目次1 「乾杯の歌(椿姫)/ヴェルディ」の歌詞対訳と解説【La traviata/G.Verdi】(イタリア語/日本語)1.1 オペラ『椿姫』と簡単な粗筋1.2 「乾杯の歌(椿姫)/ヴェルディ」の歌詞 時間のない方のための簡単な「30秒あらすじ」舞台はパリ青年貴族アルフレードは、パリの社交界の華ヴィオレッタ(高級娼婦)に恋をします。アルフレードの情熱的な愛で、ヴィオレッタは真実の愛を見つけます。しかし、アルフレードの父は息子と高級娼婦との恋を認めません。二人は引き離されてしまいます。二人は困難を乗り越え最後に出会いますが、そのときヴィオレッタは結核で命を落とす直前でした。アルフレード … 目次どうも、こんにちは!声楽家&ブロガー&ボイストレーナーのとらよし(乾杯の歌は、オペラの第一幕で全員で歌われるシーンなので、何度も歌ったことがあります。まずは簡単にですが、椿姫のストーリーを押さえておきましょう。オペラ『椿姫』は、イタリアのオペラ作曲家であるジュゼッペ・ヴェルディによって作曲されたオペラです。彼は他にも『アイーダ』や『マクベス』『シモン・ボッカネグラ』など、数多くのオペラを作曲していますが、『椿姫』は彼の代表作であり、現在でも世界中で最も人気のあるオペラの一つです。しかし、このオペラの初演は大失敗に終わったと言われています。これは丁度オペラというものが過渡期を迎えていた頃の作品だからです。特に最後に人が死ぬようなオペラは当時あまり好まれなかったのが原因と言えるでしょう。同じようにビゼー作曲の『カルメン』も同じような経緯をたどっています。さて早速『椿姫』のあらすじを見ていきましょう。椿姫の舞台はパリです。青年貴族であるアルフレードは、パリ社交界の華・ヴィオレッタに恋をします。ヴィオレッタは高級娼婦です。彼女は仕事柄、本物の愛を信じれずにいました。しかし、青年アルフレードの情熱的な愛と求愛で、ヴィオレッタは真実の愛を見つけます。しかし、貴族の出身であるアルフレードの父親ジェルモンは息子と高級娼婦との交際を認めようとしません。ジェルモンの計らいによって、二人は引き離されてしまいます。最終的に、二人は困難を乗り越え再開を果たしますが、そのときヴィオレッタは結核で命を落とす直前でした。アルフレードの腕の中で、ヴィオレッタは息を引き取りオペラは幕を下ろします。これが簡単な椿姫のストーリーです。今回解説する「乾杯の歌」は、第一幕の冒頭で歌われます。ヴィオレッタの家で開かれている豪華な社交界場で、青年アルフレードが乾杯の音頭を取るシーンです。この場面では、まだ二人は恋に落ちていません。華やかな社交界の雰囲気を見事に表現した一曲と言えます。それでは続いで乾杯の歌の歌詞対訳を見ていきましょう!歌詞はリコルディ版の楽譜をもとに訳しています。【目次1 「君を愛す(Ich liebe dich)/ベートーヴェン」の歌詞対訳と解説【L.v.Beethoven】(ドイツ語/日本語)1.1 「君を愛す(Ich libe dich)/ベートーヴェン」 ...続きを見る先ほど粗筋で、椿姫の舞台がパリであることを書きましたが、なぜそういうことが分かるかと言えば、作曲者であるヴェルディは楽譜(スコア)にきちんと時代背景や舞台背景を記載しているのです。『椿姫』についてもう少し見ていくと、時は1850年後、1幕の季節は8月、2幕の季節は1月、3幕の季節は2月となっています。例えば、3幕でヴィオレッタは結核でなくなるわけですが、それは一番寒さが厳しい2月に設定されているのも納得です。また、8月はやはり暖かく陽気な気候ですので、恋が芽生えるのに最適な時期と言えるでしょう。さて、歌詞対訳を見ていくと、特にヴィオレッタのキャラクターがこの歌で明らかになります。ヴィオレッタが歌い出してから二行目と三行目は「Godiam, fugace e rapido è il gaudio dell'amore;/楽しみましょう、愛の喜歓は束の間で、そして一瞬なのです、È un fior che nasce e muore,né più si può goder./それは生まれては枯れる一輪の花で、もう楽しむことができないのです。」となっていますね。目次1 第九交響曲の和訳&対訳!合唱パートの解釈は?歌詞の意味も解説!〈ベートーヴェン作曲, 歓喜に寄す〉1.1 第九交響曲の歌詞対訳と解釈&解説1.1.1 ベートーヴェンがなぜこの詩を選んだのか1. !おすすめ記事半年以内に読んで良かった本をランキング形式でお届けします!気になった本があれば是非読んでみてください~!歴史的名著。読む以外に選択肢がない。心の風邪と呼ばれ、社会問題ともなっているうつ病。実はビジネス書として有名な1冊だが、実際には とらよしがドイツ音楽留学中にはじめた雑多ブログ! ヴィオレッタは高級娼婦で、オペラ『椿姫』は詳しくは下記の椿姫のあらすじをご覧ください。ここでは椿姫『乾杯の歌』の歌詞と対訳を紹介したいと思います。専門家の日本語訳ではありませんので、参考程度にご覧ください。メトロポリタン歌劇場2018-2019シーズン【ALFREDO/アルフレード】【TUTTI/全員(合唱など)】【ALFREDO/アルフレード】【TUTTI/全員(合唱など)】【VIOLETTA/ヴィオレッタ】【VIOLETTA/ヴィオレッタ】【TUTTI/全員(合唱など)】【TUTTI/全員(合唱など)】【VIOLETTA/ヴィオレッタ】【ALFREDO/アルフレード】【VIOLETTA/ヴィオレッタ】【ALFREDO/アルフレード】【TUTTI】【VIOLETTA/ヴィオレッタ】【ALFREDO/アルフレード】【VIOLETTA/ヴィオレッタ】【ALFREDO/アルフレード】【全員】クラシック音楽「名曲」の解説と名盤(Musica Classica) All Rights Reserved. ...続きを見るこれはヴィオレッタが永遠の愛、いわゆる真実の愛を信じていないことを表しています。そしてそのヴィオレッタがついに真実の愛を、愛すべき人を見つけたのにも関わらず病気で命を落とすという物語のストーリーがこのオペラの核になるとこでしょう。ちなみにこの乾杯の歌で使われるお酒は、もちろんワインやシャンパンといった洋酒ですね。曲の歌詞の意味が分かると聴いた時の感じ方も違って来るので、是非楽しみながらこの曲を聴いて見てください!またこちらのサイトでは他の有名な曲も歌詞対訳があるので、気になる曲があれば是非チェックしてみてください!目次 1 「魔王/シューベルト」の歌詞対訳と解説【Erlkönig/F.Schubert】 1.1 「魔王/シューベルト」の歌詞対訳① 1.1.1 「魔王/シューベルト」の歌詞対訳② 1.1.2 「魔 ...続きを見る目次 1 「鱒(ます)/シューベルト」の歌詞対訳と解説【Die Forelle/F.Schubert】(ドイツ語/日本語) 1.1 「鱒(ます)/シューベルト」の歌詞対訳① 1.1.1 「鱒(ます)/ ...続きを見る目次 1 「野ばら/シューベルト」の歌詞対訳と解説【Heidenröslein/F.Schubert】(ドイツ語/日本語) 1.1 「野ばら/シューベルト」の歌詞対訳① 1.1.1 「野ばら/シューベ ...続きを見る目次 1 「アヴェ・マリア/シューベルト」の歌詞対訳と解説【Ave Maria/F.Schubert】 1.1 アヴェ・マリア/シューベルトの歌詞対訳 1.2 アヴェ・マリア/シューベルトの解釈 1.
友人の結婚式の披露宴で、ヴェルディの「乾杯の歌」を友人のひとりに歌ってもらうことになりました。みんなで合唱したいので、パワーポイントなどで大画面に歌詞を映し出したいと思います。そこで原語の歌詞が載っているサイトを探してい Copyright© Torayoshiブログ , 2020 All Rights Reserved Powered by ...続きを見るYoutubeチャンネル更新中! 『乾杯の歌』は、ヴェルディを代表するオペラ『椿姫』(La traviata)の第1幕で演奏されます。 ヴィオレッタは高級娼婦で、オペラ『椿姫』は「ヴィオレッタの家で開かれている豪華な社交界」で幕を開けます。 そして、この曲はアルフレード(青年貴族)が社交界で"乾杯の音頭"をとるシーンです。