『『なお、タイトルについては『貞子女子大生の二人は都市伝説の研究家でもある大学教授の一方、入ると必ず死を遂げるというそんな彼女らをそれぞれの呪いから救うべく、異端の霊能者・『その後、2015年6月20日公開の『呪怨 -ザ・ファイナル』の宣伝の一画として、同年4月1日限定の「本作の裏テーマには「Jホラーをぶっ壊す」があり、「娯楽映画の構成としてバーン、バーンと見せていく映画を作ってきたい」という白石は「他にもこういう作品が出てきたら嬉しい」「潮流を変えたい」と思いながら制作した。本作がヒットすれば、「こういうのもアリなんだ」とプロデューサーたちがOKを出してくれるようになると白石は思っているが、ホラーではなくなっている『 白石晃士監督による映画作品「貞子vs伽椰子絶賛上映中! あまりに面白かったので小説版の本作も購入してみました。著者は「未完少女ラヴクラフト」などの黒史郎さん。白石監督も監督・原案としてクレジットされています(が、どの程度小説に関わっているのかは分からない)。 映画「貞子vs伽椰子」を見てきました。小説版とは違う展開になっていますよ。貞子vs伽椰子のネタバレや最後のラスト結末、映画続編について紹介します。純粋に映画「貞子vs伽椰子」を楽しみたい方は、以下スルーしてください。映画「貞子vs伽椰子」ネ ホラー映画ファン待望の新作映画「貞子vs伽椰子」が遂に公開されたので、さっそく初日に鑑賞してきました。かなり前から、公開されたら絶対に取り上げよう!そう決めていましたので、実は今回の記事執筆にあたり、普段より交流のある白石晃士監督に、直接メールで色々とインタビュー&質問をさせて頂きました。主に劇場パンフや雑誌などのインタビュー記事では触れられていないことや、個人的に映画を観て疑問に思ったことなど、思いつくままにお尋ねしてみた感じです。滝口:まず、本作の映画撮影にあたって、「これだけは、やってやろう」と思った点と、「これだけは、やらないでおこう」と思った点はありますか?白石監督:「貞子と伽椰子を誤魔化さずにちゃんと対決させようと思っていました。貞子と伽椰子の対決をうやむやにすることは絶対やらないぞと思ってました。滝口:次に、白石監督が関わる前と、ご自身が加入されてからの作品の方向性で、特に変わった点や、増えたor削られたキャラなどはありますでしょうか?白石監督:「あまり詳細は覚えていないのですが、内容はかなり変わっています。キャラが増えたり減ったりもありますし、元のキャラの要素を全然違うキャラに託したり、それは変異や細胞分裂みたいなものなので分かりやすい説明はできないですね。」滝口:最後に、具体的に監督の中で、「あ、これならこの映画は勝てる、あるいは、大丈夫、成功する」と思った瞬間は、どんな時でしょうか?白石監督:「最初に繋いだラッシュを見たときに「面白いな」と思えたので、勝算はあると感じました。」はい、実は以上が鑑賞前日に白石監督に送った質問メールへのご返答です。この時点では、自分も極力前情報を遮断していたため、そんなに詳しい質問も出来ず、そのため白石監督のご返答も「一問一答」的な感じになっていました。そしてついに「貞子vs伽椰子」を鑑賞!結果は、見事に観客の期待に応える素晴らしい作品でした。ただちに白石監督にこの想いを伝えたく、家に帰ってから速攻メールで質問を送らせて頂いたところ、1時間もしないうちに非常にご丁寧な返答を頂きました。以下はそのやり取りです。滝口:実は、個人的に今回一番危惧していたのが、リングから20年が経過して、すでにVHSビデオという物を知らない世代が、観客のメイン層である現代に、果たして貞子を登場させても、嘲笑の対象にしかならないのでは? ということでした。しかし、映画の導入部を観て、それはいらない心配に過ぎないということが判りました。この高画質4Kの時代に、VHSビデオを見なければいけなくなるシチュエーションの設定と、一番VHSと縁遠い女子大生に呪いのビデオが渡るアイデアの素晴らしさと説得力!もはやこの時点で、この作品の成功は100%確信出来たと思います。白石監督:「ビデオテープは私のアイデアです。参加前のプロットには、確かDVDで出ていたと記憶してます。若い人が親しんだメディアより、ちょっと距離のあるメディア、世間的にも忘れ去られ消えつつあるメディアの方が、ミステリアスで面白いと思ったのと、VHSのアナログな不鮮明さの映像とノイズがホラーに効果的だと思いました。そしてこのタイミングだからこそ、VHSが「出せ」と言っているような気がしまして。」滝口:実は、今回監督が非常に苦労されたのは、「呪怨」パートなのでは?と感じました。白石監督:「貞子の世界も伽椰子の世界も、どちらも世界を寄せてますね。力技といえば全編力技ですのでどちらが、ということはないですが、伽椰子側は人が家に入ればほぼ即死という法則ですから、出せば出すほど人が死ななくてはいけなくなって「貞子」パートより目立ってしまうので、そう見えないようにバランスをとった感じです。滝口:実は以前、ヒメアノールの映画評をこの連載記事で書かせて頂きまして、その時も佐津川愛美さんの演技力が凄い!と思ったのですが、本作でも全く違うキャラを演じていて見事でした。特に悪霊払いの祈祷シーンでの頑張りには、彼女の女優魂を見た感じがします。滝口:実は今回、白石監督の過去作を観ている人間には、「あ、ここはあれに似てる」という場面が意外に多くて、それも楽しみの一つだったのですが、特に経蔵のキャラクターと悪霊払いのシーンにそれが感じられました。「コワすぎ!」ファンには、特に楽しめる要素が多かったと思います。中でもあの女性霊媒師の存在感と説得力が凄かったのですが、残念ながら劇場パンフには、役者さんの名前が出てないんですよ。白石監督:「法柳役の堂免一るこ(どうめん・いちるこ)さんは、キャスティング担当に候補の映像資料を集めてもらって、その中から決めました。顔面力と威厳が決め手です。元になったキャラは、私が過去に心霊番組で見てきた威厳ある霊能者や横柄な霊能者などの累積で、特に誰というのはないです。」白石監督:「真面目に答えると、続編のことは何も考えていないので、依頼が来たら考えます。今のところ自分の他の作品と世界観を直接繋げるつもりはないです。」滝口:今回、過去作と比べてもかなり製作規模が大きかったのでは、と思われるのですが、白石監督:いつもですが、ありすぎてコレとは絞れないですね。ただ、出来たものが結果だと思ってますので。白石監督:呪いのビデオを伽椰子が潰すのは私のアイデアです。伽椰子の芝居は、ユーモラスに見えないよう抑えめに演じてもらいました。白石監督:カメラ主観で撮るつもりは私自身ありませんでしたし、プロデューサー陣もそのつもりはありませんでした。それが合うとは思わなかったので。貞子の世界も伽椰子の世界も実写ではあるものの劇映画の持つ抽象性によって成立しているので、もっとリアリティのルールが必要になってしまうカメラ主観のスタイルは選択肢としてありえないという考えからです。滝口:ありがとうございました!最後に監督ご自身への素朴な疑問です。白石監督、公開直後のプロモーションでお忙しい中、ご協力ありがとうございました!最後に、自分は絶対に呪われない、と語った白石監督。果たしてその自信の根拠はどこにあるのでしょうか?次回はぜひ、その点について個人的にお尋ねしてみたいと思います。現在大ヒット上映中の映画「貞子vs伽椰子」、皆さんぜひ劇場でご鑑賞頂ければと思います。(取材・文:滝口アキラ
貞子vs伽椰子、日本のホラーがまさかの合体!そのネタバレと笑劇のラストとは?リングvs呪怨というまさかの融合の結末と続編はあるのか?その笑劇の強さは破格?!貞子vs伽椰子が合体した結果、ラストのネタバレと続編の情報、笑劇の結末などをまとめました。 そしてついに「貞子vs伽椰子」を鑑賞!結果は、見事に観客の期待に応える素晴らしい作品でした。 (C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会. 映画ライターにしてブルース・リー研究家。主な著書に、「ブルースリー超全集」「俺たちのジャッキーチェン」「俺たちの007」などがある。映画のコミカライズや、日本オリジナル映画主題歌などの、「失われた映画カルチャー」にも造詣が深く、TBSラジオ「ウイークエンドシャッフル」へのゲスト出演、今関あきよし監督作品への声優出演、更には「実際に映画に出演する映画ライター」として、現在「毎月1本必ず映画に出る」をノルマに活動中。その抜群の企画力と、交友関係の広さには定評がある。 『貞子vs伽椰子』(さだこバーサスかやこ)は、2016年制作の日本のホラー映画。 『リング』シリーズの山村貞子と『呪怨』シリーズの佐伯伽椰子というジャパニーズ・ホラーを代表する2大キャラクターが共演したクロスオーバー作品 。 白石晃士監督。.