鉄道、就職、大学等の背景事情JR京葉線の混雑率は173%(国土交通省2018年調査結果)。最混雑区間は葛西臨海公園→新木場。目安は乗客同士が触れ合うレベルで、スマホを操作はドア付近を中心に不可能なほど。衣服は確実に他人に当たる。今回は混雑状況を時間帯および区間ごとに調査してみた。朝と夕方・夜の通勤ラッシュ時のいつ頃がピークを迎えるのはいつ頃なのか。10編成のうちで何両目が比較的すいているのか。朝ラッシュを中心に上り・下りそれぞれの電車の混み具合を観察した結果、8時頃がそのピークを迎える。東京都心から千葉方面に向かう電車としては比較的混雑度はそれほど激しくはない。総武線や地下鉄東西線があまりにもひどすぎるというのもあるが、京葉線の場合は通勤時間帯のラッシュであっても人と人が接するほどになる場所はごく短い距離だ。目次混雑率の目安※調査場所:新木場駅。京葉線の時間帯ごとに混雑じょうきょうを調査したところ、このような結果になった。ディズニーランド・シーへのアクセス手段というイメージを持っている人が多い京葉線だが、朝夕では圧倒的に通勤・通学で電車に乗る人が多い。娯楽客が一部に過ぎない。参照:一番電車が混雑するのは朝ラッシュであるのは言うまでもない。東京駅に午前8:15~8:45前後に到着する時間帯の電車が最も混雑度が激しい。京葉線の各駅では7:30~8:30頃の電車が全体的にピーク。最混雑区間は葛西臨海公園~新木場である。新木場駅は東京メトロ有楽町線と東京臨海高速鉄道りんかい線の乗り換え駅であるため、多くの人が下りていく。朝ラッシュの上り電車では車内が混み合うのは新木場までである。新木場駅のエスカレーター・階段は5号車付近にある。そのため、4~6号車あたりが一番混んでいる。蘇我~新木場間は先頭と最後尾が比較的余裕がある。新木場~東京は比較的空いている。真ん中あたりの車両に乗っている人のほとんどは新木場で降りていくため、ここから先は中間あたりに乗れば座れる可能性が出てくる。6時台はまだ比較的空いている。始発駅の蘇我駅ではすでに内房線・外房線からの乗り換え客で大混雑気味だが、新木場駅到着列車ではまだ立っている人と座っている人が同数程度。蘇我駅の時点でも、発車時点でも荷物が触れ合うことは基本的にない。内房線・外房線からの直通列車でも、京葉線区間よりも内房線・外房線区間の方が混雑は激しい。7時台はもう満員電車。最混雑区間の葛西臨海公園→新木場では手荷物が他人に触れるほどになる。夏はともかく冬は厚着することもあって乗客同士が触れる場面も発生。特に蘇我~新浦安間にてこの時間帯に発車する電車が混み合う。そして、上り列車は全ての便にてリュックを背負ったまま電車に乗るのは不可能。100%肩から降ろす必要がある。スマホの操作もドア付近では不可能なレベル。車内奥でも他人に自分の手が当たってしまうリスクがあるため躊躇する領域。8時台は特に前半が朝ラッシュのピークになる。午前8時頃に新木場駅に到着する電車が最も混雑する傾向。同様に上り列車はリュックを背負ったまま乗るのは無理、100%肩から降ろす必要がある。スマホの操作も最混雑区間では少なくともためらうほど。ドア付近に限っては物理的に困難。一方、8時30分以降になると徐々に混雑は解消されていく。どこの職場も始業時刻が8~9時のため、大多数の人は通勤の移動を終える。夕方は帰宅ラッシュが始める。とはいえ、朝ほどは混まない。さらに、快速も運転しているため、遠距離ユーザーは快速に流れやすい。参考:近距離しか乗らない人は各駅停車へ、長距離を乗る人は快速または通勤快速を使うことから、乗客が種別によって分散する。そのため、東京駅で乗る場合は各駅停車と武蔵野線直通の電車であれば座れる可能性が高い。各駅停車が混雑したとしても、近距離で降りる人が多いということで、座れなかったとしても途中の駅から座席を確保できる可能性も高い。特に、快速の1本後の電車はねらい目だ。遠距離を移動する人が快速に移った直後であればなおさら座れる確率が上がる。仕事で疲れた時には快速の1本後の各駅停車の電車を狙うのがいいかもしれない。快速が発車した直後に出発するため、東京駅や八丁堀駅なら座れるだろう。京葉線の区間ごとの混雑状況を見ると、上り・下りともに新木場~舞浜が最も混雑するエリアである。<参考元:朝ラッシュの時間帯だと実際には葛西臨海公園→新木場が最混雑区間になる。蘇我駅に近づくほど電車が空いている。一方の東京~新木場も都心部に近い地域を走るとはいえ、まだ乗客が集中する部分にはならない。朝ラッシュの時間帯における区間ごとの混み具合を上り・下りそれぞれ見てみた。京葉線の朝ラッシュ時の上り列車の駅別混雑率上り列車では、外房線・内房線からの直通列車、蘇我駅始発、海浜幕張駅始発の3種類がメインである。区間ごとの混み具合では、海浜幕張駅辺りまでは比較的空いている。朝の時間帯に運転される蘇我→新木場がノンストップになる「通勤快速」以外ではまだ地獄の満員電車にはならない。海浜幕張駅を出発すると本格的に満員電車になる。ドア付近になっているとやや圧迫感が出てくる。平常ダイヤなら車内奥はまだ余裕があり、車両のどこに立っていてもスマホの操作はできるレベルである。新浦安駅からは地獄のスタートだ。ドア付近に立っているとほかの乗客と体が接するほどのレベルになることも少なくない。京葉線と武蔵野線からの直通列車のいずれも同じレベルに達する。舞浜駅ではディズニーへ行く人達が降りていくものの、ここからもまた大量に通勤客が乗ってくる。まだまだドア付近はすし詰め状態だ。葛西臨海公園→新木場で朝の上りの混雑のピークになる。ドア付近ではスマホの操作は困難。操作しようとしただけで他の人に触れる可能性が大きい。京葉線の朝ラッシュ時の下り列車の駅別混雑率※朝ラッシュ時間帯は快速の運転はなし京葉線の下りの海浜幕張・蘇我方面の電車は、ほぼ全区間にわたって余裕が見られる。ただし、舞浜駅までは下りでも座れずに立っている乗客も多い。ディズニー客が利用者の大きな割合を占めている。東京駅の時点では座席がすべて埋まって、立っている乗客が少しいる程度になる。上りの満員電車とは光景が異なる。新木場駅からは東京メトロ有楽町線や東京臨海高速鉄道りんかい線からの乗り換え客が殺到するため、ここでやや混雑した車内になる。それでも他の乗客と接するようなレベルにはならない。リュックも背負ったまま乗れる混雑率に収まる。舞浜駅から先の下り列車は空いている。朝でもガラガラの状態に近い。新習志野・海浜幕張止まりの電車は特に空いている。京葉線の東京駅は下り列車の始発だが、朝ラッシュ時は東京ディズニーリゾートへ向かう人達が多く目立つ。発車時点では座れる人の方が多めだが、座れない人も少なくない。平日よりも土日祝の方が圧倒的に混雑。休日ダイヤは本数が少ないこともあって、ドア付近を中心に窮屈感もある。ピーク時の目安混雑率|上り:80% 下り:100%上りは発車時点では座れる人の方がさらに多くなるが、東京駅まで1区間のため席取りは緩い。乗ってくる人はほとんどいない。ピーク時の目安混雑率|上り:100% 下り:100%上りは新木場駅にて大量に降車。ここまでが混雑区間。東京メトロ有楽町線、東京臨海高速鉄道りんかい線へ乗り換える人たちを中心に降りていく。東京方面でも乗ってくる人はいるが、降りていく人が圧倒的多数派。新木場駅を出ても、潮見駅・越中島駅にてある程度乗ってくる人はいるが、いずれも乗車人員が少ない駅のため、混雑への影響は少ない。下りはここから舞浜駅までがディズニー客でやや混雑する。有楽町線やりんかい線からの乗り換え客が乗ってくる。土日祝は超満員電車。ドア付近では手荷物が接する可能性もある。ピーク時の目安混雑率|上り:150% 下り:80%東京ディズニーリゾートの最寄駅。詳しい混雑状況の傾向は後述する。上り・下りともに大量に降車。ピーク時の目安混雑率|上り:150% 下り:80%ドア付近では荷物が他の乗客へ接する可能性がある。周辺に東京ディズニーリゾートと提携するホテルがあることから、ディズニー客も一定数乗ってくる。それでも、朝ラッシュ時はほとんどが通勤通学の人たち。ピーク時の目安混雑率|上り:120% 下り:80%武蔵野線へ乗り換える人が降りていくものの、乗ってくる方が多数派。手荷物が他人に触れる可能性はまだ低い。スマホの操作も車内奥・ドア付近いずれもまだ可能な範囲。リュックを背負って乗るのは困難で、少なくともドア付近では不可能。ピーク時の目安混雑率|上り:100% 下り:50%蘇我始発はほぼ座れない。降りていく人が一定数いるが、すでに乗っている人たちに座られてしまう。海浜幕張駅始発に限って並べば座れる。手荷物が他人に触れる可能性はまだ低い。スマホの操作も車内奥・ドア付近いずれもまだ可能な範囲。リュックを背負って乗るのは微妙。下りは大量に降車。ここからはほぼ全員が座れる。ピーク時の目安混雑率|上り:80%通勤快速に限って大混雑。ドア付近では窮屈感があり、スマホの操作はできない可能性が大きい。車内奥ならまだ空間には余裕があり、スマホの操作ができる。新木場駅までノンストップのため、長時間満員電車に乗ることが必須。各駅停車は座れる確率が高く、始発なら並べば座れる。京葉線の場合、東京ディズニーリゾートへ向かう人が多く利用する路線でもある。下り線の場合、7:00~8:00に舞浜駅に到着する電車は混雑しているが、ほとんどの乗客は舞浜駅で下車する。つまり、多くがディズニーランド・ディズニーシーに行く人というわけである。開園時間は午前8時の場合がほとんどのため、それに合わせて朝の下りはディズニーラッシュとなる。平日であれば通勤ラッシュに合わせて電車の本数がかなり多くなる。京葉線は朝は3~4分間隔、夕方以降は4~5分間隔で電車が走っている。ディズニーへ向かう人を十分さばききれるほどの輸送力であり、それよりも通常の通勤・通学の利用客を輸送する方が問題となっている。土日はもっと混雑する。通勤客はほとんど見当たらないというよりは、ディズニーに行く人々が多すぎて目立たないだけであるが、下り線の東京~舞浜はかなり混雑する。土日祝日の休日ダイヤでは、平日よりも電車の本数が少ない。平日ダイヤだと、朝は3、4分間隔で走っているが、休日は5分以上空く。武蔵野線の電車を合わせても少ない。したがって、平日の通勤ラッシュと同じくらい京葉線の下りは激しく混雑する。10:00を過ぎると、東京ディズニーリゾートへ向かい人は落ち着いてくるため、電車も空席が出始める。夜になると、今度は舞浜駅から乗ってくる人が多くなる。ピークは22:00の閉園直後の時間帯である。遊んできた人々が皆一斉に帰路につくため、電車は急に混雑する。ハロウィーンやクリスマス、バレンタインなどの特別なシーズンになるとますます人が増えるため、帰りの電車は混み合いやすくなる。また、夏休み・冬休み・春休みの時期も子供連れの人々で混雑しやすい時期である。>>電車の混雑率の数値ごとの概要は上記の通り。京葉線では基本的に150%が上限だが、遅延時には200%近くになることがある。参照:上記の表は京葉線(東京~蘇我)と接続する各路線の混雑状況について。さらに首都圏エリアの他の鉄道網の朝ラッシュ時の混み具合についても取り上げる。東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿しています。私見が含まれますが、是非読んでいただけたらと思います。》阪神高速道路の新卒採用の倍率は推定30倍! 就職難易度(職種別)首都高速道路の新卒採用の倍率は推定30倍! 就職難易度(職種別)トヨタグループの中途採用の難易度、各社ごとに一覧化NEXCO西日本の新卒採用の倍率は推定20倍! 就職難易度(職種別)NEXCO中日本の新卒採用の倍率は推定30倍! 就職難易度(職種別)NEXCO東日本の新卒採用の倍率は推定20倍! 就職難易度(職種別)©Copyright2020 京葉線が止まった場合、舞浜駅から一番近くにある「他の路線」は、浦安駅になります。浦安駅には「東西線」が走っています。 (ちなみに新浦安駅と葛西臨海公園駅は、舞浜と同じ京葉線です) 11月08日 16時24分05月16日 15時13分09月12日 12時00分
春は鉄道の遅延が多い季節。新入生・新社会人がどっと増え、慣れない通勤・通学で乗降に時間がかかることが原因だとか。では、首都圏で遅延が多い路線はどこなのでしょうか。国土交通省が交通政策審議会へ提出した資料で明らかになっていますので、まとめてみ jr京葉線の混雑する時間帯および区間ごとに調査。朝夕の通勤ラッシュで満員のピークの目安や空いている車両は何両目なのか。ディズニーへの行き帰り客の動向も大きく関わってくる。 公式アカウントLIFULL HOME'S PRESSからのおすすめ記事や住まいに関するお役立ち情報などをお届け!twitterFacebook最も遅延率が高かった路線は?~首都圏11事業者遅延証明書の発行状況。LIFULL HOME'S PRESSは住まいの情報(オピニオン、トレンド、知識、ノウハウなど)を掲載。住まいに関するさまざまな情報から、一人ひとりが楽しみながら住まいをプランし、自信の持てる住まい選びができるよう応援します。【LIFULL HOME'S PRESS/ライフルホームズプレス】 最も遅延率が高かった路線は?~首都圏11事業者遅延証明書の発行状況。lifull home's pressは、住宅の最新トレンドや専門家による正しい住宅情報を発信していきます【lifull home's press/ライフルホームズ …