映画「ゲームオブクラウン 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。ゲームオブクラウン のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。 家族ゲーム 第8話 ネタバレあらすじ「家庭教師による家族ゲーム、結果発表!」 家族ゲーム ネタバレ 最終回で自殺はない 長渕剛 家族ゲーム あらすじと最終回ネタバレ 「家族ゲーム」原作のあらすじネタバレはコチラ 「家族ゲーム」原作の結末 4~6月期の連ドラの中でもじわじわと注目が高まっているのが、櫻井翔主演の『家族ゲーム』だ。今回は原作や過去の映像化作品と比較しながら、フジテレビ版『家族ゲーム』の結末を占ってみる。4~6月期の連ドラが、いよいよ終盤を迎えている。比較的、良作が多い今期の連ドラの中で、じわじわと注目が高まっているのが、櫻井翔が主演するフジ系水曜10時のこのドラマの企画が発表された時、さすがに森田芳光監督の映画版で主演した松田優作のイメージが強いせいか、櫻井翔には向かない役なのではないか、という声も多かった。しかし、蓋を開けてみると、オリジナルのキャラクターを作っていて、作品全体としてもなかなか見応えのある内容になっている。ということで、今回は原作や過去の映像化と比較しながら、フジテレビ版『家族ゲーム』の結末を占ってみよう。『家族ゲーム』の原作が発表されたのは、今から32年前の1981年。本間洋平という作家がこの小説で第5回すばる文学賞を受賞して、すばる本誌に掲載されたのが最初だった。翌年の1982年1月に単行本として発売され、その年の11月には早くもテレ朝系で2時間ドラマになっている。この時に家庭教師の吉本を演じたのは鹿賀丈史。原作では兄と弟の2人兄弟がいる沼田家に勉強を教えに行くが、このドラマの沼田家は姉と弟で、その姉を岸本加世子が演じていた。テレ朝版の『家族ゲーム』は、1984年3月にもほぼ同じメンバーで続編が作られているが、残念ながらどちらもDVD化はされていない。 そして、1983年6月に公開されたのが、森田芳光監督の映画『家族ゲーム』だ。家庭教師の吉本を演じたのは松田優作。次男の茂之を宮川一朗太、父親を伊丹十三、母親を由紀さおりが演じていた。食卓が横長のテーブルで、吉本を含め、家族全員がカメラのほうを向いて食事をする演出は印象的だった。森田芳光、松田優作、伊丹十三、ともに現在は故人となってしまっているが、宮川一朗太は櫻井翔が主演する今回の『家族ゲーム』の初回にゲスト出演している。家電メーカーで働く沼田家の父親(板尾創路)の同僚役で、人事部に所属する父親からリストラをされてしまうという役だった。この1983年には、8月から9月にかけて、TBS系でも全6話で『家族ゲーム』は映像化された。家庭教師の吉本を演じたのは長渕剛、次男の茂之は松田洋治、父親は伊東四朗、母親は白川由美だった。松田洋治というと、今は『もののけ姫』のアシタカの声の人、みたいな覚え方をされているかもしれないが、当時は多くのドラマに出演していた有名子役だった。この全6話の『家族ゲーム』は最終回が20%を超える視聴率を取ったこともあって、今でも茂之の役というと、映画版の宮川一朗太より、松田洋治を思い出す人が多かったりする。ていうか、映画版に松田洋治が出ていたと覚え間違いをしている人が意外と多いのも事実だ。とにかく、このTBS版の『家族ゲーム』は、その後1984年に全11話で連ドラ化され、1985年にはスペシャルも作られるほど話題になった。ただ、続編はほぼオリジナルの内容で、原作からは離れたものになっている。こうして、最後の映像化から29年ぶりに連ドラとして戻ってきたのが、今回のフジテレビ版『家族ゲーム』というわけだ。家庭教師の吉本は櫻井翔、沼田家の長男・慎一は神木隆之介、父親は板尾創路、母親は鈴木保奈美、そして次男・茂之は、丸山隆平が主演したテレ朝系の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』で脩の役をやっていた浦上晟周が演じている。『家族ゲーム』という物語は、破天荒な家庭教師が、いろいろな問題を抱えている家族のもとへやって来る話だが、今回のフジテレビ版は、基本的にオリジナルな作品と考えていい。そもそも原作は30年以上前のものなので、受験戦争が背景にあったし、一般家庭の象徴は団地という時代の物語だった。体罰に関しても寛容で、原作では家庭教師の吉本が茂之を頻繁に殴ったり蹴ったりするし、父親もそれくらいしたほうがいいという考えで問題にはならなかった。映画でも吉本が茂之をひっぱたくシーンはある。一方、今回のフジテレビ版では、兄弟それぞれに個室がある大きな一軒家という設定で、吉本は基本的に沼田家の人々を精神的に追い込んでいくような展開になっている。家族の問題にしても、父親が仕事で不正をしたり、母親が株で大損したりと、崩壊している家族の姿が分かりやすく描かれている。そして何よりも原作や過去の映像作品と大きく違うのは、吉本の過去やその目的が、かなりハッキリと盛り込まれている点だ。 ベトナムでの「ゲーム」は人間の命がかかっているので,結末のインパクトは大きかった。 アメリカの視点で描かれるのは当然ではあるが,東洋人の描き方が戯画のように見えるのは気になった。 家族ゲームの概要:受験生を抱えた家族をシュールな目線で描いた本間洋平の同名小説を森田芳光監督が1983年に映画化し大きな話題を呼んだ。その斬新な演出や革命的な作風で数多くの映画賞を受賞。主 … 家族ゲームの概要:受験生を抱えた家族をシュールな目線で描いた本間洋平の同名小説を森田芳光監督が1983年に映画化し大きな話題を呼んだ。その斬新な演出や革命的な作風で数多くの映画賞を受賞。主演は松田優作。目次※配信情報は2020年4月現在のものです。配信状況により無料ではない場合があります。映画『沼田茂之(宮川一朗太)は現在中学三年生。サラリーマンの父孝助(伊丹十三)と専業主婦の母千賀子(由紀さおり)進学校の西武高校に通う高校一年生の兄慎一と団地で暮らしている。受験生なのに全く成績の上がらない茂之のために孝助は吉本勝(松田優作)という家庭教師を雇う。吉本は三流大学の7回生で、いつも植物図鑑を持っているような変わり者だ。茂之は一種の問題児で、成績はクラスで下から9番目だった。孝助は吉本に“クラスの成績が1番上がるごとに1万円のボーナスを払う”と約束し、吉本のやる気を煽る。茂之には小学校の時から何かと張り合ってきた土屋という同級生がいた。最近土屋は時々集団で茂之をいじめるようになり、勉強のことでも土屋のことでも茂之は憂鬱だった。国語のテストが悪かった茂之は、吉本に“教科書からわからない漢字と言葉を書き出せ”と言われ、ひたすら何千回も“夕暮れ”と書きまくり吉本に殴られ鼻血を出す。吉本は“ちゃんとやらないとまた殴る”と茂之を脅し、無理矢理勉強させる。吉本が来る日なのに茂之は家に帰ってこない。慎一から“本屋にいた”と聞いた吉本は本屋から茂之を連れ戻し、茂之も嫌々ながら勉強をし始める。千賀子は吉本が茂之に乱暴なことをしていると孝助に相談するが、成績が上がることを最優先する孝助は相手にしない。ある日、茂之は早朝に学校へ行く。教室で日直の土屋と菊池保子が2人きりで楽しそうに話している様子を見た茂之はそのことで土屋をからかい、放課後土屋の一味にひどく殴られる。その日の夜、吉本は茂之に喧嘩の仕方を教えてやる。茂之の成績は徐々に上がり始める。自分の成績が上がると土屋が嫌がるので、それが面白くて茂之は勉強していたのだ。そんな茂之に土屋はエロ本を送り、何とか勉強の邪魔をしようとする。茂之がいらないというので、エロ本は吉本がもらう。茂之と対照的に最近恋をして勉強に身が入らなくなっていた慎一は、意中の彼女に彼氏がいることを知ってしまう。茂之と土屋はついに一対一で喧嘩をし、吉本から教えてもらった喧嘩の仕方で見事茂之が勝つ。茂之と吉本の関係も何となく良くなっていた。茂之の成績は上がり、西武高校も狙える位置まできていたが土屋が西武高校志望なのでワンランク下の神宮高校を受けるという。しかし孝助がそれを許さず、千賀子は2人の間に立たされ困っていた。吉本はそのことを千賀子から聞き、また茂之を殴る。その夜土屋が茂之を訪ねてくる。外へ出た2人は久しぶりにゆっくり話す。志望高校提出期限の日、茂之がまだ志望高校の変更届を出していないことがわかる。千賀子は吉本に“学校へ行って欲しい”と頼み、吉本は仕方なく学校へ行き茂之の担任に会う。茂之は担任の体育教師が嫌いで接触を避けていたが、吉本に付き添ってもらい“西武高を受ける”と担任に告げる。茂之は無事西武高校に合格し、土屋は私立へ行くことになる。茂之は自分の合格よりもそのことを喜ぶ。沼田家で吉本を迎えて合格祝いパーティが始まる。勝手なことばかり言う沼田家に実は腹を立てていた吉本はご飯を食べながら食卓の上を荒らし始め、だんだん全員が喧嘩を始める。最後に沼田家全員を殴り、食卓をひっくり返して吉本は帰っていく。ある春の午後、上空ではヘリコプターが飛び回っており、その騒音の中、茂之、慎一、千賀子の3人は昼寝をしている。映画『家族ゲーム』について、本作を初めて観たのがいつだったか定かではないが、とにかく強烈な印象が残った。音楽を一切使わず、台詞と生活音と咀嚼音のみが聞こえる世界。横一列で食事をする沼田家の食卓。船でやってくる松田優作演じる家庭教師の吉本。そして吉本はなぜかいつも植物図鑑(子供向けの学習図鑑)を小脇に抱えている。さらに飲み物は冷たくても熱くてもお酒でも必ず一気に飲み干す。など書き出すとキリがないほどインパクトのある演出が目白押しで、それなのに作中の人物は誰もそのことに触れないからそこがまた妙におかしい。中でも戸川純演じる同じ団地の住人が“義父が死んだらどうやって下まで降ろすんですか?あのエレベーターじゃ棺桶も入らないし”と由紀さおり演じる千賀子に相談しながら泣き出すシーン。戸川純の“困ったわ”という台詞には思わず笑いがこみ上げる。“こんな映画観たことない”という当時の印象は、数多くの映画を観た今でも全く変わらない。本作は最初からずっと唯一無二の存在感を放ち続けている怪作だ。松田優作は家庭教師、伊丹十三はサラリーマンをしている父親と役の設定はものすごく普通のはずだが、なぜかこの2人が出てくると画面の中に緊張感と殺気が漂う。それが悪いわけではなくて、そのことがこの映画を何倍も面白くしている。どちらも何を考えているのかわからないところがあり、由紀さおりがやたらと“喧嘩しないで下さいね”と心配している気持ちがよくわかる。松田優作は180cm以上ある長身で顔が男前というよりは全体の雰囲気や空気感に魅力のある俳優だ。その松田優作に呑まれず対等かそれ以上の存在感を出せる父親役に伊丹十三をキャスティングしたのは大成功だっただろう。実は伊丹十三も身長が180cmある。そして松田優作に負けない危ない雰囲気を持っている。甲乙つけがたい2人だが、本作では年の功で伊丹十三が松田優作をちょっと食っているように見えなくもない。1983年に公開されたこの映画は、多くの作品を残し2011年に急逝した森田芳光監督作品の中でもやはり一番の傑作ではないだろうか。それは本作が数多くの映画賞を受賞した作品だからということではなく、観客の頭の中にストーリーや感情の揺さぶり(感動したとか泣いたとか笑ったなど)ではなく映像そのものが焼きついて離れず、みんなそれを語りたがる珍しい作品だからだ。“面白い日本映画を紹介して”と言われてパッと頭にこの映画を思い浮かべる映画ファンは多い気がする。しかし“どんな映画?”と聞かれたら一言では説明できない。だからこそ“とにかく観て”と言いたくなる。本作はそんな映画だ。森田監督も松田優作も伊丹十三も体育教師で出演している加藤義博も故人であることが本当に残念でならない。この記事をシェアする