IDD(多摩美術大学大学 院デザイン専攻 情報デザイン研究領域)は、アートとデザインの垣根を超えた研究と制作が行なえる世界でも数少ない大学院です。ここには、二つの研究プログラムと特徴的な五つの研究グループがあり、博士前期課程(修士課程)と後期課程(博士課程)が設けられています。私たちは、美術やデザインのみならず、工学、人類学、社会学、認知学、言語学といった他の学問領域と交わることで生まれる表現の研究や制作を行ない、まだ使い方が定まっていない先端技術を実験的に用いたり、既存の技術の新しい使い方を発見することで、未知の芸術領域を拓いています。また、多くの教員は海外でも活躍しており、授業は原則日本語で行なわれますが、随時、英語や中国語でのサポートも行なっています。UI、UX、サービスデザイン、ソーシャルデザイン、メディアデザイン、視覚言語、情報グラフィックス、データヴィジュアライゼーションなどを対象としたプログラムで、二つの研究グループで構成されています。私たちは、長年にわたって国内のエクスペリエンス(経験)デザインをリードしてきました。本研究グループでは、ユーザーや顧客について考え、互いの共感を促し、豊かで心地よい経験をもたらすモノやしくみのをデザインを研究し実践しています。支援とコミュニケーションのためのデザインを、テクノロジーと情報グラフィックスをベースに開拓しています。また、次世代メディアの研究と構築にも力を注いでいます。メディアアート、インスタレーションアート、オーディオヴィジュアル、映像、写真、CGなど、メディア表現を実践するプログラムで、三つの研究グループに分かれます。さまざまなメディアを組み合わせたインスタレーション、コードやアルゴリズム、さらにバイオメディアに根差したポスト=インタラクションの探求、生成メディア時代のサウンドアートなど、さまざまな形態やアプローチによる作品制作と研究を行なっています。映像人類学を支柱に、写真、映像、音響などのイメージ創出技法を用いて、視覚表現だけに収まらない“記憶と空間の表現”について研究しています。CG、ゲーム、アニメ、マンガおよびインスタレーションアートといった日本における“メディア芸術”フィールドの未来を考察し、より成熟させる研究と実践を行なっています。それぞれの研究分野に応じた制作指導と論文指導、情報デザインとメディア芸術への造詣を深める情報デザイン特論、メディア芸術特論を開講しています。また、他領域に視野を広げるオープン科目など多彩なカリキュラムが用意されています。研究グループごとの方針により、ゼミ形式、グループティーチング形式などで開講され、作品研究、制作指導、および、研究レポート(M1)、修士論文(M2)の執筆指導が行なわれます。 作品は9月と1月に開催される年2回の審査会で評価を受けます。また、M1前期には大学院での研究制作のスタートに位置づけられる特別ワークショップ「プレゼンテーションワーク」を開講しています。情報デザイン領域では「情報デザイン特論」(前期)「メディア芸術特論」(後期)を開講しており、多彩な他領域開講の講義も受けることができます。2001年に開設された多摩美術大学大学院の博士後期課程(博士)は、幅広い視野と総合的な判断力を備えた人材を育成することを目的とし、全学横断型の研究制作を行っています。特に「実技」と「理論」の調和による、領域にとらわれない美術創作研究と美術理論研究の確立を目標としていることを、その第一の特徴としています。修士課程の学生との共同ゼミなども行われていて、学生が相互に批評、触発できるオープンな場をつくりあげています。入学試験の詳細は多摩美術大学サイトをご覧ください。事前面談希望の方は下記ページをご確認の上、事前面談申し込みフォームよりお申し込みください。Copyright © 2013 Tama Art University, Graduate School of Art and Design.
2012年 多摩美術大学院美術研究科芸術学専攻身体表現研究領域開設。 2014年 統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科を開設する。造形表現学部の学生募集を停止。 2015年 建畠晢が学長に就任。アート … JAPAN入社。データサイエンティストと協業して、UXデザイナーとしてアプリ開発に携わる。2017年 東京藝術大学美術研究科 情報設計室にて議論の可視化に関しての研究を行う。著書に『Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』(BNN新社)がある。現在フリーランスで活動。趣味はスプラトゥーンとSUP。twitter @4mimimizu東京大学大学院工学系研究科船舶工学専攻博士課程修了。非線形数値流体力学、人工物工学(設計科学)に関する研究を経て、1998年より現職。2015年からメディアセンター所長。プロジェクトリーダーを務める。衛星芸術(ARTSATプロジェクト)をはじめ、バイオメディア・アート、自然知能と知能の美学、ライブコーディングと自作楽器によるサウンドパフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドなメディア芸術の世界を開拓中。芸術衛星1号機「ARTSAT1: INVADER」で ARS ELECTRONICA2015 HYBRID ART 部門優秀賞をチーム受賞。同プロジェクトの成果により、平成27年度芸術選奨文部科学大臣賞(メディア芸術部門)を受賞。多摩美術大学大学院美術研究科修了。自作のデヴァイスやソフトウェアを用い、メディア・アート、ネット・アート、ライヴ・パフォーマンス、映像、彫刻作品など、さまざまな形態で作品を発表する。主な展覧会に「[インターネット アート これから]―ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、個展に「スキンケア」(SOBO、東京、2015)、「滲み出る板」(GALLERY MIDORI.SO、東京、2015)など。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。ガセイ南米研修基金を受け、南米各国に長期滞在。1985年より、パリを拠点に写真家・文筆家として活動を開始する。2002年 オックスフォード大学ウォルフソン・カレッジ研究員。2007年、第52回ベネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナーに就任。2016年、あいちトリエンナーレ芸術監督を務める。『コニカプラザ奨励賞』『マルチメディア・グランプリ』『サントリー学芸賞』『伊奈信男賞』など受賞。武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻修了(視覚伝達デザイン)。メディアアート作品を国内外の美術館で発表する活動と並行し、ゲーム・デジタルコンテンツ、CM、舞台作品の映像化や舞台映像演出などの分野で活動。20/05年『映像情報学入門』(編著)。2010年「上海万博日本産業館インスタレーション」、13年「シャガール展」、15年「スイスデザイン展」などの展示映像制作。「ヴィデオ・ダンス」準グランプリ、「国際ハイビジョン・フェスティバル」ミュージック&ダンス部門グランプリなど受賞。映像作家。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。CGを中心とした映像表現を追究し、SFX、コンサート映像の監督などを務める。1983年第16回現代日本美術展佳作賞、第1回日本芸術文化振興賞、受賞/マルチメディアグランプリ'94MMA会長賞など受賞。ライト・アーティスト。筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。作品に、インタラクティヴなインスタレーション、人の影に反応する「レイヨ=グラフィー」など。小林幸子電飾衣装やパパ・タラフマラ舞台美術など異分野とのコラボレーション多数。「夢を見る夢を見た...」でARTEC'95 準グランプリ、「Geo-Sphere」でロレアル奨励賞。受賞など受賞。このインスタレーションは、18世紀後半の機械や初期の電子機器を、技術と表現にかかわる音楽史を参照し、独特かつ過渡的に用いています。ノイズジェネレータ、オシレータ、メガホン型スピーカーで構成された奇妙なデバイス群は、過去のものを現在から切り離して、歴史上に架空の物語を描きます。道具としての光ではなく、生命の息づかいを感じさせるような光、“生命を感じさせる光について”をテーマに制作と研究を行ないました。本作品は、LED(人がコントロールする光)とカルス(生きている細胞)を組み合わせることによってどのように見えるのか、また、生命を感じさせる光を表現できるのか。その可能性を探りました。雨が降ると雨水によって浮き出る雨の日のためのサイン。触感研究の延長として、雨に触れる心地よさに導くために制作したサインです。座標平面をインターフェースとして、3Dモデルのデザインファミリーを生成するジェネレーター。修了作品では椅子を対象に、ダーシ・トムソン著『生物のかたち』に登場する「魚の座標変換の図」を参照して座標変換しました。カップなどの円柱形を回転させながら、AR技術でストーリーを可視化する作品。円柱を用いた情報の可視化は、全ての角度からAR表現ができるので、新たな広告手法としてパーケージデザインに応用しました。 ã§ã³è«æçµæ´æ°æ¥: 2020å¹´6æ8æ¥COPYRIGHT © 2019 TAMA ART UNIVERSITY, ALL RIGHTS RESERVED. åæ¥ã¯2021å¹´3æ15æ¥ãä¸éæ¯ãã£ã³ãã¹ï¼æ¬é¨ã»å¤§å¦é¢ã»ç¾è¡å¦é¨ï¼å «çåãã£ã³ãã¹ï¼å¤§å¦é¢ã»ç¾è¡å¦é¨ï¼ ALL RIGHTS RESERVED.筑波大学大学院芸術研究科修了後、株式会社GKにて製品デザインをおこなう。2005年、筑波大学にて博士号を取得。彼は、われわれ自身の「経験」に着目し、人びとが「経験」をかたちづくるしくみを手掛かりにインタラクションデザインについて研究している。またワークショップやプロジェクト学習における“表現を通した学びと学習環境”に関する研究を行ない、学びの活動を観察記録し分析するソフトウエアの研究開発を手がけている。いくつかの科学研究費補助金を受け、他分野研究者と協働で研究をおこない、学会発表及び論文発表をおこなっている。千葉大学工学部卒業。卒業後、コンピュータ企業のデザイン部門でプロダクトデザイナー、インタラクションデザイナーとして働く。専門は、ヒューマンインタフェース設計とサービスデザイン。情報構造化と情報の視覚化、行為とインタラクション、イノベーションとデザイン思考に関心があり、企業との共同研究プロジェクトを数多く手がけている。MFA、MBA、ふたつの修士号を持つ。多摩美術大学美術学部二部卒業。三菱電機でコンピュータ、AV機器、携帯電話、空調機器、家電製品などを扱うデザイン研究部門に所属し、自動車ナビゲーションシステム、カーオーディオ、工作機械および多くのプロダクトのインターフェースを設計する。その製品の多くはグッドデザイン賞を受賞している。専門は、情報の構造化と表現、情報コンテンツのデザインとインターフェースデザイン。ワークショップを基盤とした授業を通して研究を続けている。横浜国立大学教育学部卒業。筑波大学経営理工学研究科修士課程修了後、東京大学工学部先端科学技術研究センターより博士号を取得。コンピュータヒューマンインタラクションを活用した教育支援システムの研究を専門とする。人々と技術の相互作用を、博物館で用いる教育用ハンドデバイスや学習とエンターテインメントを融合させるエデュテインメントシステムなどを通して研究する。国内外で広く研究論文を発表し、創造的かつ先駆的な研究によって数多くの科学研究費補助金を受けている。グラフィックデザイナー。1980年代半ばから新しく出現したコンピュータデザインの分野を独学し、京都市立芸術大学美術研究科博士後期課程単位取得(視覚情報デザイン)。タイポグラフィの研究でも知られる。 2005年愛知万博政府出展事業「サイバー日本館」、2008年スペイン・サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。『インフォグラフィックスの潮流』『日本語のデザイン』『デザイン・ウィズ・コンピュータ』『配色の設計』など著書、監訳書多数。MMCAマルチメディアグランプリ2000最優秀賞など受賞。1986生千葉県生まれ。2009年 多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、Web制作会社でデザイナーに。2012年WATER DESIGN入社。ジャンルを超えた横断的な事業開発や商品流通を生むためのビジネスデザインに携わる。20013年Tokyo Graphic Recorderとして活動開始。同年、Yahoo! 1999年 adc賞(00・01年) 2000年 jagda新人賞 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科 : 今井トゥーンズ (イラストレーター) 多摩美術大学美術学部 → 多摩美術大学大学院研究科 : 堀江博久 (ミュージシャン(neil&iraizaなど)) 1983年 多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業; 1985年 筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了 2009年 多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、web制作会社でデザイナーに。2012年water design入社。ジャンルを超えた横断的な事業開発や商品流通を生むためのビジネスデザインに携わる。 上野毛キャンパス(本部・大学院・美術学部) 〒158-8558 東京都世田谷区上野毛3-15-34 tel:03-3702-1141(代) 八王子キャンパス(大学院・美術学部) 〒192-0394 東京都八王子市鑓 …