ホームズの心に強く残る女性『TheWoman』ことアイリーン・アドラー。『シャーロック』では、ララ・パルヴァー演じるアイリーンの大胆ヌードが話題になりましたよね。モデルといわれる実在の悪女や、シャーロック版アイリーンにまつわる豆知識をご紹介 弁護士のゴドフリーノートンと結婚し、偶然ボヘミア国王からの依頼で彼女を調べて、結婚式場まで追跡していたホームズに立会人になることを依頼しました。2では、冒頭しか出番がなかっただけに、2年後に公開の3ではストーリーそのものも勿論ですが、どんな新たなアイリーン・アドラー が見られるのか、今から愉しみですね!あの頭の切れるシャーロックの心を射止めたのですから、相当美人で聡明な人そうですよね。短編「ボヘミアの醜聞」に登場し、アメリカ生まれの元オペラ歌手で、ただ1人探偵ホームズを出し抜いた女詐欺師、と評されています。ポーランドのワルシャワ帝室オペラに所属していて、当時皇太子だったボヘミア国王と関係を持ち、別れた後に写真をネタに脅迫するほどのワルです。今回はアイリーン・アドラーについて紐解いていきたいと思います。また、ローラ・モンデスというアイルランド出身の今でいうバーレスク・ダンサーが2人めの候補。ちなみに原作者のコナン・ドイル自身がアイリーン・アドラーのモデルにしたといわれる、最有力の実在の人物は、2人います。BBCには、オンエア後に苦情が殺到したぐらいです。彼女もシャーロックの頭の良さに、惹かれたからこそ、自身のすべてをフル稼働してホームズを思うがままにしたいんだろうなっていうのが短い時間で、見事に伝わってくる仕上がりでした。ここでは、最初の入口として、NHK-BSでもシーズン4まで放送されているBBCの「SHERLOCK」と 、ようやく2020年に3作めの公開が決定したばかりの、映画版ガイ・リッチー制作の「シャーロック」シリーズに絞って紹介します。直接的ではないですが、日本でわかりやすい影響があるキャラクターは、古くは、”ルパン三世”の峰不二子、最近なら “名探偵コナン”に登場する科学者・宮野志保の「灰原哀」という偽名はアドラーから思いついたものだと、作者が明らかにしています。1人は当時のロンドン社交界に咲いた、リリー・ラングトリーという、イギリスとフランスの間にある、ジャージー島生まれの女優です。英国王室史上で指折りの、お目付役の個人秘書官をつけられるほどのプレイボーイ、エドワード7世の101人の愛人の1人 で、出席したパーティでの様子が絵葉書で出回るほどの上品なルックスとスタイル。(映画のレイチェルは、こちらがモデルかも?)一方ガイ・リッチーの映画版でのレイチェル・マクワダムス扮するアイリーン・アドラーはというと、また違ったキュートさがある、時代を飛び越えて2010年代も充分目を惹くルックスを武器にした神出鬼没なスパイという、原作に忠実な設定でした。やんちゃざかりの王室プレイボーイを手玉にとる女優も、ヨーロッパ中を放浪するバーレスク・ダンサーも、社会の表舞台も舞台裏も自在に行き来できるいわゆるスパイとしてはこれしかない、という設定なのは、さすがですね。ホームズを翻弄して彼も推理の裏をかかれっぱなしというくらい完全に見切った唯一のキャラだったせいもあり、コナン・ドイル自身も後年、その長大なシリーズの中でも一、二を争うぐらいここまで彼女がサブキャラとして研究されるとは夢にも思わなかったかもしれませんね。アイリーン・アドラーは、イギリスの推理小説シャーロック・ホームズ(コナン・ドイル著)に登場する架空の登場人物です。シャーロックホームズが唯一愛した女性と言われるのが、アイリーン・アドラーです。ドラマ版(シーズン2の1話)は 原作”ボヘミアの醜聞”を思い切りモダンに振り切った解釈に注目!なんと風俗嬢をしている設定で、ララ・バルファーがヌードまで披露してアイリーンの度胸の良さと、女性としての魅力を見事に演じてましたね。また、後年幾つか出版されたホームズもののパロディ小説には、実は2人は恋人同士として描かれたり、シャーロックとアドラーの子供が主人公となっているものまであります。前述の結婚式の立会人を務めた時に、アドラーから礼金として受け取ったソプリン金貨を大切に手元に残していたり、女性嫌いで知られるホームズが、「あの女性(ひと・the woman )と呼んでいたりして、ある意味ライバル的でもあり、女性としても意識していたように見られますね。1では、主役の2人を食ってしまうぐらいの武闘派なアクションシーンも 見事にこなしてましたね。シャーロック・ホームズは、本当に数多くのドラマや映画が古今東西ありますが、アイリーンの描かれ方は幾つかの解釈がなされています。まず原作では、意外にも前述の「ボヘミアの醜聞」一本だけしか登場していません。自身も既婚者なのに、ヨーロッパ中を巡業で渡り歩き、あちこちで各界の名士たちと浮名を欲しいままにする相当なプレイガールでした。ドラマ版のララのモデルは 断然後者がハマりそうですね。ホームズが太刀打ちできないほど知的で、なおかつ、こちらもドイツのルートヴィヒ国王の愛人になるほどのルックスとスタイルを併せ持っています。
bbcで2010年から2017年まで放送された現代版シャーロック・ホームズ、『シャーロック』(原題:sherlock)には、2010年代のロンドンらしい生き生きした英語がたくさん出てきます。 アイリーン・アドラーか?菅野美穂が獅子雄&視聴者を魅了! 菅野美穂が獅子雄&視聴者を魅了! 2019年10月14日に放送されたドラマ『シャーロック』2話のネタバレを含むあらすじと感想を、放送後にSNSで最も注目を集めた出来事を含めてお伝えします。 © 2012 Hartswood Films【公開】2012年(イギリス)【原題】Sherlock 「A Scandal in Belgravia」【監督】ポール・マクギガン【キャスト】ベネディクト・カンバーバッチ、 マーティン・フリーマン、ララ・パルヴァー、マーク・ゲイティス 【作品概要】監督は引き続きポール・マクギガンがメガホンをとります。原案はコナン・ドイルの「ボヘミアの醜聞」制作国であるイギリスではBBC Oneで放送。日本ではNHK総合で地上波初放送となりました。▼海外ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)シーズン2』は … アイリーン・アドラーという女性は、原作ファンにとってはもちろん特別な存在で、『sherlock』ではどんなふうに描かれるのだろうと思っていた。 原作『ボヘミアの醜聞』では美貌と知性を持ったオペラ歌手だった。ドラマではs1e1『ベ… シャーロックホームズが唯一愛した女性と言われるのが、アイリーン・アドラーです。あの頭の切れるシャーロックの心を射止めたのですから、相当美人で聡明な人そうですよね。今回はアイリーン・アドラーについて紐解いていきたいと思います。
これでモリアーティのシナリオからシャーロックのシナリオへと書きかわった。マイクロフトの前で、シャーロックとアイリーンは、新しいシナリオで自分に与えられた役割を演じる。表面上は、モリアーティのシナリオが壊れていないように見せなければ、アイリーン救出はモリアーティに邪魔される可能性があり、そのためにはマイクロフトもジョンも欺かなければならない。再びシャーロックの前に現れたアイリーンにそそのかされ、シャーロックはある暗号を解く。アイリーンは暗号の意味をモリアーティに伝える。モリアーティは暗号を解いたことをマイクロフトに伝え、マイクロフトは時間をかけて進めていた国家レベルの作戦が決行できなくなったことを知る。携帯の着信音なんて気に入らなければすぐに変えることができるのに、シャーロックはそれを変えない。彼の態度を見ていると、むしろその声を聞くのが嬉しくさえあるようだ。すっかりアイリーンの術中にはまっている。シャーロックはメールが届くたびにアイリーンの甘い声を聞き、その姿を思い出す。1日に何度も。それは恋に似た感情を産んでいく。うぶで孤独な坊やは女王様に太刀打ちする術を知らない。アイリーンはそんなに甘い女じゃなかった。命を助けられたからといって、 相手に欲しいものを与えるようなことはしない。きっと、ふふん、ありがと、とか言って去っていってしまう。そのあとアイリーンは彼女の1ばん得意な分野でシャーロックにたっぷりお礼をしたのだろう。シャーロックは2つのコンプレックスのうち、1つは手放せたのではないかな。国家機密レベルの秘密を知るアイリーンは、常に命を狙われる危険にある。アイリーンは追っ手を欺くために自分の死を偽装する。アイリーンが死んだと思い、シャーロックは失恋したように食事もせず、しゃべらず、バイオリンで悲しい曲を弾いている。アイリーンは、もっと早い段階でシャーロックがパスコードに気づくと想定していたのかも。でも恋に流されるシャーロックは気づかなかった。もしもっと早く気づいていたら、その時点でモリアーティのシナリオから抜け出し、アイリーンの描いたシナリオに移行していたのかもしれない。ここで、終盤のアイリーン、シャーロック、マイクロフト3人のシーンで、アイリーンが言ったことを思い出す。モリアーティはホームズ兄弟への接し方をアイリーンに教え、シャーロックをvirgin(童貞)と呼んでいたと。それを聞いたアイリーンは、女に免疫のないシャーロックが自分を女として意識すれば、シャーロックをうまく操れると考えた。けれどシャーロックが女に興味がなければその作戦は通用しない。だからシャーロックを試した。何も着けずにシャーロックの前に現れ、自分を見てシャーロックが金庫のパスコードを解けたら(パスコードはアイリーンのスリーサイズ)、シャーロックは女に興味があると推測できる。シャーロックはパスワードを解く。それを見てアイリーンがうっすらとほほ笑んだのは、彼が女に興味があるとわかり、自分が立てた計画どおりに進められると思ったからだろう。これ以降アイリーンは、どうしたら女に対する興味を自分に向けさせその気持ちを利用できるかを考えて、シャーロックに接していたと思われる。シャーロックが薬の作用で意識を失い、その間に彼のコートとともに彼の携帯も持ち去ったアイリーンは、その夜シャーロックにコートと携帯を返しに来た。携帯の着信音はアイリーンによって変えられ、アイリーンのメールが届いたときには彼女の甘い声が聞こえるように設定されている。と声をかけるが、声をかけた相手はシャーロックではなくマイクロフト。誰かがホームズ、と呼ぶとき、呼ばれるのは自分ではなく兄のことなのだ。アイリーンはマイクロフトに、自分の持っている情報を買い取り、自分を保護してほしいと要求する。好きな女に利用され、しかも彼女が頼ったのは自分の兄だとは。シャーロックのプライドはずたずたになっただろう。けれどゲームが終わるぎりぎりのところで、シャーロックはやっと気づいた。アイリーンのシナリオからしたらそれは遅すぎたのだけれど、シャーロックは恋する男を貫きたかったのだと思う。でもシーズン4の最終エピソードで、シャーロックは兄に対するコンプレックスは手放せたんじゃないか。そして、きょうだいの、家族の形が変わっていくんだろう。もともと子どもの頃にドイルの原作を夢中で読んでいた。このドラマを見てから原作を読み直してもいて、原作と比較しながら見てしまう。アイリーンは持っている国家機密情報と交換に、大金と自身の保護をマイクロフトに確約させる。それなのにアイリーンの脈のことで嘘をついたのは、それがシャーロックの願望だったからなのか、アイリーンに何かのメッセージを送っていたのか。その両方ではないかと思う。シャーロックはモリアーティのシナリオを破るひとつの可能性に賭けた。それはアイリーンのパスコード。けれど彼は自分の恋を捨てられなかった。アイリーンはこの暗号を解かせるためにシャーロックに近づき、シャーロックを利用するようアイリーンに持ちかけたのはモリアーティだった。シャーロックは、前夜アイリーンの手を取ったとき実は彼女の脈を測っていて、そのときアイリーンの脈は恋の作用で早くなっていたと言った。けれどシャーロックが言ったことは事実だったのか。私は、アイリーンの脈の早さはいつもと変わらず、脈が早かったのはシャーロックの方だったのではないかと思う。シャーロックは自分とアイリーンの気持ちの温度差に初めて気づいたのではないか。アイリーンが、モリアーティに助言をもらったと言うのを聞き、シャーロックの顔つきが変わる。モリアーティが関わっているなら、彼の目線で一連の出来事を組み立て直さなければならない。モリアーティに負けることはシャーロックのプライドが許さない。シャーロックはパスコードを解く。それは、シャーロックが求めていたものだった。モリアーティにとってはアイリーンもゲームの駒のひとつでしかない。ホームズ兄弟を出し抜いて大金をせしめようが、うまくいかずに命を落とそうがどちらでもいい。それがモリアーティの用意したシナリオの結末だ。シャーロックはそのどちらでもない結末にシナリオを書きかえる必要があると思った。そうでなければモリアーティとのゲームに負けることになる。原作ではホームズは牧師のふりをしてアイリーンの家にあがりこむ。アイリーンはこのとき、牧師がホームズが変装している姿とは気づかない。けれど彼女はあとからそれに気づき、男装してベーカー街を訪れホームズに声をかける。ホームズはそれがアイリーンの変装とは気づかない。恋に流されていたシャーロックがここからモリアーティとの対決に頭を切り替えたとして、その解釈でシャーロックとアイリーンのセリフを追っていくのだけれど、やはりどう読むのかは難しい。ドラマでは、アイリーンに会いに行く前に服をとっかえひっかえして何を着ようかと悩むシャーロック。シャーロックを迎えるアイリーンも同じく。まるでデート前のカップルだ。シャーロックがアイリーンの家に入ると、アイリーンは余裕で、何も身につけない姿でシャーロックの前に現れる。それはシャーロックの度肝を抜いて優位に立とうという作戦でもあるけれど、アイリーンにはそれ以上に確かめたいことがあった。それはシャーロックが女に興味があるのかどうかということ。わかってると言うシャーロック。いつの間にこんな大人の会話ができるようになったんだシャーロック。ゲームをしているだけなのだから、シャーロックが命を賭ける必要はない。2人が小声でこの言葉を言うのは、マイクロフトに聞かれないようにするためだ。 2人が新しいゲームを始めたことを他人に知られてはいけないから。このエピソードでシャーロックとアイリーンの関係はいろいろな解釈ができると思うけれど、私なりの解釈を書いてみます。2人の関係を読み解くには、シャーロックの2つのコンプレックス、兄マイクロフトに対してのものと、童貞であるということがキーだと思う。そしてエピソードの結末をどう解釈するかは、彼のコンプレックスを利用するようアイリーンに伝えたのはモリアーティだということを考えに入れなければいけないと思う。umisomaさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?このパスコードは、アイリーンからシャーロックへのメッセージであり、モリアーティのシナリオでは用意されていないものだった。シャーロックはモリアーティのシナリオを破る賭けに勝ったのだ。シャーロックは金庫からアイリーンの携帯を奪ったが、アイリーンはシャーロックに薬を打って意識を奪い、携帯を取り戻す。このとき、アイリーンは携帯に何かを打ち込んでいるけれど、ここで携帯のパスコードをあのコードに変えたのではないかと思う。いやシャーロックはアイリーンとの間でコンプレックスを手放せてないのね。と、このあとのエピソードを見て思った。シャーロックはアイリーンの携帯にパスコードを入力していく。それは、これであってほしいとシャーロックが願うパスコードだ。もしパスコードが自分の思ったものだったなら、シャーロックは、アイリーンが自分に対してしたことを許して、自分の命を賭けてもアイリーンを救おうと思っていた。けれど全く違うパスコードなら、完全な失恋をし、この世からアイリーンを失う。だから、ひとつひとつゆっくりと入力していく。愛は危険な代物だというセリフは、アイリーンにではなく自分に言ったのではないだろうか。おそらくアイリーンは、シャーロックがパスコードを解くことも見越していたのではないか。とすれば、それはシャーロックに対するメッセージだったと考えられる。アイリーンは女のカンのようなもので、最後の最後に頼れるのはマイクロフトではなくシャーロックだと感じていたのだろう。シャーロックはマイクロフトにはないものを持っている、だからコンプレックスではなく、自分は自分なのだと自信を持ってほしいというメッセージをパスコードに託した。それはきっと母性のようなものだったのではないかな。シャーロックにとってアイリーンは初めての女性になり、アイリーンにとってシャーロックは命の恩人として記憶に残り続ける。マイクロフトはシャーロックを呼び出し、シャーロックが暗号を解いたことで大きな作戦が無駄になったことを伝える。それはシャーロックが好きな女にかっこいいところを見せたいと思ってやったことであり、恋する男の子が教科書どおりに行動した結果なのだと。自分はアイリーンにただ利用されていたのだと悟るシャーロック。そこへ現れたアイリーンは