洗濯ネットに入れる時に、脱いだままの状態やそのままの状態で入れる人も多いのでは? 通常の洗濯であれば、適当に入れても問題ありませんが、ニットやセーターは非常にデリケートな素材なので、 ネットの入れ方にも注意が必要 です。 カテゴリー一覧ガイド関連All Aboutサービス・メディア

2017-05-02 MAGAZINE

ニット・セーターの洗濯方法を解説!縮むのを防ぐ洗い方のコツも伝授. また、セーターにボタンやフックがある場合は全て留めてから洗濯ネットに入れましょう。 ↓ 洗濯ネットに入れたセーターを洗濯機の中に入れたら、『ドライコース』や『手洗いコース』などを選びできるだけセーターに負担をかけない洗い方をします。 洗濯をする場合に、洗濯ネットを使っているという人も多いでしょう。しかし、なんとなく洗濯ネットを使っているという人も少なくありません。この記事では、洗濯ネットの正しい使い方や仕組み、洗濯ネットを使用した方がいい洗濯物の種類 […]

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セーターの洗濯って自宅できるの?縮みや毛玉の心配なくセーターを自宅で洗濯する方法や注意点について紹介します。どれくらいの頻度で洗濯するのか、洗濯前に確認してほしい事や洗剤の選び方、キレイに干す方法から日ごろのお手入れや保管のコツについてまで、セーターの洗濯について解説します。冬場に活躍するセーターは、毎日のように着ていると汚れやニオイが気になってくるものですし、暑い時期にサマーセーターを好んで着る人もいるでしょう。でも、セーターを自分で洗濯しようと思っても、縮んだり型崩れの心配があり、なかなか気軽には洗濯しづらいものです。だからといって、毎回のようにクリーニングに出すのは面倒だし、お金もかかってしまいます。セーターはクリーニングに出さなくでも、自宅で簡単に洗濯することが可能で、ポイントを押さえれば縮みなどを心配せずに、きれいにすることができます。セーターは素肌に直接着ることは少ないため、汚れにくく頻繁に洗う必要はありません。あまりに頻繁に洗ってしまうと、生地が傷んでしまう原因となります。ですが、汚れが付いたまま放置しても生地が傷む原因となり、風合いを損ねてしまうこともあります。セーターを洗う頻度の目安は以下を参考にしてみてください。また、次のような状態のときは洗濯するサインです。セーターを自宅で洗濯する前に、自宅で洗濯できるものか、洗濯方法など、いくつか確認するポイントがあります。この確認を怠って間違った洗濯をしてしまうと、大事なセーターが着られなくなってしまう場合がありますので必ず確認しましょう。洗濯する前に必ず確認することには以下のものがあります。洗濯表示とは、ほとんどの衣服の裏側についている洗濯方法を表示するラベルのことです。洗濯表示の中に、洗濯の仕方や素材など、衣服について大事な情報が書かれていますので、必ず確認するようにしましょう。洗濯表示は2016年12月に改正されていますので、表示の意味が分からない場合はネット調べることも可能です。新しい洗濯表示の場合は「洗濯おけ」や「手洗いマーク」、旧表示の場合は「洗濯機」や「手洗いマーク」がついているものであれば自宅での洗濯が可能です。もし、桶にバツがついているマークがある場合は洗濯することはできませんので、クリーニングに出すようにしましょう。また、ドライマークがついている場合はドライクリーニングしかできないと思われがちですが、ドライマークと一緒に、洗濯おけや手洗のマークが表示されていれば洗濯することが出来ます。ドライクリーニングとは、クリーニング店が専用の機材を使い、水ではなく油を使って洗濯する方法で、自宅で行う水洗いとは全く別のものになります。油を使用するため、水を使うよりも型崩れなどがしにくく、セーターも縮みなくキレイに仕上がります。市販されているドライクリーニング用の洗剤を使えばドライクリーニングと同じかと思われますが、水洗いのダメージを抑えることはできても水を使うため、クリーニング店でドライクリーニングするほどの仕上がりにはなりません。洗濯表示にドライクリーニングの表示がついている場合は、「ドライクリーニングでないといけない」わけではなく「ドライクリーニングもできる」という意味になります。セーターは洗うと色落ちしやすいものなので、洗濯前に色落ちしないかの確認をするようにしましょう。目立たない部分に少量の洗剤を付けて5分ほど置いてから、白いタオルで洗剤をつけた部分を軽く押さえて色落ちしていないかチェックします。もし、色落ちしている場合はクリーニング店にお願いするか、個別洗いや同系色のものと一緒に洗うようにしましょう。セーターの素材によっては家庭での洗濯に向かないものもあります。洗濯表示と一緒に素材も表示されていますので確認するようにしましょう。家庭で洗濯しやすい素材綿・ポリエステル・ナイロン・アクリルまた、ウールやカシミヤ・アンゴラはポイントを押さえれば家庭でも洗濯することができます。シルクやレーヨン・キュプラ・アセテートが素材に含まれている場合は水によるシミができやすく、家庭での洗濯が難しいものですので、クリーニング店にお願いすることをおすすめします。自宅で洗濯が可能なセーターだと確認ができたら、洗う前に次の準備をしましょう。シミの有無もあらかじめ確認しておきます。セーターを洗濯する場合は塩素系やアルカリ性の洗剤は向いていません。中性洗剤やおしゃれ着洗い用の洗剤を使うようにしましょう。日常で使用している洗剤は基本的にアルカリ性です。アルカリ性の洗剤は成分が強めで、特にウールではフェルト状になってしまうことがあります。柔軟剤についてはお好みのものを使っても差し支えありません。柔軟剤によっては風合いを良くしてくれるものや、静電気を抑えて傷みを軽減できるものもありますので、活用してみてください。セーターにシミやひどい汚れがある場合は事前に処理するときれいに仕上がります。汚れの部分に直接洗剤を付けて軽く指でなじませてから洗濯するようにしましょう。漂白剤を使ってはいけないケース白いセーターにシミがあるので漂白剤を使う、ということもありますが、塩素系の漂白剤を使うと、動物性の繊維や、ワイシャツの襟などを黄色く変色させたり、日焼け止めが襟や袖口についている場合は、ピンク色に変色させてしまうので注意が必要です。セーターを洗濯するには、洗濯機を使用する方法と手洗いする方法があります。洗濯表示を確認し、手洗いの表示がある場合、洗濯機に手洗いコースがあれば洗濯機で洗うが可能です。ただ、洗濯機を使用する場合は手洗いに比べてダメージがありますので、どうしても型崩れさせたくないものであれば、手洗いをするか、クリーニングに出すことをおすすめします。手洗いコースが選べる洗濯機で洗う場合の手順は次の通りです。コースの選択を間違わないよう、注意しましょう。セーターを摩擦や色移りから守るためにも、必ず洗濯ネットに入れて洗濯するようにしましょう。洗濯ネットのサイズは大きすぎても小さすぎてもダメです。セーターを二つ折りにしたときにぴったり収まるくらいの洗濯ネットを使用するようにしましょう。洗濯ネット自体も、柔らかすぎずしっかりした素材のものや、固定ベルトのいた専用の洗濯ネットの使用がおすすめです。洗濯ネットに入れる際のポイント洗濯機の機種によって様々な洗濯コースがありますので、お使いの洗濯機の洗濯コースを確認して、セーターを洗うのに適したコースを選ぶようにしましょう。手洗いコースやドライコースなど、一番優しく洗えるコースで洗濯することをおすすめします。洗濯コースが決まったら、あとはスイッチを入れて洗濯するだけです。このとき、使用する水は冷たすぎや温かすぎないようにしましょう。ウールなどは冷たい水や高温の水だと縮んだり型崩れしてしまいますので、30度くらいのぬるま湯で洗うようにしましょう。洗濯機に手洗いコースやドライコースがない場合は、手洗いで洗いましょう。手洗いで洗濯する手順は次の通りです。大きめの洗面器や洗い桶など、セーターが入るサイズの容器を準備し、30度くらいのぬるま湯と洗剤を混ぜておきます。セーターを裏返して、用意した洗剤水にセーターを浸し、セーターの網目に洗剤水を通す感じで優しく押し洗いを何度か繰り返します。このとき、チカラを入れて洗剤の泡が立つように押してしまいがちですが、セーターは濡れた状態の摩擦に弱いので、できるだけ優しく押し洗いをするようにしましょう。また、汚れがひどい部分がある場合は、汚れの目立つ部分だけ、指先で汚れを押し出すようにつまみ洗いを繰り返し行います。押し洗いをしたらセーターを取り出し、半分に折って軽く押して水分を絞りましょう。決してねじって絞らないようにしてください。次に、ぬるま湯をキレイなものに変え、洗い桶の中で押し洗いをします。この作業を4~5回繰り返してすすぎます。柔軟剤を入れる場合はすすぎのタイミングで入れるようにしましょう。バスタオルにセーターを挟み、残った水分を吸い取るか、洗濯機を使用して脱水を1分くらい行いましょう。洗濯表示が手洗いだけのものは、脱水機を使用しないようにしてください。また、手で雑巾のように絞ると傷みの原因になるので注意してください。脱水が終わったセーターは、そのまま放置せずに素早く干します。できるだけ、水に濡れている状態を短時間にします。セーターは、熱や回転による摩擦に弱いので、乾燥機やドライヤーなどを使用せずに自然に乾燥させるようにしましょう。最新の乾燥機の中には、セーターやニットをふんわり仕上げる機能を謳っているものがありますので、これらの機能がついている場合は、乾燥機を使用しても大丈夫です。セーターは洗って濡れてしまうと変形しやすい状態になってしまいます。できるだけ元の形に近い状態で干すように「平干し」をしましょう。また、乾燥中に長時間日が当たってしまうと、黄ばみや色落ちをしてしまう場合がありますので、通気性の良い日影に干すようにしましょう。セーターの干し方セーター用の平干しネットを使用すれば、簡単に平干しをして乾かすことが出来るのでおすすめです。また、お風呂のふたにバスタオルを敷き、その上にセーターを置いて乾かすと、平干しと同じ状態で干すことが出来ます。物干し竿で干す場合はハンガーにかけるような状態で干すのではなく、物干し竿にセーターを二つ折りにしてかけるようにしましょう。このとき、袖を下に落とすのではなく、袖も二つ折りにしてかけるように干します。セーターの洗濯で困るのは、縮みや毛玉ではないでしょうか。縮みや毛玉が出来てしまう原因には次のようなことがあります。セーターが縮んでしまう原因には、水分と擦れ、熱があります。水分を吸うことで繊維のうろこが開いて立ってきます。この立ち上がったうろこ同士が絡み合ってしまうことで繊維が縮んでしまうのです。また、水分を含んだ状態でこすれてしまうと、硬くなり、フェルト状になって縮んでしまう場合があります。熱を加えると繊維のうろこが開いて絡み合い縮んでしまうことや、化繊の場合は繊維がのびてしまうことがありますので注意しましょう。セーターにできる毛玉の原因は、毛玉の原因は摩擦によって毛糸の表面が毛羽立ってしまうことです。バックや腕でこすれてしまったり、摩擦によってできた静電気で繊維同士が絡まること、また、洗濯中の摩擦も毛玉の原因となってしまうのです。お気に入りのセーターが縮んでしまった場合、ショックで二度と着られない…と、すぐにあきらめるのではなく、次の方法を試してみてください。セーターから1センチほど離し、アイロンの強いスチームをかけて形を整えていきます。スチームを当てて柔らかくなったら、手でセーターを軽くたたいで形を整えましょう。蒸気を当てる前にスプレーで水を軽くかけておくと伸びやすくなります。このとき、セーターを手で引っ張らないように注意してください。また、蒸気を当てるときはアイロンを直接セーターに当てないようにしましょう。繊維と繊維が絡まって縮むので絡まりをなくすことが必要です。髪用のトリートメント剤を使うと髪の毛のように毛糸がサラサラになり、絡まりが取れる場合があります。トリートメント剤をぬるま湯に溶かし、セーターを漬けて1分ほど置いてから、手洗いのときと同様に水気を切って干すようにしてみてください。ある程度の縮みが解消されているはずです。セーターを保管するときは、ハンガーで吊るす方法と、たたんで保管する方法を使い分けるようにしましょう。重みのあるセーターは、セーター自体の重さで伸びてしまうことがありますので、重さや素材で保管方法を選びましょう。保管するときに防虫剤を使う場合は、セーターに防虫剤が触れないように気を付けなければ、変色の原因となる場合があります。たたんで保管するとシワになるのではと思いがちですが、キレイにたたんでついてしまうたたみジワなら着ている間に自然と消えてしまいます。キレイにたたんで端から丸めて保管するとシワがつきにくく、収納スペースも効率よく使えるのでおすすめです。シワができやすいような薄手のものや、麻が素材に使われているセーターは、たたむのではなく、吊るして保管することをおすすめします。吊るす場合は肩に厚みのあるハンガーを利用すると、肩の部分が伸びることもなく、キレイに干すことが出来ます。セーターは着ている以上まったく汚れがないわけでもありません。でも、頻繁に洗ってしまうと傷みの原因となりますので、できるだけ洗わなくても済むようにするため日ごろのお手入れがとても大事になるのです。お手入れのコツ家庭で洗濯するのが難しそうなセーターでも、ポイントさえおさえれば、お家で洗濯することが出来るのです。セーター洗濯のポイントとしては次のことがあります。セーターをお家で気軽に洗濯することが出来れば、いつでもきれいな状態でセーターを楽しむことでできます。正しい方法で洗濯することで傷まずキレイに仕上がりますのでぜひ挑戦してみてください。セーターだけではなく、クリーニング代がかかるワイシャツも自宅の洗濯機で洗えます。参考文献この記事を読んだ人にはこれがオススメ!