タバコの本数(消費量)が増えたり再喫煙してしま 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19、以下、新型コロナ感染症)の流行拡大が収束しつつあり、緊急事態宣言が全面的に解除さ … 今見られている記事 WHO recommends 30 minutes of physical activity a say for adults, and one hour a day for children.原文:たばこを吸っている喫煙者は、新型コロナウイルスの感染リスクが高いですか?という質疑応答について、WHOでは以下の回答をしています。喫煙行為は指(および汚染された可能性のあるタバコ)が唇に接触し、ウイルスが手から口に伝染する可能性が高まるため、喫煙者はCOVID-19(≒ 新型コロナウイルス)に対してより脆弱になります。喫煙者は、すでに肺疾患を患っているか、肺容量が低下している可能性があり、深刻な病気のリスクを大幅に増加させます。酸素の必要量が増加したり、体がそれを適切に使用する能力が低下した状態では、肺炎などの深刻な肺疾患のリスクが高くなります。喫煙行為は、肺炎などの申告な肺疾患のリスクを高めます。今回の新型コロナウイルスは、”肺炎”がメインになっているもの。喫煙は新型コロナウイルスの感染リスクを高める可能性があるとのことです。東京都医師会も、新型コロナウイルスとたばこの喫煙について発表を行っています。喫煙者の方は、重症化率2.2倍死亡率3.2倍との報告があります。4月からは受動喫煙防止条例も全面施行となります。非喫煙者のためではなく、ご自身の身を守るためにもこの機会にぜひ禁煙を考えてください。以下の4つのお願いを、東京都医師会は公式に発表しています。その中の一つとして、喫煙についての内容がありました。受動喫煙防止条例も全面施行される中での禁煙を促進しています。また、「喫煙」といえど昨今では「紙巻きたばこ」だけでなく、VAPEなどの「電子タバコ」やIQOSなどの「加熱式たばこ」も普及されています。この電子タバコについても、アメリカにて新型コロナウイルスとの関係性が発表されました。米国立薬物乱用研究所(NIDA)のノラ・ボルコフ所長はこのほど、喫煙者や電子たばこの利用者、薬物乱用者について、新型コロナウイルス感染症に対して特に脆弱(ぜいじゃく)な可能性があるとの見解を示した。やはり、新型コロナウイルスは肺疾患となるもののため、電子たばこ使用者にとっても驚異になる可能性があるという発表をしています。ここまでWHOはじめ、医療機関などが発表した喫煙と新型コロナとの関係性を見てきました。念の為の記載ですが、これらの指摘の多くは状況証拠と推察で、明確な研究結果などが出ている状態ではありません。しかし、たばこが肺の病気を引き起こすことは、喫煙者だけでなくとも知っている方が多いと思います。タバコが肺の病気を引き起こすことは、よく知られています。そのうちの1つ、肺炎は細菌やウイルスが体内に入りこんで、肺に炎症を起こします。肺炎になると、発熱、咳や痰、胸の痛みなどが続き、悪化すると健康寿命を損なうことにもつながります。今回の新型コロナウイルスは肺炎に侵されるものです。志村けんさんも、新型コロナ感染のため肺炎が発症しました。厚生労働省も、咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要で、感染症対策に努めるように要望を出しています。また小池知事も記者会見で発表していた、3つの密を避けることが求められています。3つの密を避けましょう。(出典:首相官邸HPより)これらを避けつつ、電子たばこを含む喫煙に関しても、利用する場合はしっかりとリスクがあることを自覚した上で利用し、体調不良などがある場合はなるべく利用を避けるようにするべきでしょう。次の記事 アイコスの故障やサポートが必要な時の、公式問い合わせ窓口です。<営業時間:9:00 - 21:00>プルーム・テック、プラス、エスの故障やサポートが必要な時の、公式問い合わせ窓口です。<営業時間:9:00 - 22:00>グローの故障やサポートが必要な時の、公式問い合わせ窓口です。<営業時間:9:00 - 21:00>クリックで電話が繋がります。かけ間違いに注意しましょう。IQOS、PloomTECH、gloなど「加熱式タバコ」が日本に登場してから、3年以上ずっとその情報を伝え続けています。フィリップモリス・JT・BAT、、各たばこ会社公式の正しい情報だけでなく、たばこに関するルールやマナーについても啓蒙中!アイコスさんSNSでは、IQOSはじめ加熱式タバコユーザーのためにお得な最新情報もお届けしています。是非ご利用下さい。 電子タバコでも、加熱式たばこでも、紙巻きたばこでも、喫煙が新型コロナウイルス感染と肺炎発症リスクを高める可能性があります。who、東京都医師会、海外研究機関が発表している喫煙リスクをまと … 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19、以下、新型コロナ感染症)の流行拡大が収束しつつあり、緊急事態宣言が全面的に解除された。自粛で外出できず、テレワークが多くなった結果、喫煙行動にも影響が出ている可能性がある(この記事は2020/05/26の情報に基づいて書いています)。 緊急事態宣言中は在宅する時間が増えた人も多かった。その影響は様々な面に出ている。タバコの本数(消費量)が増えたり再喫煙してしまった喫煙者もいるようだ。実際、喫煙行動は生活環境や社会的なつながりに強く影響される(※1)。 地震などの災害に際し、人間は心理的・精神的に大きな影響を受けることが知られている(※2)。こうしたストレスにさらされると、薬物や行動、物質などへの依存が増し、中毒になるリスクも増え、もともと依存症だった人はストレスの強さで依存度が増すようだ(※3)。 緊急事態宣言中のように、いつ終わるかわからない状態でストレスを受けると人間の意志決定に影響が及ぶ。影響された意志決定が利益になるか不利益になるかはわからないが、自分ではコントロールできない状態になるのは確かなようだ(※4)。 タバコではどうだろうか。 過去の研究によれば、災害などのストレス状態にさらされると、喫煙者のタバコ消費量は増えることがわかっている。オーストラリアの大規模な山火事を体験した喫煙者に対する調査研究によると、災害によるトラウマはタバコの消費量を有意に増やした(OR:1.12、95%CI:1.03-1.21、※5)。 2005年に米国南部を襲ったハリケーン・カトリーナの被害を受けたニューオーリンズの喫煙者175人と被害が軽微だったメンフィスの喫煙者222人を比較した調査研究によれば、ハリケーン後の27ヶ月間でニューオーリンズの喫煙者のほうがニコチンの依存度が上がり、タバコの消費量が増えたという(※6)。 ただ、この研究の場合、ハリケーンによる心理的な影響とは別の理由で違いが出た可能性があるようだ。ストレスを受けたからタバコの消費量が上がったのではないなら、心理的な苦痛をやわらげることで禁煙指導をするという方法に効果はあまり期待できないことになる。 また、日本の東日本大震災後のタバコ消費量を調べた研究によれば、消費量が増えたのは20代から30代の女性喫煙者、男女を問わず40代から50代の喫煙者、そして失業した人だった(※7)。この傾向はもしかすると新型コロナ感染症の流行による影響と重なるかもしれない。 では、再喫煙のほうはどうだろうか。 2005年のハリケーン・カトリーナ後の過去喫煙者(生涯で100本以上を喫煙)と現在喫煙者に対する調査研究では、タバコを再び吸い始めてしまった過去喫煙者の理由は、ストレス、衝動と欲求不満、悲しみと抑うつだった。また、現在喫煙者のタバコの消費量は、災害後に平均1日あたり12.6本も増えたという(※8)。 ストレスと再喫煙に関する研究は多い。概して、ストレスのバイオマーカーとして知られる副腎皮質ホルモンの一種、コルチゾール(Cortisol)の数値の上昇が再喫煙への願望とつながりがあると考えられているが(※9)、感情や衝動といった複数の主観的な動機と脳の視床下部からのストレス反応によるコルチゾールが複雑に絡んでいるようだ(※10)。 再喫煙のトリガーになるのは、他の依存症を含めた多くの研究があるように依存対象に関連する記号だ。具体的には、オンライン飲み会でタバコを吸う相手の姿、自粛生活での買い出しに出かけたコンビニエンスストアで見かけるタバコのポップ広告やレジの背後に並べられたタバコのパッケージ、動画配信の映画の中の喫煙シーンなどがトリガーになる記号だ(※11)。 タバコ規制の厳しい国では、小売店でタバコをむき出しにして売るのは禁止されていたりするが、日本ではどこでもタバコのパッケージを目にすることができる。タバコ規制枠組条約(WHO FCTC)を批准しているのにもかかわらず、タバコの小売や広告に対する日本の規制は先進諸国に比べてかなり緩い。 新聞や雑誌を開けばタバコ広告が普通に出稿されていて、それらがトリガーになって再びタバコに手を伸ばしやすくしている。タバコ会社にとってまたとないチャンスだ。 では、新型コロナ感染症の対策のための自粛生活で、日本の喫煙状況はどう変わったのだろうか。  2016年度から2019年度のデータをみると、毎年年末12月にかけて販売数量・代金ともに上がり、1月に急落して2月は横ばいになるが、2018年度までは3月に数字が持ち直している。だが、2019年度だけは様相が異なり、3月も横ばいのままだ。 喫煙者の購買行動には、季節性があることが知られている(※12)。これは世界的に同じ傾向があることがわかっていて、基本的に寒い時期にタバコ消費量が落ち込み、温かくなってから吸われる本数が増えていくので(※13)、こうした季節性を考慮して禁煙サポートをすると効果的ではないかという研究もある(※14)。 ところで、同協会ではこれまで月次販売実績のデータを掲示していたが、2019年度3月分で月次販売実績の掲示を終了した。同協会によると掲示終了の理由は「タバコの税率が毎年10月に変わり、その結果として販売価格が変動するため、月次の数字が必ずしも実態を正確に表しているとは限らなくなってきたから」ということだ。 JT(日本たばこ産業)も1965年から2018年までずっと続けてきた喫煙率調査を止めてしまった。その理由は、調査自体が個人情報保護の観点から難しくなり、調査にかかる負担も考えた結果としている。 タバコ産業の衰退を目の当たりにするようだが、2019年度から2020年度にかけての月次のタバコ販売数量と代金を知りたかったができなくなってしまった。 いずれにせよ、このグラフにあるように、2019年度の3月に消費量は回復していないことがわかるが、それ以後は不明だ。ただ、これは加熱式タバコを含んでいないデータであることに注意したい。 喫煙者が新型コロナ感染症にかかりやすいかどうかについてはまだ議論が続いているが、重症化や死亡のリスクが高いのは間違いない(※15)。こうした情報が広まることで、禁煙を決意する喫煙者が増えると考えるのは自然だろう。 では、新型コロナ感染症の影響でタバコをやめる人は増えたのだろうか。知る限りで日本における喫煙率にどのような変化が起きたのかという研究はまだないが、他国ではすでにいろいろな研究が行われている。 新型コロナ感染症が流行する前後で禁煙アプリのダウンロード数を比べた英国の研究では、特に大きな変化はみられなかったという(※16、プレプリント)。日本でも禁煙アプリを使う喫煙者が増えているようだが、この結果は興味深い。 新型コロナ感染症により大きな影響があったイタリアのナポリ大学などの研究グループが、イタリアの3大学に通う学生2125人(女性62.8%)に対して行ったアンケート調査によれば、これまで一度もタバコを吸ったことがない、またはパンデミック中もタバコを吸い始めなかった学生は58.3%だった。 そして、パンデミックの間、それぞれ全体の2.0%が新たにタバコを吸い始め、5.7%が禁煙したが、34.0%は行動を変えずにタバコを吸い続けたという。研究グループは、パンデミックは身体的な運動量を減らしただけで、食事や喫煙の行動をほとんど変えなかったと結論づけている(※17)。 一方でタバコ会社の側は、こうした状況下でも媒体への宣伝攻勢を止めない。ここぞとばかりの感じさえするが、ビジネスチャンスと考えているのは間違いない。 このように大きな災害や感染症の流行時には、タバコの消費量が増えたり再喫煙する人が増える。日本のデータでは少なくとも3月までは消費量も売上げも例年のように上がってはいないが、緊急事態宣言が出てからの約2ヶ月間、どのような影響が起きたのかわからない。 外出自粛やテレワークなどで在宅が増え、手持ちぶさたで時間をもてあまし、ストレスを感じて依存性薬物やアルコールの量が増えることが世界的に懸念されている(※18)。日本ではようやく本格的な受動喫煙防止が端緒についたばかりだが、元の木阿弥にしてはいけない。※1:Laura Twyman, et al., “‘They’re Going to Smoke Anyway’: A Qualitative Study of Community Mental Health Staff and Consumer Perspectives on the Role of Social and Living Environments in Tobacco Use and Cessation.” frontiers in Psychiatry, doi.org/10.3389/fpsyt.2019.00503, 2019※2-1:David M. Fergusson, et al., “Impact of a Major Disaster on the Mental Health of a Well-Studied Cohort.” JAMA Psychiatry, Vol.71(9), 1025-1031, 2014※2-2:草野つぎ、藤田京子、「東日本大震災の広域・複合災害による福島県民の健康問題に関する文献検討─2011年4月~2015年3月までに発表された論文に焦点を当てて─」、日本地域看護学会誌、第20巻、第3号、2017※3-1:Rajita Sinha, “Chronic Stress, Drug Use, and Vulnerability to Addiction.” Annuals of the New York Academy of Sciences, Vol.1141, 105-130, 2009※3-2:Lars Schwabe, Oliver T. Wolf, “Stress Prompts Habit Behavior in Humans.” The Journal of Neuroscience, Vol.29(22), 7191-7198, 2009※4:Katrin Starcke, Matthias Brand, “Decision making under stress: A selective review.” Neuroscience & Biobehavioral Reviews, Vol.36, Issue4, 1228-1248, 2012※5:Puth A. Parslow, Anthony F. Jorm, “Tobacco use after experiencing a major natural disaster: analysis of a longitudinal study of 2063 young adults.” Addiction, Vol.101, Issue7, 1044-1050, 2006※6:Adam C. Alexander, et al., “Do current smokers use more cigarettes and become more dependent on nicotine because of psychological distress after a natural disaster?” Addictive Behaviors, Vol.93, 129-134, 2019※7:Shihoko Koyama、et al., “Determinants of Increased Tobacco Consumption Following a Major Disaster.” Disaster Medicine and Public Health Preparedness, doi.org/10.1017/dmp.2019.160, March, 18, 2020※8:Jennifer Q. Lanctot, et al., “Effects of Disasters on Smoking and Relapse.” American Journal of Health Education, Vol.39, Issue2, 2008※9-1:Mustafa al’Absi, et al., “Attenuated adrenocorticotropic responses to psychological stress are associated with early smoking relapse.” Psychopharmacology, Vol.181, 107-117, 2005※9-2:A F. Buchmann, et al., “Cigarette craving increases after a psychosocial stress test and is related to cortisol stress response but not to dependence scores in daily smokers.” Journal of Psychopharmacology, Vol.24(2), 247-255, 2010※10:Sherry A. McKee, et al., “Stress decreases the ability to resist smoking and potentiates smoking intensity and reward.” Journal of Psychopharmacology, Vol.24(4), 490-502, 2010※11:Yahui Kang, et al., “The effect of smoking cues in antismoking advertisements on smoking urge and psychophysiological reactions.”NICOTINE & TOBACCO RESEARCH, Vol.11, Issue3, 254-261, 2009※12-1:S Chandra, F J. Chaloupka, “Seasonality in cigarette sales: patterns and implications for tobacco control.” Tobacco Control, Vol.12, Issue1, 2003※12-2:D Momperousse, et al., “Exploring the seasonality of cigarette-smoking behaviour.” Tobacco Control, Vol.16, Issue1, 2007※13:Zhu Zhang, et al., “Information Seeking Regarding Tobacco and Lung Cancer: Effects of Seasonality.” PLOS ONE, doi:10.1371/journal.pone.0117938, 2015※14:Midori Nishiyama, et al., “Lifestyle and attitudes towards smoking among smokers and non-smokers in a Japanese university: Repeatedly measured cross sectional study of paramedical students.” Japanese Journal of Health and Human Ecology, Vol.75(1), 18-29, 2009※15-1:Mandeep R. Mehra, et al., “Cardiovascular Disease, Drug Therapy, and Mortality in Covid-19.” The NEW ENGLAND JOUNAL of MEDICINE, DOI: 10.1056/NEJMoa2007621, May, 1, 2020※15-2:Ayse Basak Engin, et al., “Two important controversial risk factors in SARS-CoV-2 infection: Obesity and smoking.” Environmental Toxicology and Pharmacology, Vol.78, 102411, doi.org/10.1016/j.etap.2020.103411, May, 15, 2020※16:Olga Perski, et al., “Has the SARS-CoV-2 outbreak had an impact on uptake of digital cessation support in UK smokers?