次の写真は4月に撮影したものです。ツツジが満開でキレイです。また,荒れ地だった斜面にタイムやローズマリーを植えつけて,翌年の春を妄想してワクワクしていたものです。  次が,同じ場所の5月中旬のものです。タイムの花も終わり横に成長し,緑の領域が広がっていますが,それ以上に目立つのが奥の方にある,写真に収まりきらないほど成長した竹です。また,手前のローズマリーの下からもタケノコが生え始めています。 他の場所でも続々と無数に,タケノコは生えてきます。。  直径10cmもある切り株なのでそれなりに根は張っているはずですが,それでも生えてきています。。伐採してから数年は経っているので,根が腐ってきて竹の地下茎の侵入を許したのか,地下茎の成長力がすごいのか分かりませんが。。。その両方かもしれません。 なんでこんなランダムにタケノコがいろいろな場所からでてくるのか?これは,竹の地下茎が地中(深さ:0~1mくらい)を張り巡らされていて,その地下茎からタケノコが生えてきているためです。 それでは地下茎がどういったものなのか?確認するために,掘り起こしてみました。ときどき行き場を失った地下茎が地表にでていることがあります。この状態だと掘り起こしやすいので,竹の駆除もかねて掘り起こしてみました(本格的な竹の駆除は除草剤を使って実施します。次回の記事で書きたいと思います。)。このように地表に出た地下茎は,地上部と同じように緑色をしています。 この地下茎を掘り起こす際,以前紹介させて頂いた『バチツル』が大活躍します。スコップですと,まったく歯が立たない根が張った土面でも,どんどん掘り進めることができます。いくらでも掘り進めることはできますが,掘り過ぎると裏庭の地面がデコボコになってしまうので,ある程度掘り起こした段階で諦めて,地下茎を切断しました。  神奈川県在住。大学院卒業後,大手メーカー研究部門の課長職アラフォー。在社中にヨーロッパ留学経験(2年)あり。家族は妻,娘の3人。引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 竹の成長速度 25.4 µm/s 91.44 mm/h 振動基準VC-Bの最高速度 (8–100 Hz) 50.8 µm/s 182.9 mm/h 振動基準VC-Aの最高速度 (8–100 Hz) 10 −4: 100 µm/s 101.6 µm/s 365.8 mm/h 振動基準「使用中の劇場(ISO)」の最高速度 (8–100 Hz) 203.2 µm/s 731.5 mm/h 竹は他の木と違って、受精しなくても地下茎から毎年筍が伸びてきて生育域を広げていきます。ところが、六十年とも百二十年とも言われる間に一度、竹が花を咲かせることがあります。竹の花が開花すると、群生している竹が一斉に枯れてしまいます。 今回は,我が家の北向きの裏庭についてです。昨年(2019年)まで人が立ち入れないような鬱蒼とした場所だったのですが, しかし5月中旬のある雨の空けた晴れの日,裏庭をふと見ると今年もこのお方が。。 これを見ると,昨年(2019年)の初夏~夏にかけて,竹と苦闘した日々の記憶が蘇ります。。大げさに聞こえるかもしれませんが,竹害に苦しんだ経験のある方の一部では「悪魔」とさえ呼ばれて恐れられているのがこの「竹」なのです。 今回の記事では,あまり知られていない竹の恐ろしい性質とその結果である竹害について,我が家の裏庭を実例にご紹介します。 竹の除草剤を使った駆除についてはこちらの記事で書いています。 竹は、常緑性の多年生植物であり、毎年地下茎の節にある芽子から新しい竹を発生させ、わずか数か月で立派な竹に生長するという特徴があり、1日(24時間)にマダケで121cm、モウソウチクで119cm伸びたという記録があります。  それがこちらの写真です。地下茎は地中の中でもは黄色というか薄茶色というか,普通の庭木の根っこと同じ色をしています。 地下茎の節から根がでています。これこそが本当の『竹の根』です。この『竹の根』で春まで栄養を吸収し,初夏にそのエネルギーをタケノコの成長のために一気に消費します。  竹の本体は地下茎です。仮に地表に出たタケノコを切っても、庭木で言うところの枝を切ったに過ぎないです。これをイメージしやすいように,タケノコと地下茎が連結されている部分を実物で確認してみます。 今度は『タケノコ付きの地下茎』を見てみたいということで,作業がしやすそうな平な場所で,かつ根が浅く掘り起こしやすそうなタケノコを選んで,掘り起こしてみました。 実際掘り起こしてみると,横に伸びた地下茎からタケノコがニョキっと伸びているのが分かります。このような地下茎が地面に張り巡らされていて,1mくらいの間隔でタケノコがときどき出てきます。変なたとえですが,魚の骨の背骨が地下茎で,小骨がタケノコのようなイメージです。 という訳で,竹を根絶するには,文字通り竹の本体である地下茎をなんとかしないといけないということになります。  これは竹そのものではないですが,意外に見落としがちな非常にやっかいな問題です。 タケノコが生えてくるのは,ちょうど蚊が発生し始める初夏の頃です。昨年は竹対策の動きだしが遅く,6月下旬くらい処分の検討したのですが,まず梅雨がはじまっていて(2019年は歴代稀に見る梅雨の長さでした)作業効率に支障がでたのと,梅雨の湿度の高さで蚊が大量に発生しました。竹藪は,鬱蒼としているのでなおさら蚊が発生しやすい環境です。 竹の作業時はいつも,大量の蚊にまとわれつかれながら作業をして,作業後にダッシュで立ち去る,というとても大変な作業でした。じっくり作業できればはかどるのですが,そうもいきません。 そのため作業前には,蚊専用の殺虫剤が欠かせません。 蚊に邪魔をされないためのもう1つのポイントは,蚊の発生がピークになるタケノコが成長しきる前に,駆除作業を進めることです。こうすることで様々なメリットがあります。これについては次回に記事で書いていきたいと思います。  ここまで竹の恐ろしい性質について書いてきましたが,竹を処分しないでそのまま放置すると何が起こるか,大体想像がつくのではないでしょうか。   つまり,竹を放置すると庭づくりどころではなくなってしまいます。そこで忍びない気持ちもあるのですが,昨年から竹を地下茎から枯らす作業に着手しています。昨年は,初年度で慣れないところもあったので,今年も竹が生えてしまいしたが, すでに長くなってしまったので,竹の処分については次回書いていきたいと思います。    今回は,我が家の裏庭に生えた竹を実例に,竹の恐ろしい性質と竹害について,ご紹介しました。既に,具体的な竹の駆除に取り掛かっていますので,次回の記事で詳しく書いていきたいと思います。 竹の高さ1m付近から急激に成長速度が上がっていることが分かります。 これを確認する意味でも,せっかく定点観測したので,グラフにしてみました。竹の高さと,竹を発見した5月17日の昼時点からの経過時間を日にち単位で示しています。 七五三掛(山形県鶴岡市)の地滑りの速度 8.405 ×10-6: 3.026 ×10-5: 2.804 ×10-14: 2.804 ×10-6: 東京タワーの建設速度 (332.6mを458日で) 1.4 ×10-5: 5.04 ×10-5: 4.67 ×10-14: 4.67 ×10-6: 竹の成長する最高速度 (120cm/日) 2.331 ×10-5: 8.392 ×10-5: 7.775 ×10-14: 7.775 ×10-6 竹が花を咲かせると竹林が消滅する理由. 竹は「地下茎」と言って茎が地下に埋もれています。 その1本の茎から沢山の竹がニョキニョキと生えてくるのです。 よく勘違いされていますが、地上に見えている竹1本が植物として独立している訳ではありません。

竹の性質 竹の生長.  まず竹の恐ろしさについて整理したいと思います。その前に,この後で出てくる,『竹』と『タケノコ』の違いについて簡単に整理したいと思います。『竹』と『タケノコ』の違いですが,『タケノコ』は竹の若芽です。地表に出たての『タケノコ』は柔らかく食用に供されますが,生えて1カ月ほどで木質化し固くなり『竹』になります。 次に,竹の恐ろしい性質その1です。 まずこれです。これは当ブログで扱っている植物や庭木とは,けた違いの成長速度をもっています。 まず最初にタケノコの存在を確認したのが しかしその後,急成長します。 これを確認する意味でも,せっかく定点観測したので,グラフにしてみました。竹の高さと,竹を発見した5月17日の昼時点からの経過時間を日にち単位で示しています。 このように, 一方で,tenki.jpで過去の天気を調べて,日々の最高気温も並べて示していますが,タケノコを発見した日こそ最高気温27℃でしたが,翌日からは最高気温が20℃を下回る例年よりかなり涼しい日が続き,この間の竹の伸びは緩やかです。その後,竹の高さは測っていないものの,タケノコ発見から7日過ぎたあたりから気温が25℃以上になり,10日経過前後から見られる急激な成長に繋がったようにも見えます。 つまり,竹の成長が気温が上がったことで促進されるのだとすると,次の図のように,実は,気温が上がった8日目あたりから急激な成長は始まっていたのかもしれません。経過日数5~10日に測長をしなかったのが悔やまれます。。 竹の高さ1mぐらいで成長が加速するのか,気温によって成長が加速するのか,どちらが正しいのかは,今回のデータだけだと残念ながら判断できませんが(どうでもいい??) だいぶ横道に逸れてしまいましたが,,,なぜ竹はこんなに急激に成長できるのでしょうか。それは,この後でてくる竹の本体である『地下茎』に春までエネルギーチャージし,初夏のこの時期にそのエネルギーを爆発させるためです。