野球にはアンダースロー(サブマリン)と呼ばれる下手投げの投球フォームが存在します。プロ野球の長い歴史を見てもアンダースロー投手として知られる投手は26人と極めて珍しく、現役でも5名しか存在しません。当記事では、このアンダースロー投手についてご紹介します。 野球観戦歴20年超の野球オタクで、元球場職員の経歴を持ちます。 ContentsNPBでプレーしたアンダースロー投手は26名です。うち、現役選手が5名です。 <アンダースロー投手一覧>名選手も多い歴代アンダースロー投手の中でも、最強のアンダースロー投手と呼ばれる選手が山田久志です。654試合284勝166敗、防御率3.18の通算成績は圧倒的で、3年連続MVP(最優秀選手)はMVPの連続日本記録です。野球殿堂入りも果たしている、阪急ブレーブスのレジェンド選手ですね。 親子でプロ野球選手になるケースは、時々見られますが、会田照夫(父)、会田有志(子)はどちらも投手として、しかもアンダースロー投手としてプロ入りしています。ただでさえ珍しいアンダースロー投手ですが、親子そろってアンダースロー投手としてプロ入りしたのは、世界的に見ても例が無いのではないでしょうか。さらにどちらもプロ野球で勝利を挙げているのですから、見事ですよね。 平成を代表するアンダースロー投手といえば、渡辺俊介を挙げる方は多いでしょう。1990年に西武・松沼が引退してから、渡辺がプロ入りする2001年まで、アンダースロー投手不在の期間が10年以上続いており、渡辺は久々のアンダースロー投手でした。渡辺の最大の特徴は、そのリリースポイントです。アンダースローは下手投げなので、当然リリースポイントは低くなりますが、渡辺のリリースポイントはその低さが際立っていました。「世界一低いリリースポイント」と称されたそのリリースポイントはまさに地面すれすれで、地面とリリースポイントの間は数センチでした。 昭和を代表するアンダースローが山田、平成を代表するアンダースローが渡辺とすると、令和を代表するアンダースロー投手は誰になるでしょうか。2020年現在、現役でプレーするアンダースロー投手は5名です。実績NO1は2020年にNPBに復帰した楽天・牧田ですが、牧田はどちらかというと平成の終わりをリードしたアンダースロー投手と言えるかもしれません。 そうなってくると、2019年に12勝を挙げて新人王を獲得したソフトバンク・高橋礼や、阪神の先発ローテーション投手として定着しつつある青柳が注目株になってきます。どちらもアンダースローでありながら速球派投手であることが共通点です。高橋が24歳、青柳が26歳と若く、まさに令和を代表するアンダースローへの期待がかかりますね。 ヤクルト・山中は成績は伸び悩んでおり、年齢も34歳と後がない状況になっていますが、投手陣に課題があるヤクルトだけに、貴重なアンダースロー投手として一花咲かせてもらいたいところです。西武・與座は怪我に苦しみ、2018年にはトミー・ジョン手術を受けたこともあり、一時は育成契約となりました。 左のアンダースローなんて見たことすらないで なんか理由あるんやろうけどワイ野球やったことないしわからんわ 2: 風吹けば名無し :2012/12/31(月) 15:51:13.17 ID:j7yM55tI
左のアンダースローで120km出せたらプロ目指せるんかな?,なんjのスレをまとめています。あまり伸びずに落ちてしまったスレが中心です。たまには長いスレも。 左のアンダースローって、今のプロ野球(1軍)にいますか?なぜ、極端に少ないので... 更新日時:2019/02/26 回答数:4 閲覧数:8; 左のアンダースローはピッチングマシーンでの再現なら穴を掘らないと再現出来ない... 更新日時:2018/08/07 回答数:2 閲覧数:8; 左のアンダースローの … 野球のピッチャーの投げ方に「アンダースロー」というものがあります。 日本語に直訳すると「下投げ」になりますが、別にソフトボールのような投げ方ではありません。 アンダースローのピッチャーの動画がこちらプロ野球でもなかなか見かけることが少ない投げ方ですが、見た感じなかなか投げる技術が難しそうですね。こういう投げ方をすると、 アンダースローにはいったいどんなメリットがあるのか?また、デメリットは何か? アンダースローについて、たくさんの気になる要素をまとめます。 「アンダースロー」という名前は和製英語で、海外で言っても通じません。英語では「 ですから、 では、サブマリン投法いわゆるアンダースローには、一般的なボールの投げ方とは違ってどんなメリットがあるのでしょうか? アンダースロー(サブマリン投法)の最大の特長は、このボールの飛び方は、一般的なオーバーハンド(上投げ)では決して出せないもの。 ですから、独特な飛び方でバッターにとっては打ちづらいことこの上なしです。打つときも、 また、投げるときのモーション中に間を入れることもできるので、ボールが手を離れるタイミングをずらして打者が空振りしやすくすることもできちゃうんです。 アンダースローは、その特殊な軌道で勝負する投げ方なので、 あまり速い球を投げられない選手でも、アンダースローの特殊性を武器にすれば十分すぎる戦力のピッチャーになることも珍しくありません。 アンダースローで投げた球は、下から浮き上がってくるような軌道で飛んでくるのが特徴です。なので、 キャッチャーがワンバウンドで捕りにくい球の処理をミスしてしまうリスクが少なくなります。 では、アンダースローで投げるピッチャーの最速記録はどれくらいの速さなんでしょうか? 日本のプロ野球と、海外のメジャーリーグでのアンダースローでの公式最速記録を比較してみましょう。 日本のアンダースローの有名投手で、南海ホークスの選手で、投手5冠を達成したほどの名ピッチャーでした。 ほかには、1970年代~80年代に阪急ブレーブスで活躍した体勢が世界一低く「ミスターサブマリン」と呼ばれた、千葉ロッテマリーンズの そんな中で、そのスピード記録は、2018年の日本シリーズの対広島戦で投げた 海外のメジャーリーグで、アンダースローの最速記録は ブラッド・ジーグラー投手は、アメリカ合衆国のアリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属していた選手で、2018年に38歳で現役を引退しています。世界の記録は日本のさらに上を行き、150キロ台を記録しているんですね。 やはり野球の本場のメジャーリーグはすごいです。 アンダースローで最速記録を出す投手のスピードが146㎞/hや150㎞/hなので、もしオーバースローで投げたらどれくらいになるのか気になるところです。 しかし、 なんと、20キロも遅くなってしまうんですね。 やはり、投げ慣れていないフォームだったり、使う筋肉が違ったりするので、オーバースローのほうが速いとは限らないようです。 ここまで、アンダースロー(サブマリン投法)のメリットや最速記録をまとめてきましたが、アンダースローにももちろんデメリットがあります。主なデメリットを3つまとめます。 アンダースローの最速記録は150㎞/hです。 オーバースローでは160キロも出ることがありますが、それと比べてどうしてもスピードは遅くなってしまいます。ですから、 まぁ、アンダースローはスピードより打ちにくい軌道での勝負なので仕方ないところではありますが。 アンダースローは体勢を低くして投げるフォームで、柔軟性が必要だと、どうしても向き不向きがオーバースロー以上にはっきりしてきてトレーニングではカバーしきれない場合も出てきますね。 ただし、 アンダースローは、そのため、盗塁をされやすいデメリットがあります。 どうしてもクイックモーションが難しいのが、ピッチャーにとってアンダースローの大きなデメリットと言えるかもしれません。 メジャーリーグでは150㎞/hの最速スピード記録が出ているアンダースロー、いわゆるサブマリン投法です。しかし、 その大きな理由の1つとして、アメリカの大リーグで起きた悲しい事件があります。 インディアンスのレイ・チャップマン選手が、ヤンキースのアンダースローの投手カール・メイズ選手の投げたボールが頭に当たってデッドボールとなりました。そして、メイズ選手は試合の翌日未明に亡くなってしまいました。 この事件がきっかけで、 野球のアンダースロー(サブマリン投法)についてまとめました。 現在では、日本はもちろん世界でもとてもレアな投げ方であり、絶滅に向かっていると言っていいくらいの投法です。しかし、 このまま、アンダースローを投げるピッチャーが全くいなくなってしまうのは寂しい気持ちになります。 メジャーリーグではデッドボールの事故が起こっているのは事実ですが、アンダースローの独特で美しい投球フォームを見れなくなるのも悲しいことです。 アンダースローの名投手が増えてくれば、デッドボールが起きないような対策や投げ方ももっと研究されて事故も減るという好循環になると思います。レアながら魅せてくれる野球のテクニックの1つ、アンダースローをなくしてほしくはない気持ちですね。