リキスミアは、朝食後に注射することで朝食後の食後高血糖を強力に抑える作用を持つ。 リキスミア皮下注(リキシセナチド):glp-1受容体作動薬 インスリングラルギンは持続的なインスリン作用を有し、1日1回の投与で特にピークもなく持続的に緩やかな血糖降下作用を示します。 作用を簡単に説明すると、『血糖値が高い時にインスリンの分泌を促し、血糖値を下げる』となります。 各製品で違いがあるので、インスリンとglp1作動薬の併用処方をみたら、一度確認することが必要。 リキスミアの用法. positive addition基礎インスリン+glp-1受容体作動薬による併用療法へ リキスミアとは?「リキスミア」は、glp-1受容体作動薬と呼ばれる種類の2型糖尿病の注射薬です(注射剤ですが、インスリン代替薬では … 6月8日に、基礎インスリン製剤( ランタス )と、glp-1受容体作動薬( リキスミア )の配合薬、 ソリクア配合注ソロスター が発売されました。 基礎インスリン製剤とglp-1受容体作動薬の合剤では、昨年9月に発売されたゾルトファイに次いで2つ目となります。 リキスミアとは? では名前の由来からいきましょう。 一般名の『lixisenatide(リキシセナチド)』と「照らす」を意味する『lluminate』を合わせて 『lyxumia(リキスミア)』 と命名されました。. バイエッタとリキスミアの違いは、バイエッタが1日2回注射が必要なのに対して、 リキスミアは、1日1回でよい点が挙げられます。 また、先にも述べましたが、リキスミアは、基礎インスリンとの併用が、保険適応となった事が挙げら得ます。 私の薬局でまだ使っている人を見たことがありませんが、インスリンとGLP-1アナログの配合注射液というのがすでに販売されている。昨年2019年9月26日に発売されたゾルトファイ配合注(トレシーバ+ビクトーザ)と、2020年6月8日に発売されたソリクア配合注ソロスター(ランタス+リキスミア)である。持効型溶解インスリンが空腹時血糖をコントロールし、GLP-1受容体作動薬が食後血糖を改善する。この配合剤のメリットとして、インスリンの弱点を補う、低血糖と体重増加のリスクを増やさずにHbA1c低下を示すことができるという。気になるのが、用法用量である。インスリン製剤であれば、単位数で調節しているが、配合剤になるとどのような調節方法になるのか。「ゾルトファイ」1ドーズ=「トレシーバ」1単位+「ビクトーザ」0.036 mgゾルトファイの用法用量は以下のとおり通常、成人では、初期は1日1回10ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして10単位/0.36 mg)を皮下注射する。投与量は患者の状態に応じて適宜増減するが、1日50ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして50単位/1.8 mg)を超えないこと。注射時刻は原則として毎日一定とする。なお、本剤の用量単位である1ドーズには、インスリン デグルデク1単位及びリラグルチド0.036 mgが含まれる。ソリクアの用法用量は以下のとおり通常、成人には、5~20ドーズ(インスリン グラルギン/リキシセナチドとして5~20単位/5~20μg)を1日1回朝食前に皮下注射する。ただし、1日1回5~10ドーズから開始し、患者の状態に応じて増減するが、1日20ドーズを超えないこと。使用時点は、ゾルトファイは指定が無いが、ソリクアは朝食前に決まっている。リキスミアが朝食前の用法だからね。使用上限量が、ゾルトファイが50ドーズ、ソリクアが20ドーズと決まっている。ソリクアについては、海外では、インスリン グラルギンとリキシセナチドが3単位:1μgおよび、2単位:1μgの配合比の製剤が承認されているとのことなので、日本では上限を抑えることで低血糖のリスクを回避しようとしているのかなあ、と推測する。これらの配合剤は2種類の成分を混合してあるが、懸濁液ではないため、注射前に混和する必要はない。2020年6月現在の各GLP-1アナログ製剤の適応症は以下のようになっている。●バイエッタ:2型糖尿病ただし、食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤又はチアゾリジン系薬剤との併用を含む)を使用しても十分な効果が得られない場合に限る。リキスミア、ビクトーザ、トリルシティの適応症には縛りが無いので、インスリンとの併用は可能。各製品とインスリン製剤等との併用に関する添付文書の注意書きは、●トルリシティ:本剤とインスリン製剤との併用における有効性及び安全性は検討されていない。トルリシティとインスリン製剤との併用は微妙。またトルリシティとDPP4阻害薬の併用についても、「本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。」とある。ビクトーザも然り「本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。」とある。ビクトーザとインスリン製剤の併用については、臨床試験も行われており問題ない。各製品で違いがあるので、インスリンとGLP1作動薬の併用処方をみたら、一度確認することが必要。リキスミアは、朝食後に注射することで朝食後の食後高血糖を強力に抑える作用を持つ。リキスミアの最大の特徴は、インスリン製剤との併用が可能であること。勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、カテゴリプロフィール最新の記事人気の記事タグ検索 リキスミア | 添付文書(副作用・効果・効能)。サノフィ 医療関係者向け 製品情報サイト、製品に関するさまざまな情報の閲覧や疾患啓発用小冊子のダウンロード等をご利用いただけます。 「服薬指導のエッセンス」~薬剤師のための患者さんへの接し方と服薬指導~著書「服薬指導のエッセンス」(東京図書出版)掲載内容の更新情報です。新薬などについても掲載しています。なお、患者さんの安全のため、添付文書などでの再確認をお願い致します。本を含め、各自の責任で利用してください。また、無断転載はお控えください。 「通常、成人には、 ゾルトファイと同様に、「ドーズ」という単位になっています。本当に分かりにくいですね(苦笑)。デバイスは注意点は以下にまとめましたので参照して下さい。 空打ちは1回2ドーズ。保存は「凍結を避け、2~8℃」、さらに取り扱い上の注意として「先行のゾルトファイは、使用中は冷所保存が可能ですが、今回のソリクアは使用中は室温保存です。こんなの、覚えられないので、表にまとめておきます(笑)。ソリクア、ゾルトファイの両方を掲載しますので、参照して下さい。 (以下にアクセスすると大きくなります) なお、参考までに、ソリクアの取り扱い説明書も掲載しておきます。 ※「服薬指導のエッセンス改訂第3版」が発売中です。自費出版のため、広告媒体がありません。東京図書出版のHPで立ち読みもできますので、よろしくお願い致します。購入された方でお勧めできると思っていただけた際には拡散をお願い致します(苦笑)。 ツイッター:******************************************************************************