利き腕方向へ食い込み、打者にインコースを強く意識させる変化球 こんな投手におすすめ スライダーが得意な投手 インコースを意識させたい 内野ゴロを打たせたい カウントを整えたい   ... © 2020 We Love Baseball All rights reserved. 利き腕方向への曲がりと沈みでミスショットを誘う変化球 こんな投手におすすめ スライダーが得意な投手 インコースを意識させたい 内野ゴロを打たせたい カウントを稼ぎたい &n ... 横浜DeNAの山崎康晃投手が投げているボールで、本人はツーシームと呼んでいるが実際の変化はスプリットのような軌道です。 ツーシームと呼ぶ由来は「大学時代に先輩の東浜巨投手(ソフトバンク)からこのツーシームを教わった」と山崎投手本人がテレビなどで紹介したからです。 ツーシームを投げる目的は? ツーシームはほぼストレートとほぼ同じ球速で手元でわずかにシュート気味に落ちる軌道のボール です。 指の握り方、引っ掛け方で変化の仕方を変えることができます。 Copyright © BASEBALL GATE All rights reserved. 2019/07/09 東浜「シンカーだし俺は握り見せただけやで。」 九里「僕のツーシームは巨さんに一番近い。薮田と康晃には僕が巨さんに教えてもらったように教えました。」 ヤマヤス「東浜さん、シンカーって言ってま … 握り&リリースを完全公開 ... 「本物のツーシーム」と「ナチュラルシュート」は全く違う!手元で急激に曲がる技! - Duration: 9:04. 目次2015年の入団1年目から大活躍した横浜DeNAの山崎康晃投手が投げているボールで、本人はツーシームと呼んでいますが実際の変化はスプリットのような軌道です。ツーシームと呼ぶ由来は「大学時代に先輩の東浜巨投手(ソフトバンク)からこのツーシームを教わった」と山崎投手本人がテレビなどで紹介したからです。その後、東浜投手からこのボールを伝授された亜細亜大の後輩である九里亜蓮投手や薮田和樹投手(ともに広島)が活躍したことによって注目されるようになり、亜細亜ボールや亜大ツーシームと呼ばれるようになりました。しかし、東浜投手本人は「シンカーと呼んでいる」とのことで、さらにこのボールを使用しているとされる上記4名の投手はそれぞれ握りやリリースにアレンジを加えているため、軌道がそれぞれ異なり魔球と呼ばれています。 以前紹介したツーシームやスプリットのようにスナップは利かせず、手首をロックしてリリース時に投げたいコースへ親指を押し込むように投げます。 続きを見る続きを見る SHAREここ最近、多くのピッチャーが使うようになった目次ツーシームは、名称がついている種類はなく、これはオーソドックスなツーシームで、ストレートに近い球速で、バッターの手元で小さくシュート気味に変化します。プロ野球などでも多く目にすると思います。これはベイスターズの山崎康晃投手が有名ですが、ボールの握る幅を大きくすることで、落ちる変化を与えています。ツーシームの握り方にも複数の種類があります。ここでは様々なツーシームの握り方を紹介します。握り方1握り方2握り方3握り方4どのように変化をさせたいかによって投げ方が変わります。基本的には。腕の振りはストレートと同じですが、以上が、様々なツーシームの握り方、投げ方のコツでした。ぜひ参考にしてみてくださいね。みなさまの野球人生がより良いものになりますように。CATEGORY :TAGS : 日本は145年以上も前から野球に熱狂し続けてきた。これほど国民的に愛されてきたスポーツが、ほかにあるだろうか。そんな日本野球の魅力を満載したWebメディア“BASEBALL GATE”が、ついに誕生。メジャー•マイナー問わずあらゆる情報を、愛と情熱にあふれた視点で配信。野球が大好きな人も、ちょっと興味ありの人も、ぜひ来てください。日本の野球愛を未来へつないでいくために。
亜細亜大出身の東浜巨(ソフトバンク)が源泉となり、九里亜蓮、薮田和樹(ともに広島)、山崎康晃(DeNA)らに伝えられた変化球。ツーシームと呼ぶ投手が多いが、一般的なツーシームとは握りが異な … BASEBALL GATE編集部 【写真提供=共同通信】 「ツーシーム」と聞いて、どんなボールをイメージするだろうか。一般的なツーシームは、2本の指を縫い目に沿わせた握りで投げ、球速はストレートとほぼ変わらず、利き手側に小さく変化するボールだ。 略さずに言えば「ツーシーム・ファストボール(two-seam fastball)」で、回転時に縫い目(seam)が2本(two)見える速球(fastball)であることから、この名がついている。なお、日本で旧来「シュート」と呼ばれてきたボールとは、同一と解釈して差し支えない。 では、「ツーシームを投げる現役投手」で真っ先に連想するのは誰だろう。これは勝手な予想だが、おそらく山崎康晃(DeNA)を挙げる人はかなり多いのではないだろうか。入団から5年間で163セーブを積み上げた守護神にとって、ツーシームは絶対的な決め球であり、代名詞的存在といっても過言ではないからだ。 ただし、山崎が投じるのは、上述した一般的なツーシームではない。2本の指を縫い目よりもやや広げた握りで、球速はストレートより8~9キロほど遅く、縦に鋭く変化するボールだ。 この球は亜細亜大の先輩である東浜巨(ソフトバンク)から伝授されたもので、当時はツーシームとして教わったため、現在もツーシームと呼び続けているという。亜細亜大出身者では、九里亜蓮、薮田和樹(ともに広島)、高橋遥人(阪神)、中村稔弥(ロッテ)らも同様の球種を持つことから、このボールを「亜大ツーシーム」と呼ぶ向きもある。ストレートとツーシームの平均球速01_図1 亜細亜大出身者に代表される、特殊なツーシームを投げる投手は、ここ数年でにわかに増えている。図1に直近5年のNPBにおけるストレートとツーシームの平均球速を示したが、ストレートが一貫して高速化しているのに対し、ツーシームは2017年から低速化しているのだ。2016年には0.9キロしかなかったストレートとの球速差も、今季は3.1キロまで広がっている。 なお、データスタジアムではほぼ例外なく、球種名は「その投手が何と呼んでいるか」を基準に設定している。山本由伸(オリックス)や美馬学(楽天)のように「シュート」と呼んでいる投手や、シュート系の球を投げているが「ツーシーム」と呼んでいることが確認できない投手は、図1も含めて今回の分析対象からあえて外した。また、外国人が言う「シンカー」は例外的に「ツーシーム」として扱っていることも留意されたい。 話を本筋に戻そう。図2は、直近5年ののべ257投手を対象に、ストレートとツーシームの平均球速を散布図にしたものだ。これを見ると、おおむね「ストレートが速ければツーシームも同じくらい速い」という関係と、一連の集団から離れたプロットの点在が読み取れる。この右下に位置する投手たちが、特殊なツーシームの使い手だ。 普通のツーシームと特殊なツーシームに明確な境界線はないため、今回は「ストレートとの平均球速差が5キロ」で両者を区切った。ストレートより5キロ以上遅いのが特殊なツーシーム、それより速いのが普通のツーシームである。特殊なツーシームに関しては、今や亜細亜大にゆかりのない使い手も多いことと、データスタジアムでは専らそう呼ばれていることから、暫定的に「挟みツーシーム」と名付けた。以降は、この分類に基づいて話を進めていく。 挟みツーシームが普通のツーシームと異なる点に、使い方の違いが挙げられる。図3は、図2にある投手が実際にツーシームを投じたゾーンを、ヒートマップで表したものだ。色が赤いほど、そのゾーンに多くの球が投げられていたことを意味する。 普通のツーシームは、投手の利き手側のコースに、赤いゾーンが縦に伸びている。冒頭で述べた通り、ツーシームは利き手側に変化するボールであるから、ストライクゾーンからボールゾーンに逃げていく、あるいは食い込んでいく軌道の、「横の変化球」としての使い方が主であることが分かる。 それに対し、挟みツーシームは低めのボールゾーンに投球の多くが集まっている。ストライクゾーン低めからボールゾーンに落として空振りを誘う、「縦の変化球」と同様の使い方をされているのだ。 投球の結果を見ると、特に大きな差が出たのが奪空振り率だ。普通のツーシームは変化が小さいこともあり、他の球種と比べても空振りを奪いにくいのに対し、挟みツーシームはシンカーやチェンジアップといった縦変化のボールと比べても、遜色ない数値を残している(図4)。軌道や使い方、性質などを鑑みても、やはり「挟みツーシームは縦の変化球」という認識が実態に即している。 挟みツーシームは、今後も勢力を増していくだろう。というのも、今季の挟みツーシームの使い手を見ると、プロ3年目以内の投手が半数以上を占めるからだ(表1)。特に、2018年のドラフトで入団したルーキーは、実に5人も名を連ねている。今年のドラフトでも、巨人に2位指名された太田龍(JR東日本)らが挟みツーシームを投げており、このトレンドはしばらく続くものと思われる。 最後に、この挟みツーシームというボールをどう扱うべきかを考えたい。おそらく、世間的には「本人がツーシームと言っているからツーシーム」という解釈が一般的であり、データスタジアムも同じスタンスである。ただ、明らかにツーシームと性質が異なる球種をツーシームに分類することで、多少の不都合が生じるのも事実だ。将来的には、ツーシームのデータに何らかの処理を施す必要が出てくる可能性も考えられる。 また、この球をツーシームと呼ぶことで、球種が誤って理解されかねないという意見もある。昨年8月13日号の『週刊ベースボール』で、菅野智之(巨人)は自身のコラムにこうつづっている。「投げている本人がツーシームだと言えば、ツーシームなのかもしれないですが、フォークの握りでフォークを投げているのに『ツーシーム』と言うのはどうでしょう」「そういった誤用も、ファストボールの考えが正しく浸透していくことを妨げているように感じています」。結果的に誤解を助長している立場としては耳が痛いところもあるが、球界の発展という大局的な視点で見れば、確かに正していくべき部分なのかもしれない。 球種名には、投手の感性やこだわりが色濃く反映されることもある。とはいえ、見た目と名前が一致するに越したことはないだろう。もちろん、最終的には投手の自由なのだが、なるべくなら一般的な球種の定義から逸脱し過ぎない範囲で呼んでいただけると、ありがたい限りである。※データは2019年10月22日時点文:データスタジアム株式会社 佐藤 優太