新型コロナウイルス感染症対策の基本対処方針に基づいて、各業界でガイドライン作成が要請されました。それを受けて、多数の業種についてガイドラインが策定されています。それぞれ目を通してみると同じ事しか書いてないものが多いのですが、ゲームセンターは

新型コロナウイルス感染症対策の基本対処方針に基づいて、各業界でガイドライン作成が要請されました。それを受けて、多数の業種についてガイドラインが策定されています。それぞれ目を通してみると同じ事しか書いてないものが多いのですが、ゲームセンターはどうなのか、興味があったので調べてみました。今回は、緊急事態宣言が解除になったらぜひ、行ってみたいゲームセンターのガイドラインについて簡単に説明したいと思います。最後に、全文が読めるリンク先をつけておきますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。一般社団法人 日本アミューズメント産業協会全国のゲームセンターが、開放する場合に前提となる感染防止対策に関する基本事項を定める。提言にあるような感染予防策(三密を避けるなど)をとること、例えば、少し矛盾するところもありましたが、納得できるような内容でした。あとは、利用者のマナーの問題になるかと思います。早く、ゲームセンターで思いっきり遊んでみたいですね。最後に、ガイドラインの全文は以下のリンク先でご確認ください。 ゲームセンターcxで有野も行ったんやな 稚内に自信ニキ曰く経営が変わるだけでいったん閉店説もあるんやが 42: 風吹けば名無し :2020/04/29(水) 00:32:11.45 ID:9qzV1ix60.net ビデオゲームの名門ゲームセンター“ゲームニュートン”の店長、松田泰明氏に、営業自粛明けのゲームセンター事情を伺った。 2020年6月12日午前0時、東京都では“新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ”がステップ3へと移行。4月から約2カ月に及ぶ営業自粛期間を終え、ゲームセンターの営業が再開した。 ゲームセンターは、自粛期間中も家賃などの高額な店舗維持費用がかかるため、お店によってはクラウドファンディングを実施するなど、さまざまな手法を用いて経営資金を集めながら自粛期間を乗り越えてきた。 電撃オンライン編集部では、ビデオゲームの名門ゲームセンター“ゲームニュートン”の経営やeスポーツ関連イベントの企画制作を請け負う会社、ユニバーサルグラビティーの松田社長を直撃。どのように営業自粛を乗り越えたのか? また、営業再開後の経営状態はどうなのか? ゲームセンターの実情についてお聞きした。 松田氏は、メーカー公式イベントから商談会、ユーザーコミュニティ主催のゲーム大会まで、あらゆるアーケードゲーム系イベントの制作の裏側にその姿があると言われており、年間50~100本のイベント制作を手掛ける。近年はアーケードゲームだけではなく、eスポーツ分野のイベント制作も請け負っている。 「お客さんに、お店のことを忘れてもらいたくないよね」とスタッフと話していて、休業期間中に大掃除やリニューアルというのでは芸がないし、ということで週2回トークを中心とした生放送をやることにしました。 いろいろなゲームセンターがクラウドファンディングをやっているから松田さんのところもやったほうがいいよと、お客さんに熱意を持って説明もされたのですが、僕らはふつうに寄付を集めようという方向になりました。 クラウドファンディングを否定することはまったくありません。ただ、クラウドファンディングの場合は、たとえばクレジット〇〇円分の無料チケットだったり、グッズだったりといった見返りを用意しなくてはいけませんよね。僕の場合は、そういったことよりも、自粛期間中にみんなが家で楽しめるものを提供したいと思ったんです。それで先ほど言った週2回の生放送と、過去に実施した全国大会系の動画をアップするという取り組みを優先しました。 もうすごいですね。最初は自粛期間も1カ月くらいで終わると思っていたんですけど、最終的にはロードマップのステップ3になるまで店を開けられなかったので、生放送も20回くらいになりました。 ふだん聞けないゲームセンターの裏側の話をしているので、すごく楽しいし、むしろ営業再開後もやって欲しいという声をたくさんいただきました。 700万円くらいですね。純粋な寄付でこんなに集まるとは予想していませんでした。応援してくれる方がいらっしゃるのはメチャクチャうれしいです。 じつは海外からの寄付も多かったんです。ゲームニュートンは、いろいろなゲームコミュニティの全国大会を何年も続けているので、そういった動画のファンが世界中にいるんですよ。もちろん日本からの寄付がいちばん多いんですけど、アメリカや中国、韓国、カナダ、オーストラリアなど、世界中から寄付が集まりました。そこがほかのお店と違うところなのかなと。 そうですね。Twitchで生放送を行ったのですが、寄付のやり方を説明する動画を1本作りました。それにしっかり英語訳を付けたのがよかったのかもしれません。Twitchの生放送を見た海外の人が「ニュートンがピンチなの?」と知ってくれて、それで支援してくれる人が集まったんだと思います。 ニュートンのチャンネルページを見てもらえばわかるのですが、全部英語訳をつけているんですよ。新型コロナウイルスが流行してから「日本はどうなっている? ニュートンはどうなっている?」と、Twitterに海外からたくさんのリプライが来たので、これだけ反響があるのなら英語も載せるべきでしょうと。そもそも全国大会の生放送も全部英語を入れていたので、そこまでたいへんではなかったですね。 それをすごく実感しました。ニュートンは、『ストリートファイターIII』のコミュニティーが強いんですよ。それで、ニューヨークの『ストリートファイターIII』コミュニティから「ニュートンをコロナから救う大会を開きたい」と連絡があったんです。でも、ニューヨークは日本よりもたいへんな状況だから断ろうとしたんですけど……。 結局、オンライン大会を開催してくれて100人以上集まったみたいなんです。そして、その参加費を全額寄付してくれました。そういう活動はやっぱり感動しますよね。 今回超ピンチだったんですけど、「ゲームニュートンは、世界のゲーセンター文化の中心だから」とか「このゲームセンターだけは潰してはいけない」と、世界中の人に言ってもらえたのはメチャクチャうれしかったですし、こういう風に思ってくれる人がいるなら、もう意地でも残さないといけないと思いましたね。ゲームニュートンのホームページに支援者一覧というのがあるので、ぜひそちらをチェックして欲しいですね。 休業している間に、僕らが店にいるのかいないのかもわからない状態でも来てくれるお客さんがいて、「たいへんですけどがんばってください」と、お見舞金を持ってきたり、お酒を差し入れてくれたり、とにかく応援してくださっている方々が何十人も来てくれて感動しました。 ほかにも、漫画家の吉原先生がYouTubeのサムネイラストを描かせてくださいと言ってくださって、お金には代えられない世界に1枚しかないイラストなので、とてもうれしかったですね。ぜひゲームニュートンのYouTubeチャンネルを見て欲しいです。※貴重なサムネイラストを使ったゲーム動画が掲載されているゲームニュートンYouTubeチャンネルは うちの場合は、1店舗あたりのランニングコストは月150万くらいですね。おもな内訳は家賃、人件費、電気代、ゲームの従量課金の4つです。志村店と大山店の2店舗あるので、休業中は月300万円を垂れ流している状態でした。 アルバイトを含めた従業員には、休業中も絶対に給料を払ってあげたかったんですよ。やることをやって、ダメならダメで考えようと。持続可給付金(※)などの国の支援もあとからいろいろ出るようになりましたが、みんなからの寄付金があったおかげですので、本当によかったなと。※持続可給付金 換気や消毒、飛沫対策などは当然のこと、大声を出さないでくださいなどの細かい注意喚起も行い、できる限りのコロナ対策をしたうえで、ロードマップがステップ3に進んだ直後の6月13日に営業を再開しました。 じょじょに戻っていくんじゃないかという浅はかな読みと、あとは自分たちの努力次第だと思っています。ただ、あまり大きなイベントは打ちづらいので、全国大会系の大規模なものはいったん全部やめて、店舗レベルの大会を少しずつ再開しています。 ほかには細かいですけど、ゲームニュートンのことを思い出してよと、YouTubeに過去の大会動画などのアップを継続しています。あとは地道な努力というか、口コミですかね。 「ホントよかったですね」と言われるのがうれしかったですし、僕もお客さんに「お帰りなさい」という気持ちです。僕だけじゃなくて、お客さんも我慢に我慢を重ねたと思いますからね。 要請であって強制ではないとよく言われますけど、東京都から「ゲームセンターは閉めてくださいね」と来てるわけですよ。それを無視して開けても、そこに来るお客さんは後ろめたい気持ちがあるはずだし、そういう気持ちでお客さんに来させたくなかったので、完全に解除させるまではしっかり閉めていたんですよ。 もともとゲームセンターの経営は、固定費を稼げるくらいでほとんど利益はありませんでした。ですが、かつて“闘劇”という全国規模の大会運営に関わらせてもらってから、そのノウハウを活かしたイベント制作案件を年に50本~100本請け負うようになりました。そちらで利益を上げていたので、ゲームセンターが多少赤字になってもなんとかなっていたんです。 ゲームセンターは基地みたいなもので、ここが残っていることで新しい仕事が生まれますし、ちょっと高い倉庫を借りてるくらいの気持ちでやっていましたから、多少赤字でも気合で乗り切ってこられたんです。 しかし、今年に関しては秋ころまでイベント制作の仕事が完全に飛んでしまっているので、かなり不安です。2021年1月、2月くらいの仕事はぽつぽつ入り始めているので、仕事が戻るまでの期間をどう乗り切るか? というところが一番の課題ですね。 そうなんですよ。コロナが完全に収束するのは2~3年はかかるとも言われますし、ずっと収束しないという見方をする専門家もいらっしゃいますし、さきの見えない不安が大きいですね。 “ニューノーマル”という言葉が出てきて、ゲーム大会もオンライン化が進んでいますし、これからは新しい生活様式が取り入れられていくと思うんですよ。 でも、僕らはオフで集まってみんなで楽しむという“ライブ感”を重視しているので、イベントのことを考えると、検温したり、マスクを義務化したりと、コロナ対策をした重々しいムードの中やらないといけないのかとか、イベントができるかもしれないという期待もがある一方で、そういった不安も入り混じってとても複雑な心境ですね。 ただ、プロ野球が観客を入れて実施するという話もありますので、そういったプロスポーツやエンタメ系イベントの動向をチェックして、参考にしながらやっていこうと思っています。 体力があるお店はもう少し休めると思うんですけど、ずっと続いたら仕事にならなくなってしまうので、どこかで線引きしてルールを作り、経済活動と両立するやり方を模索することになると思うんですが、いまの状況では先陣を切ってはやれないですよね。 それが、イベントは1年くらい前にイベントホールを抑えなくてはならないので、そこがきびしいですね。来年のイベントの実施可否をいまジャッジしなくてはならず、やると決めたら決めたで前金を払わなければいけませんし。そのあたりは国の支援のガイドラインがまだ定まってない部分もありますし、イベントホールは非常に難しい世界です。 うちは株式会社でやっていまして、顧問税理士や知り合いの社労士もいるので、そういった方々にアドバイスをいただきなら、もらえる助成金などはしっかりもらえるように手続きをしていきたいと思っています。 健全な経営をしていないともらえないケースもあるんですが、うちはしっかりルールを守って経営していますので、そういった制度はしっかり使っていくつもりです。 オフライン特有のライブ感ですかね。年齢も職業もまったく違う不特定多数の人たちが、同じ趣味でいっしょに楽しめる空間というのはほかにないと思うんですよ。 そこはやっぱりゲームセンターの超魅力なところだと思っていて、やっぱり文化として残したいし、ゲームセンターがこれだけ減っても、まだがんばってる店はたくさんあります。いま残ってる店はみんな気合が入っていますし、そういう人たちと協力しながらやっていきたいと思っています。 ゲームイベントのオンライン化が進んで生放送の技術はドンドン進化していますから、それに遅れを取らないようにオフラインならではの魅力を出しながらやってきたいと思っています。――松田さんはゲームセンターへの想いは人一倍ありますよね。 もう30年近くやっていますから人生みたいなものですよ。カッコつけた言い方をすると、最後の1店舗になってでもやりたいと思ってます。いまゲームセンターは苦しいですけど、気合で乗り切りたいですね。取材・編集:豊泉『DQウォーク』武器持ってないけど魅惑の大水球を使いたい! もうアレをやるしか…【電撃DQW日記#541】『SAO アリブレ』水着スカウトに挑戦。予想外の演出からあのキャラが…?『アークナイツ』生放送まとめ。限定オペレーターのニェンが登場!【創の軌跡キャラ考察】音楽家エリオット、女学院講師になる!?