ガスブローバックにフルオート(連射)機能を搭載した、迫力No.1を誇る究極のガスガン。 18才以上用の迫力とクオリティが、17才以下でも楽しめるブローバックモデル。 トリガーを引くだけで立て続けに発射できる、実射性能を追求したスライド固定モデル. みなさんこんばんわ。1月も早くも後半戦に突入し、関東でもぼちぼちと雪もぱらつくような予報も出ている今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 今宵は、とうとう例のやつを買ってしまったのでレビューしたいと思います。 謎すぎる出自と外見!?ミステリアスな伊達男は意外と小粋な香りかも?? じゃじゃん! WE-Techベース M92 TAURUS 刻印 同じ系統のピエトロベレッタ刻印×リアルウッドグリップパネルのものをすでに持っていますが、それのバリエーション違いのやつです。 半年くらい前から欲しい欲しいと思いつつ、似たものを何丁も持つことへのためらいもあって買わずに済ませていたものですが。装備変更に伴って二丁拳銃用のショルダーホルスターを買ったこともあって、ついにこちらにも手を伸ばしてしまいました。 ピエトロベレッタもそうですが。メタルスライド×ク 樹脂スライド×塗装仕上げでは到底表現そしてどことなくクルマのインパネを思わせる樹脂製グリップ。 艶ピカのボディと相まって、まるで80年台の自動車のようなバタ臭さ、工業製品くささが漂う、独特な見た目の 思い返せば、米フォードにトーラスというクルマも実在していましたね(^^; さてさて。さっそくレビューと参りたいところなのですが、このモデルにはなんだか深いような浅いような、不可解な謎が存在していますのでそちらから行きましょう。 今回、WE-Tech製品を注文した後にPT92についてあらためて調べてみたのですが。どうも、国産の こちらは(写真出典: じっくり見ていて気が付いたのですが、どうもWE製品とセーフティ位置が違うのです。今回購入したWE-Tech製品は、ベレッタM92FSと同じくスライドにセーフティがありますが、マルシン製はフレーム本体側にセーフティがある。 実銃のTAURUS PT92AFはベレッタM92FSのライセンスコピー商品のはずです。という事は、M92FSにTAURUS刻印で合っていると思い込んでいたわけですが。 これはいったい。どゆこと?? ネットで調べられる限り当たってみましたが。どうも、TAURUS社がライセンスコピー商品として生産し世に出回っているM92FSの廉価版製品は、 え!? という事は。WE-Tech製品の方は、それを簡便に表現するために安直にM92FSのスライドにTAURUSの刻印を施しただけの、なんちゃって商品ということ!? あちゃー(>< 『なんちゃって商品』と知らず、見た目に惹かれてうっかりポチってしまったのかと。商品が届くまでの2日間ほど、到着→即返品という流れも含めてさらに情報を探っておりました。 うーん。美しい見た目に隠されていた真事実。 なんちゃって商品じゃなぁ。。。やはり、即返品かな。 そう思ってみたものの。どうしても腑に落ち切らず、商品到着までの寸暇に今更ながら調べを進めてみたわけですが。 TAURUSという銃器メーカー自体、日本にいる我々庶民にとってはなじみの全くない会社。まして日本語化されているネット情報というのも、又聞きの又聞きくらいの風聞という程度の情報が多い現状だと思います。 それでも。それらを統合して要約すると、以下のようなことでした。 なるほど。セーフティがフレーム側にある構造(TAURUS社はベレッタから払い下げられた やはり、WE-Tech製品のようなM92FSベースじゃないってことか~(>< と、落胆したものの。薄い資料をよくよく読み込んでみると、もう少し別の側面も見え隠れしていることに気が付きました。 TAURUS社が生産設備を引き継いだところがTAURUS社は取得済みだったM92初期型のライセンスに縛られていたため、時間軸的にはダウングレード版となる初期型をベースとした自社製品を作らざるを得なかった。 という事は。ライセンスの縛りさえなければ、本来TAURUS社が作りたかったPT92は、WE-Tech製品のようなM92FSをベースにしたものだった、とも考えられませんか? それが、大人の事情によってダウングレード版で製造せざるを得なかった。 結果的にはコック&ロックのできないM92FSとの棲み分けという側面が生まれ、PT92はヒット商品となった。 そうすると。PT92の企画段階では、現行機種だったM92FSベースの構成というのも選択肢に入っていてもおかしくないんじゃないかという推測は、無意味な邪推と割り切れないような気がしてきます。手元にあった生産設備はM92FSのものだったわけですから。 (出典:popular airsoft.com)こちらはイギリスのセーフティがスライド側にある、M92FSベースのPT92です。 サイバーガンといえば、実銃ライセンスを多数持つフランスの硬派な最近ではとうとう実銃の製造販売も始めましたね。 そんなサイバーガン社ですが。WE-Tech製品と同じM92FSベースのPT92((サイバーガンはほかに、マルシン製と同じ初期型ベースのPT92もラインナップしています) むむっ。これはどうも。 安易にWE-Tech製PT92を『なんちゃって商品』でしょ、と切り捨てることが必ずしもふさわしいとは言えないんじゃないか。 事実を並べると、そう思えてきませんか? そう思えてきた 実銃において、企画段階ではありえたかもしれないバリエーション。 そんなものをモデル化したβ 『実在を証明することに比べ、実在しないことを証明することは何倍も難しい』 それゆえ我々には、あり得たかもしれないバージョンを想像する余地があり、それは思いのほか広大なのかもしれません。 今回の件で、そんなことをあらためて思わされたのでした。 すっかり能書きばかり長くなってしまいましたね(^^;そういうわけで手元に残しましたのでね。 さあさあ、レビューと参りましょう! ピエトロベレッタと同じく、メタルスライドに樹脂フレームという国内準拠の構成です。青味を帯びたク そして個人的に物議をかもしてくれたTAURUSの刻印とロゴです。見慣れないのでなんだか新鮮なような。 メタルスライド×ク 突き出したアウターバレル内面にはWE-Tech製ハンそれを介して各種 グリップパネルは樹脂製でこちらにもTAURUSのロゴが。冒頭にも書きましたが、なんだかクルマの グリップ本体に対してグリップパネルが5mm程度長く、グリップ全体が延長され大型拳銃のような外観となっています。そもそも太目のグリップなので、見た目にもバランスが良くなったような(^^; これはマルシン製PT92にもサイバーガン製PT92にも見られない特徴です。 もう、本当によくわからないことだらけ (^^;; 細めの字体でレーザーにて浅堀りされた刻印はミリタリー色が薄く、軽妙なデザイン。 銃器=軍や法執行機関といったイメージがありますが。この銃に関してはなんだかとても庶民的な印象を受けます。 問題の、セーフティまわりです(^^; 実銃ではM92FSはデコッキング機能がありますが、初期型M92はその機能がなくセーフティはフレーム側(グリップパネルの切り欠きのあるあたり)にあります。 この サイトビューです。写真では見えにくいですが、ピエトロベレッタと同様、フロントサイトには赤色のドットが入っています。 実際のところ、シルバーの輝きが邪魔で見ずらいです(^^; ロングスカート化したグリップパネルに対して、マガジンの収まりはこんな感じになります。見た目も実用上も、特に違和感なく使えると思います。 ピエトロベレッタはランヤードリングが付いていましたが、このモデルではグリップパネルに覆われているためランヤードは装着 内部機構は この個体はまだ室内でしか撃っていませんので詳細不明ではありますが、ピエトロベレッタは箱出しでも20m程度であれば問題なくターゲットが狙える性能がありました。 ただ、どちらもマガジンに若干の難があります。 どうも気密が悪く箱出しでは動作やホールドオープンに不安がありました。これはマガジンを手で押し上げながら撃つと改善されるので本体側に対する押しつけが甘いのが原因のようです。 いろいろ試してみましたが、マルイ製M92FS用マガジンにWE-Tech製のガスルートパッキンを付けたときに最も改善されるようです。 デフォルトでも遊べないことはありませんが、メイン武器として 調整済みマガジン使用で、マガジン表面温度27℃程度で初速78mps程度となります。デフォルトでは初速65mps程度ですので、やはりマガジンに関しては改善の余地ありですね。 さて、見て参りましたWE-Tech製TAURUS PT92ですが。いかがだったでしょうか。 市販された一般的なPT92とはセーフティ位置が違うものの、『ありえたかもしれないバリエーション』として飲み込めるのであれば面白みのある いつもの通りですが、必ずしも実銃と寸分たがわぬ外観がないと面白くないとも思いませんし、必要以上にあらさがしをするつもりもありません。 ただし『なんちゃって商品』と断じられるようなモノであればやはり気にはなりますよね。 今回それについて調べを進めた結果、『ありえたかもしれないバリエーション』というポジションに タウラス・ミステリー!信じるか信じないかは、あなた次第です。 ってな具合で、真実の程は結局はわかりませんが。ひとまずこの答えに行きつくまでの道程も、幾分スリリングで楽しかったです(^^; 見た目にも美しく、実際の用途にも耐える堅牢さもありますのでね。他の人が好んで持つようなモデルでもないでしょうし。こんなもので遊ぼうなんていう物好きは、そうそう多くはないでしょう。 まさに、 今宵はミステリーの顛末も踏まえて長文となりましたね。最後までお付き合いくださってありがとうございました。