例えば、「足がつったような状態だった」というところまでは覚えていても、それが右足なのか左足なのか、ということまで覚えている飼い主さんは少ないのではないでしょうか。一見して様子がおかしいため、視界に入っていたならば飼い主さんはすぐに気がつくはずです。特に初めて愛猫の発作に遭遇した飼い主さんは、どうしたらいいのか、またなぜこのような状態になってしまうのかわからずにパニックになってしまいますよね。また、病気が進行してしまうと、治療手段も限られたものになってしまいます。発作を起こしたら裏に何か病気が隠れているかもしれないと考えて、可能な限り素早く受診し治療を受けることが大切です。発作が収まったら、猫の体をタオルや毛布など、柔らかいものでやさしく包んであげましょう。毛布でくるまれると、猫は本能的に落ち着くことができます。しかし一方、発作が終わると猫はケロリとして何事もなかったかのように再び立ち上がったり、あるいは少しぼーっとするものの、いつもどおりに行動しはじめたりします。また、発作はいつどこで起きるかわかりません。猫が発作を起こしている間、猫がものにぶつかったり、高いところから落ちたりして怪我をしないよう、猫の周囲にあるものを撤去しましょう。猫の安全を確保することが、まず最優先です。猫の発作の頻度は猫や原因によっても異なります。頻度が少なければ1年に1回発作を起こすだけ、ということもあるでしょう。しかし、発作をそのままにしておくと、だんだん悪化していく可能性が高くなります。しかし、発作が多くなって来るころには、原因となっている基礎疾患も進行してしまい、治療が難しくなる場合があります。少しならともかく量が多い場合は、よだれや泡が気管に入るようなことがないよう、また発作で激しく動いている最中に体が汚れないよう、頭を高くしてあげるのがおすすめです。猫が突然発作を起こしたら、発作が収まり次第、動物病院へ連れて行く必要があります。動物病院で獣医さんに説明するために、発作の様子を動画で撮っておくとよいでしょう。有名なところではてんかんがあります。先天的に脳に異常があったり、あるいは後天的に脳が損傷したりすることでてんかん発作を引き起こすことがあります。猫の発作はなんらかの疾患の症状として現れることが多くなります。猫の発作の原因は様々ですが、例えば以下のようなものがあります。また、1度発作を起こしたのであれば、その後もまた発作を起こす可能性が高くなります。愛猫へ負担をかけないためにも、発作への対処法をあらかじめ熟知しておき、いざ発作が起きたとき冷静に対処できるようにしておきましょう。猫が発作を起こしている間、飼い主さんがしてあげられることはそう多くはありません。心配かもしれませんが、まずは冷静に動画に撮りましょう。猫の元気がない時のチェックポイント。不調のサインを見逃さないで!猫によっては発作の回数が少なく、半年~1年に1回という場合もあるかもしれません。また、発作が終わればケロリとしていることもよくあるので、飼い主さんはつい様子を見てもいいだろうと考えがちです。特に初めて発作を目の当たりにした飼い主さんの場合、獣医さんに発作の様子を事細かく説明するのは難しいものです。発作を起こしている間の異常な様子を見ると、飼い主さんはつい心配になって猫の体をゆすったり、声をかけたりするかもしれません。しかし、このような、余計な刺激を与える行為は飼い主さんや猫が怪我をする原因になります。猫が発作を起こす時、その裏では何らかの病気が静かに進行している可能性もあります。1回でも発作を起こしたのであれば、決して見過ごさず、病院できちんと検査をしてもらい、原因究明に努めた方が良いでしょう。重い病気ほど、早期発見することで大事に至らずに済むはずです。突然やってきて、数十秒~数分で終わるのが猫の発作です。発作の様子は様々で、拾ったばかりの子猫など、よくあるのが低血糖です。特に病気というわけではなくても、長く空腹を抱えていたり、栄養失調を起こしたりすると低血糖や、低血糖による震えやけいれんなどの発作を起こしやすくなります。てんかんの場合は発作だけが症状として現れるため、発作を抑える薬を飲み続けるなど長期的な治療が必要になります。心臓病や脳梗塞などの病気や癌、感染症などによっても発作を引き起こすことがあります。病気が原因での発作であれば、血液検査など簡単な検査ですぐにわかることも多いはずです。しかし、その一方でなかなか原因が明らかにならない場合があります。発作中と後の落差が激しく、またいつも通りに戻る猫の様子に安心してしまうこともありますが、決して油断してはいけません。発作を起こしている間の猫は、自分で自分の体を制御することができません。また、1回あたりの発作の時間が以前より長くなったり、時には5分以上も続くような「重積発作」となってしまう場合もあります。病気などが原因の発作の場合は、発作の元となっている病気を治すことで発作も治ります。なんの病気かによって、治療方法や治療期間は全く異なることに注意しましょう。さらに、もし猫が危険な場所で発作を起こしていて、移動させなければならないという場合も、あらかじめ毛布でくるんであげると、発作中でも怪我をしないで済むでしょう。猫が落ち着いてきたら、そのまま動物病院へ連れて行きます。猫から聞こえるグーグー音の正体。鼻・お腹・喉のどこで鳴ってる?などがあります。特に、発作中の猫にありがちなけいれんは、ピクピク震えるといった生易しいものではなく「バタバタバタバタッ!」という非常に激しいものです。もし原因不明といわれてしまった場合は、セカンドオピニオンを求めたり、病院を変えたりするのも1つの方法です。また、もしも血液検査など基本的な検査すらない場合は、飼い主さんの方から検査をお願いしてみましょう。発作の原因は様々なので、そのような細かな観察も診断の参考になる場合があります。動画を撮っておけば、飼い主さんがいちいち覚えなくとも、あるいは説明しなくとも、正確な状況がわかるので便利です。発作の様子を見ることで原因がざっくりとわかる場合もありますが、素人が一見して判断することは不可能です。動物病院で血液検査やMRI検査、レントゲン検査などをした上で診断されることになるでしょう。猫の発作は、数十秒~5分以内で収まることがほとんどです。最低限の安全を確保したら、発作の間は猫にできるだけ触れず、発作が収まってから猫のケアをしてあげるようにしましょう。一瞬前までいつもと変わらない様子だった愛猫が、急にバタリと倒れて激しくけいれんし始める……というような状態のことを発作と言います。このようなケースもあるので、早期発見や検査は非常に重要です。原因がうやむやのまま不安を抱えることがないように最善を尽くしましょう。また、もし動画が撮れない場合は、発作の様子や時間を詳細に覚えたりメモをとったりしておき、獣医さんに報告できるようにしておきましょう。猫の背中がピクピクと震えたら要注意。もしかしたら知覚過敏症かも最終的には、1日に何回も発作を起こしたり、あるいは発作を起こした直後に、再び発作を起こしたりする「群発発作」という状態になってしまうこともあるので注意が必要です。では、猫が発作を起こした時、飼い主さんがしてあげられることはなんでしょうか。発作は繰り返し起こるものであるため、いつ起きても平気なように、以下のような基本の対処法を頭の中に入れておきましょう。発作の際、大量のよだれを垂らしたり、泡を吹いたりしてしまう猫もいます。発作を起こしている間中、猫は意識がなく、自分で避けることができません。また、異常がないのに、あるいは原因不明でてんかん発作を起こすこともあります。てんかんの種類によっては、発症に遺伝やストレスが関わっているとも考えられており、予防にも限界があるのが現状です。また、発作が起きた直後は猫はぼんやりしていることも多いので、動き回らせないことで怪我の防止にもなります。
猫の痙攣(けいれん)発作は、ある日何の前触れもなく突然起きるかもしれません。多くの飼い主さんはとても驚かれますし、「そのまま死んでしまうのではないか」と考えてしまう方もいらっしゃいます。ただ実際には、落ち着いて対処すれば大丈夫な場合も多々あります。 ?元気がない、食欲不振、ぐったりしている、立てない、ふらつく、震える、などの症状が現れます。症状が進むと痙攣、昏睡、失明といった重度の症状が現れます。かなりの重度になると回復する見込みが難しい程に脳が損傷したりする危険性もあり、最悪亡くなってしまうこともあります。体温を上げても体調が悪い様子が続くようであれば、すぐに獣医師の診断を受けましょう。震えや痙攣を放置するのは、大変危険です。健康診断を受けていないのだったら、この機会に全般的な血液検査と尿検査を受けましょう。尿が腎盂にたまると腎臓が腫れ上がり、お腹にしこりを認めることがあります。脂質の代謝異常は糖尿病などのホルモン異常や膵炎、栄養バランスの取れていない食事や急激なダイエットなど、様々な原因が引き金となって起こります。また、引っ越しやよその家に預けられる、入院など、生活環境の急激な変化がストレスとなって食欲不振に陥ったりすると発症することもあります。通常、発作は数秒から数分間続き、突然終了します。痙攣発作を何度も繰り返す場合(重積発作)もあります。重積発作は脳に深刻な障害を与え、ときに命に関わることもあるため、発作が30分以上続く場合には緊急処置が必要です。尿毒症になると、食欲低下、嘔吐、下痢、口臭、体重減少等が認められるようになります。さらに症状がひどくなると、痙攣や昏睡などの神経症状を起こし、命に関わることもあります。猫が熱中症になる原因や、どのような症状が出るのか、また熱中症の応急処置についてご紹介します。もし熱中症になってしまった時の応急処置方法や、熱中症の予防法、熱中症対策についても知っておきましょう。結果、異常が見つからなければ定期的な健康診断で様子を見て行くこともあります。症状は、原因となる物質や食べ物によって異なります。よだれを流す、瞳孔が縮まる、震える、運動失調、痙攣発作、高体温といった神経症状を示すものもあれば、嘔吐や下痢、あるいは口腔内のただれといった消化器症状が強く出るもの、出血傾向や可視粘膜の蒼白化、頻脈といった貧血症状を起こすものもあり、原因物質によって多種多様です。中毒の原因によっては、腎不全や肝不全に進行することがあります。尿毒症は、腎不全などの進行によって腎臓の機能が低下し、本来なら尿として体の外に排泄されるはずの老廃物が排泄されないことにより生じます。放置すると毒素が体内に蓄積して、やがて全身の臓器に障害をもたらします。ただし、症状が重篤な時はチェックしている場合ではありません。すぐに病院へ連れて生きましょう!震える、痙攣を起こすなどの理由は病院で検査をして突き詰めていかないとわかりません。急に震え出した場合は全般的な「血液検査」と「尿検査」が必須です。理由がわからない時は抗アセチル抗体、筋電図、内分泌等の検査や全身のレントゲン、MRI検査が必要になることもあります。食欲の低下、元気がなくなる、尿の量が明らかに減る、あるいはまったく出ない、頻繁に嘔吐する、などといった症状が見られます。病状は急激に悪化することが多く、治療が遅れると脱水を起こし、アンモニアのような口臭がし、嘔吐がさらに酷くなります。痙攣や体温の低下、昏睡といった重度の症状が現れ、命に関わる場合もあります。急に猫がブルブルっと震える。眠っている最中にピクピクと痙攣する。愛猫が震えたり痙攣したりすると、少し気になります。夢を見ているの?ひょっとして病気?猫は犬などに比べて震える、という動作は見られません。そんな猫が震える時は何らかの病気の可能性もあります。猫が震えたり痙攣を起こす時、私たち飼い主はどのような対応をすれば良いのでしょうか?人用のサプリメントや医薬品類の不適切な投与、腐りかけの魚肉中の細菌やキャットフードに生えたカビの摂取、薬品類や観葉植物などの誤飲・誤食など様々なことが中毒の原因となります。Copyright©2014 PetSmile Co., Ltd. ALL Rights Reserved.震える、痙攣するなどの症状が現れる病気は以下のようなものがあります。 猫のストレスサインとは?ストレスが溜まったときの行動と解消法. てんかん予防にストレスフリーを. Copyright (c) JAPAN ANIMAL MEDICAL CENTER All Rights Reserved.治療は原因により様々ですが、基本的に以下の2つが治療の柱となります。その2つとは、根本的治療(根本的な原因となっている疾患や異常に対する治療)と、対症的治療(症状を抑えたり緩和したりする治療)です。猫が痙攣発作を起こしてしまう原因や病院で行う診断や治療についてご紹介させていただきます。頭蓋外疾患の場合では、ほとんどのケースが動物病院で血液検査をすることで、発作の原因を突き止めることが出来ます。また、心臓の検査(聴診、レントゲン、超音波エコー、心電図等)を実施することで、心臓性の発作の可能性もある程度判断する事ができます。頭蓋内疾患の場合、診断にはMRI(場合によってはCTも)が必須になります。また併せて脳脊髄液の検査、感染症の検査等も必要になることがあります。特発性てんかんは、上記の検査で異常が認められない場合の除外診断(明らかな原因が見つからないもの)や脳波の検査により診断されます。以上のような治療を行った結果、ひとまず発作が落ち着けば、必要に応じて脳圧降下剤やステロイド剤の投与を行い、状態がある程度安定した段階で診断の為のMRI検査をお勧めしています。特発性てんかんの場合は、根本的治療は現在の医学には存在せず、対症的治療が中心となります。それはある日、突然やってきます。あなたが自宅でくつろいでいると遠くで大きな物音がしました。「タマったらまたいたずらして!何してるのかしら?」と思って見に行ってみると…なぜ麻酔薬を用いてまで発作を止める必要があるのかと言うと、発作を短時間に何度も繰り返す「群発発作」や、発作状態が15~30分以上続く「重積発作」では、脳の神経細胞が不可逆的(元に戻らない)な損傷を負ってしまうことがあるからです。その場合、例え発作のコントロールが出来ても、後遺症として神経機能に異常が残ってしまうことがあります。 猫が高齢になってくると痙攣などの様々な症状を引き起こしてしまうことがあります。では、高齢猫が痙攣をおこしてしまう原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。今回は高齢猫が痙攣をおこす5つの原因と対処法についてご紹介させていただきます。 猫伝染性腹膜炎は、ネココロナウイルスの一種である「猫伝染性腹膜炎ウイルス」の感染が原因で発症します。 他の感染症にかかっている猫、ストレスの大きい猫、子猫や老猫など、免疫力の弱い猫が発症しやすい傾向にあります。感染しても発症しないケースもあれば、後に何らかのきっかけで発症するケースもあります。 「寝ている時に猫が震えてるんです!」猫を飼い始めたばかりの方に、相談を受けたことがあります。たしかに、猫がビクビクッと震えたら、心配になりますよね睡眠中の痙攣には、理由があります。でも、病気の可能性も0じゃないかも?!わかやすく紹介します♪ 原因がなんであれ、ストレスは動物の脳に多大な負担を与えます。 そのため、ストレスが加わるとてんかんが起こりやすくなるといわれています。 特に神経質な猫は、大きな音や来客など怖いものがたくさんあります。 普段からストレスフリーな生活を心がけて、てんかんのトリガーを引かないようにしてあげましょう。 痙攣発作の原因は大きく分けると以下の三つに分かれます。頭蓋内疾患は頭の中の異常、疾患という事になります。具体的には、脳炎、脳腫瘍、脳出血、脳梗塞、外傷等が当てはまります。頭蓋外疾患は頭の異常以外のものの総称で、具体的には心疾患や代謝性疾患(低血糖、電解質異常、高アンモニウム血症、高窒素血症など)が当てはまります。特発性てんかんとは、上記のような明らかな原因が見つからず、その背景に遺伝的な神経異常が疑われる発作の事です。 てんかん 発作の 疑いで動物病院に連れても、その発作がどんなふうに始まったか、発作の頻度回数はどのくらいか、他に目立った症状や外傷がないか。 問診をして身体検査を行いながら診断をしていきます。 神経質な一面を持つ猫、ストレスから病気になることもあります。猫がストレスを感じているときのサイン(症状)や原因、解消法につい … 原因がよくわからず先天的に痙攣発作を起こす「特発性てんかん」は猫では犬より圧倒的に少ないとされています。 中には、致死的な病気も存在するので、少しでも異変を感じた場合は動物病院に行きま …