓は、弓道の基本を学ぶための、大切な練習法のひとつ。いわば、基本の〝き〟です。 ですからここで紹介する身体の動きや形、ゴム弓の使い方を覚え、正しい姿勢を身につけてください。 弓道の弓をイメージして、左手でゴム弓の持つ部分を握り、右手でゴムを引きます。下記の動画は持つ部分がなく、ゴムだけでやっていますがイメージとしてはこんな感じです。【関連記事:ゴム弓の作り方】 上記の持ち方の形で、薬指が「毛束を覆うゴム」と「毛」の境目にくるように. 弓道において弓の握り方を手の内と呼ぶ。 手の内は弓道でもっとも重要かつ修練が必要な部分。 しかしある程度経験によって身に付けるものなのでなかなか人に教えるのが難しい部分でもある。 今回は弓道初心者に向けて、手の内のコツを紹介する。 講師実績例. または、 上記の持ち方の形で、親指が↓図のところにくるように 弓の竹は持ち手のあたりで2箇所曲げられています。 その内側の方の曲がり角です。 これは目安です。 ただ弓と矢の正しい持ち方を知るには言葉で説明を受けるだけでなく、実際にうまい人の持ち方を見て実践する必要があります。 的中率9割超えを目指す人のために弓道上達法を教えるサイト 弓道において弓の握り方(指の形や整え方等を含む)を手の内と呼ぶ。手の内は弓道でもっとも重要かつ修練が必要な部分。しかしある程度経験によって身に付けるものなのでなかなか人に教えるのが難しい部分でもある。今回は弓道初心者に向けて、手の内のコツを紹介する。目次(クリックで飛びます。)弓道の手の内を詳しく解説しようとするとかなり長くなる。また流派や教える先生によって手の内の整え方は異なる。が、今回は初心者向けということで、手の内の基本中の基本の部分にポイントを絞って説明する。まずはこの動画を見てほしい。 ちなみに動画で手の内を教えている増渕敦人氏は教え子を何度も全国優勝に導いている非常に教え方が上手い人なのでこの人の言うことを信じれば間違いない。 それぞれのコツについて詳しく見ていこう。手の内の基本中の基本が天文筋を弓の左側木につけること。天文筋は小指の少し下から人差し指の根本に向かうしわで手相学では感情線とい呼ばれる線のこと。この天文筋を弓にしっかりつけることで弓を安定して押せる。逆に天文筋が弓にしっかりついてないと不安定になり、弓がうまく押せない。しかし手の大きさと弓の太さによってなかなかつきにくい場合もあるため、手の小さい人はなるべく細い弓を使った方がいい。また、天文筋をつけるタイミングは大三が一般的だ。しかし大三では控えめにつけておいて引き分けながら完全につけるやり方もある。どちらでも問題ないのでやりやすい方でやればいい。弓道の手の内で初心者が一番やってしまいがちな間違いはべた握り・べた押し。初心者はどうしても弓を強く握ってしまうが、これをやってしまうと弓の力を握力で殺すことになり、矢が飛ばない。弓の力を殺さず、矢に最大限の力を乗せるには正しい手の内が必要だ。で、べた握り・べた押しにならない弓の握り方のコツはそしてその間の中指と薬指はその間に入れる。この際、爪揃えと言って、中指・薬指・小指の三指のつま先が揃うようにすべきと言う考えもあるがこれは増渕氏も言ってるように必ずしも揃える必要はない。手の小さい人は小指が揃わないのは仕方ないからだ。そして親指と中指で輪っかを作るようにして親指と中指は絶対離れないようにする。このようにすると、卵中の手の内といって、卵を握っても潰れないような自然な握りとなる。弓を握るというより、弓に指や手のひらを当てている・添えている、という表現の方がしっくりくる。そして親指と小指の付け根を接近させてるから弓と手のひらが接触してる面積は極限まで小さくなる。この弓は強く握らず軽く、鋭く握ることが非常に大事で、これができると自然と弓返り(離れのときに弓が反転すること)ができる。動画で増渕氏が解説しているように親指と人差し指の間の股の皮(虎口)を弓にしっかりつける。そして親指の爪が上を向くようにする。そして弓を引いてる間、また会において、橈骨(とうこつ・親指付け根の骨)→親指のつけ根→親指はまっすぐ一直線になるようにする。そうすることによって手の内が弓に負けなくなり、左肩から前腕までの力が無駄なく弓に伝わるようになる。それにより、弓の中央やや右側に力が伝わるが、これを角見の働きと呼ぶ。角見が働くことにより、離れの瞬間弓が回転し(弓返り)、矢はまっすぐ飛ぶ。中の手の内という言葉があるが、弓道では、弓を卵を握るように柔らかく、軽く握る。弓を握るというよりは親指と中指で輪っかを作り、その中に弓を入れて薬指、小指は添えるだけ。この時自然と中指・薬指・小指の3指の先端が揃うが、指の長さによって揃わない場合もありそれはそれで問題ない。弓を強く握ってしまうことをべた押しと呼び、この状態だと離れで手の中で弓が動かず、打ち切り(弦が返らないこと)になる。弓を強く握らず、卵を握るように軽く握ることで、離れの瞬間に手の内の中で弓が回り、弓返りする。そして離れの瞬間、その手の内の輪っかをキュッと縮めるようにするとより鋭い弓返りができる。しかし弓道初心者で弓返りする人はまずいない。なぜなら初心者は最初の内は弓を握っているからだ。これは仕方のないことだ。力の抜き方を覚えなければ卵中の手の内なんてできないから。弓返りは手の内ができてくると自然にできるようになるので、まずは弓返りさせようと変に意識せずにひたすら手の内を練習する方がいい。逆に意識して弓返りさせようとしてしまうと変な癖がつく可能性が高い。ただ審査などでどうしても弓返りを早く習得したい人はこちらの記事を参照してほしい。ただし、親指と人差し指の付け根の間である虎口は弓にしっかりつけること。虎口と天文筋を弓にしっかりとつけ、かつ中指・薬指・小指の三指は添える程度の力で握り、掌根と角見(親指つけ根)で弓をしっかり押すことで手の内が効いて矢がまっすぐ飛ぶ。逆に手の内ができていないと矢はまっすぐ飛ばず、右に飛んだり左に飛んだり上や下にズレたりするから手の内をマスターすることは的中精度を上げる上で非常に重要だ。弓道の手の内は本当に一生かけて習得するものといっていい。なのでここに書いたことだけでは手の内をマスターすることはできないし、たとえ教本などに書いてあることを読んだだけでもマスターできない。弓道とは先人たちの知識を学び、それを自分で実際に練習して得た経験の積み重ねによって徐々に上達していくもの。日々手の内の研究に勤しみ、少しずつ上達させていってほしい。 細身の女性に多いと言われる猿腕。 弓道に猿腕は有利という意見と不利という意見が混在する。 しかしそもそも猿腕の人は教科書通りに弓を引けない。   まず猿腕の人は猿腕用の弓の引き方を覚えないと ...  「弓道で的中率を上げる方法なんてない」 「正射必中だ。」   弓道の世界で的中率を求めるとそんなことを言われたりする。 しかしそれは一つの考え方に過ぎない。 徹底的に的中率を求 ...弓道の悪癖の中でも早気はもっともやっかいな病気。 一度なるとなかなか治らない。   でも会の気持ちよさを覚えると早気は治るし二度と早気になることはないと思う。 今回は会に注目した早気の原因と ...矢所下・掃き矢・失速が多い場合、的中率はほぼゼロパーセントとなり、弓道に対するモチベーションが落ちやすい。 だから弓道において、矢所が下とか失速するのはかなり深刻な悩みだと思う。   しかし ...引き分けや会で弦がかけの溝(弦枕)から外れて矢が床や矢道に落ちてしまう現象のことを空筈と呼ぶ。 空筈が起きるとものすごい弦音が鳴って矢が変な場所に落ちることに加え、顔や腕を払うため、痛くて恐怖心抱きや ...2019/2/42018/11/112018/12/162018/12/252018/10/28kyuudouq高校の時に弓道部に入り、弓道を始める。
弓道の奥深さにのめり込み、本や掲示板で知識ばかりつけまくる。 その知識を共有しようと思い、サイトを立ち上げました。 Copyright© 弓道9 , 2019 All Rights Reserved Powered by 先日、今回は、握り皮の作り方の話です。これは、特殊なものではなくて、習いのごとく、と言われるように、最初に教わったものから、工夫を加えて自分なりの方法になっています。これが正解というのものでは無いのでその点はご了承ください。動画も作ったので参考にしていただければ幸いです。目次例によって今回使う道具です。まずは、もともとの握り皮を外します。それらをいったん外してきれいにします。皮だけ付け替えるときは、外さないときもありますが、なんとなく、皮をはがす過程であんこが浮き上がって皮を張った後にあんこが動くようになってしまうことがあるので、どちらかというと、全部外して作り直すことが多いです。もともとの皮やあんこを外してまっさらな状態にします。私は竹弓なので、あんこを外すと、弓によっては弓を打った(作った)日付が入っていることもあります。個人的には、カッターナイフの裏側で、ボンドとかを削り落としています。刃の方を使うときは、弓自体を削ってしまうことがあるので、慎重に削ってください。あんこの作成は今回のではなく、以前のものです。あんこの素材は、好みで良いと思います。市販のゴムのものや、革製のものを使われる方もおられます。私は、ハガキで作る派です。ハガキを、弓の幅に合わせて、ボンドで貼り付けて行きます。内竹側に当てます。ボンドで固定します。段差ができないように意識して貼っています。あんこの上に直に皮をまくと、どうしても段差がきつく感じることがあるので、私は、和紙を巻くようにしています。これは好みですので必須ではありません。皮の巻き始めは、内竹の一番上から巻き始めます。これは、虎口(親指の付け根)が当たるところに、皮のつなぎ目が来ないようにするためです。次に、印を結んで線を引いて、切ります。印は2か所で十分で、そこを定規で結んで線を引いて切るだけであっさりできます木工用ボンドを塗っていきます。コツは、厚すぎない事と、端から1mmは塗らない事です。これは、表側にボンドがはみでると、そこが色が変わったり皮が硬くなったりして不細工になるので、はみ出し防止です。逆に、1mmまではしっかり塗っておかないと、剥がれてしまうので、そこまではしっかり塗ります。塗るのはハガキや、紙、切った皮とかを使っています。端っこだけは、1mm開けず、剥がれないように全部塗ります。この時のコツは、隙間をあけないこと、重ねない事です。少し皮を押さえつけながら、重ねた1mm分を縮めて中に押し込むようなイメージで貼っています。そうすると、後で皮と皮の間が開いたりしてきません。皮によって、押さえるとすごく伸びるものや、あまり伸びないものもあって、予定より短めになったり、長めになったりすることがあります。へらがあれば、へらを使ってつなぎ目を押さえてきれいにしていきますが、この方法はあまりへらを使わなくてもきれいに巻けます。下まで巻いて、端っこはボンドが足りなければ足します。端っこがボンドが足りないと、剥がれやすくなってしまいます。 きれいに張り替えられる一例として参考にしていただけたら幸いです。ただ、いつだったか、弓具店で「握り皮張り替えてください」と来られた方と一緒になったことがありましたが、初心者であっても、握り皮は、是非、自分で変えてみていただけたらと思います。ページのトップに飛ぶには右下の三角形をクリック©Copyright2020 ¦)と、ご指導くださる山田 紀之先生(写真右)。監修/影山 一(全日本弓道連盟理事) 弓道において矢をつがえず射形を練習する方法は、ゴム弓練習と素引き練習が言われています。 しかし、素引き練習は意識せずに行ってしまえばただ単に準備運動がてら、弓のしなり確認程度、という事態にもなってしまいます。