ボール初速が速い方が飛距離アップできる. 飛距離への影響が一番大きいのは、ボール初速です。
飛距離アップをさせるためにとヘッドスピードばかりを気にするゴルファーがいます。「中部銀次郎の流儀」でゴルフは物理と芸術と書かれています。これを物理的に考えるとより効率良く飛距離を伸ばすことができます。するとヘッドスピードのことなんてきっと忘れてしまうでしょう。スポンサーリンク近年、JLPGAの選手たちも飛距離が伸びてきたものの、やはりまだ本場LPGAの選手たちには追いついて...近年ゴルフ人口の減少がゴルフ業界でも問題視されています。これが理由で倒産するゴルフ場が多く出...ビジェイシンと聞いて思い出すのは、「追放処分」と「練習の虫」です。プロゴルファーとして天国と地...試合に出る資格であるシード権を持たない男子プロゴルファーが、ツアートーナメントに出る為に戦わなけ...ゴルフをする上で、4スタンス理論を取り入れることは、非常に重要です。そのため4スタンス理...多くのゴルファーは打ち上げよりも打ち下ろしの方が打ちやすいのではないでしょうか。実際、アベレー...飛距離アップはほとんどのゴルファーの目標や憧れだと思います。飛ばすために、まずヘッドスピードを増...練習場でボールを打っていて、上達度をチェックするのはラウンドするしかないと考えていませんか。...世界中のゴルフファンを魅了するPGAツアー。誰しもが憧れるPGAプロの凄まじい飛距離や力強いシ...ゴルフクラブを購入するときに参考にする数値にヘッドスピードがあります。クラブメーカーもヘッド...通常ゴルフのコースは右利きを想定して造られています。レフティのゴルファーにとっては有利と不利の...アップダウンのゴルフコースでは、高低差の打ち分けができないとスコアをまとめることができません。...女子プロゴルファーのランキングでよく話題になるのは、賞金ランキングですよね。しかし実は、様々な項...米ゴルフツアーと言えばその優勝賞金の大きさはみなさんご存知ですよね。2015-2016年シーズン...いつのころからキャディ付きゴルフが減って、ゴルフカートによるセルフプレーが主体となってきています...スポンサーリンクゴルフは老若男女関係なく一緒に楽しめるスポーツです。一般男性よりもはるかに体が小さく筋力も劣る女子プロゴルファーが、飛距離を上回ることがそれを証明しています。それは単純なパワーやスイングアークの大きさだけで起こることではありません。それらのスイングには基本になるセオリーがあり、それに沿ってショットをするのでどちらかというとマニュアル化しやすいのです。韓国のプロゴルファーは教科書に沿ったマニュアル通りのスイングをします。しかし飛距離は変わらなかったり、アメリカのプロゴルファーだときれいなスイングの韓国選手よりも飛距離が出ていたりします。もちろんきれいなスイングは理想ではありますが、結局はどんな形のスイングをしようとも、ヘッドスピード・ボール初速・ミート率・打ち出し角・バックスピン量・サイドスピン量・飛距離が物理的に整えば、飛距離も方向性も手に入れることができるのです。飛距離アップは物理の世界で、ヘッドスピードを上げ、かつインパクトのミート率を高めることです。そしてそのミート率を高めることは、ボールの初速度を高めることであり、確実に飛距離アップや方向性の安定に繋がる重要なポイントとなるでしょう。ミート率が高くなると、ボールの回転軸が地面に対して直角になり、正しいバックスピンで正確な方向にボールが飛びます。ヘッドスピードだけをどんなに上げても、決してミート率は上がらないですし、飛距離は伸びません。ミート率は、ヘッドスピードのパワーを正確にボールに伝達する効果を決める係数なのです。ミート率は、ヘッドスピードにシャフトの硬さを一致させ、飛距離をアップさせるボール初速を高めるシャフト理論になります。シャフトの波形をヘッドスピードの波形に一致させる事で、最大運動量を持ったシャフトがスイングの最下点でボールをヒットでき、100%のミートを達成することができるのです。女子プロゴルファーのドライバーショットをイメージしてください。しかし彼女たちのヘッドスピードは、アマチュアの男性ゴルファーのヘッドスピードとあまり差がありません。女子プロゴルファーの平均ヘッドスピードは41~42m/sくらいです。ミート効率=ヘッドの重量÷(ヘッドの重量+ボールの質量)+1です。ヘッドの重量をおよそ200g、ボールの質量およそ46gで、1.83がミート率100%になるのですが、これは真空状態での数値になるので、空気抵抗を入れると1.5で統一されています。ではヘッドスピードが40m/sだった時にミート率が100%であれば、40×1.5×4=240ヤードの飛距離になるのです。ミート率が1.3で計算すると、40×1.3×4=208ヤードとなり、ミート率が0.2落ちるだけで30ヤードも飛距離に差がでてしまうのです。飛距離への影響が一番大きいのは、ボール初速です。ボールの初速はヘッドスピード×ミート率です。そのヘッドスピードはクラブを速く振るしかありません。この2つが揃うことでボール初速も高まり、結果飛距離も伸びるのです。ここで、ミート率を高めるための物理的なポイントを教えます。まずヘッドがボールにインパクトするとヘッドは確実に減速します。そのためには大きなフォローを取ることで、インパクト後のポジションでヘッドが最高速になるようにスイングするようにしてください。またより重量のあるヘッドを使うことで、インパクトで当たり負けないイメージを持てますよね。そしてインパクト時にヘッドのエネルギーを効率良くボールに伝えることも重要です。何度も言うようですが、飛距離を伸ばすには、ヘッドスピードはある程度必要ですが、ヘッドスピードを上げようとして、強く叩いたり速く振ろうとしても飛距離は伸びません。それではボール初速を上げるにはどうすれば良いのか考えましょう。物理的に考えると、ボール初速に大きく関係してくるのはミート率ですね。それ以外で考えられることは、ボールの選択です。なぜならボールとヘッドスピードが合っていないとボール初速は上がらないのです。またクラブとボールがマッチングしていないのも1つの原因と考えられます。各メーカーは飛距離を伸ばすための研究がより進化し、低スピン傾向になっています。クラブを真剣に選ぶくらいにボールも真剣に選ぶようにしましょう。ドライバーやアイアンは飛距離や方向性が重要視され、そのための物理学が存在します。アプローチやパターの場合は、グリーン周りの地形や形状をゴルフボールがとのように転がって、どのようにカップインするかを想像しなければなりません。目標はもちろんカップインなのですが、芝目やラフの抵抗、アンジュレーションを把握する必要があります。ゴルフで一番感覚が重要となることなので、最も難しいことだと言えるでしょう。ドライバーやアイアンは物理的に考え、フェアウェイやラフ、多少ライが変わることはありますが、スイングを大きく打ち分けることはありません。しかしアプローチは、ランニングアプローチであったり、バンカー越えであったり、深いラフからだったりと状況に応じて打ち分ける必要があります。ゴルフは経験というのは、こういった物理とはかけ離れた感覚的な部分を必要とするグリーン周りの技のことを指しているのではないでしょうか。物理と感覚、両方持ち合わせて行うのがゴルフを面白くしていますし、より難しく、闘争心を掻き立てているのでしょう。ゴルフの飛距離や方向性は物理的に考えられます。しかし人間はロボットではないので、物理を理解したところですぐにその通りにできるわけではありません。しかしそれを理解することで、より効率的にゴルフ練習に取り組めると考えてください。 ミート率が1.3で計算すると、40×1.3×4=208ヤードとなり、ミート率が0.2落ちるだけで30ヤードも飛距離に差がでてしまうのです。 飛距離の物理:ボール初速=ヘッドスピード×ミート率. 後はエクセルは「電卓の計算を繰り返し高速計算するような」ものですから可能と思います。 ただ1000個の数の足し算をするという風には簡単にいかないケースがあるとは思いますので、勉強がひつよ …
始めに手で押して初速を与えたかもしれませんが、問題の意味は、初速を与えた後は手を離した、ということです。 そしてその後、動摩擦力が進行を妨害する方向にはたらいて物体が止まったということで … 力学の基本となる運動の記述において重要な等加速度運動。公式の丸暗記ではなく,速度と時間のグラフを用いて考えることで,理解が深まります。まず,等加速度運動とは読んで字のごとく各方向で加速度が一定である運動のことです。速度と加速度,また運動を記述するにあたり必要な時間の導入については教科書にも出てくる重要な公式は次の通りです。この式は初速\(v_0\)でスタートした物体が加速度\(a\)で運動しているときの,時刻\(t\)での速度\(v\)を表しています。加速度が速度の時間変化率であるということに気づいていればすんなり入ると思いますが,式の形だけを見るとこの式は初速\(v_0\)でスタートした物体が加速度\(a\)で運動しているときの,時刻\(t\)での変位\(x\)を表しています。変位ですから\(t=0\)での位置を基準としてどれだけ位置が移動したかを計算できるのですが,ということです。この式も\(v-t\)グラフを用いることで簡単に理解できます。ここでは加速度が正の場合のみ扱いますが,負の場合も上の速度の公式同様ですので,まったく同じです。さて非常に大事なことですが,速度のグラフが囲む部分の面積が変位に対応するのでした。ですから,上のように速度が時間の1次関数(グラフは直線)の場合,それが囲む部分は台形になります。上の図ではその台形を下側の長方形と上側の三角形に分割して考えました。このとき,になりますから,それぞれの面積を計算して足すことによって変位が次のように求まります。\[ x(t) = v_0 t + \dfrac{1}{2}at^2 \]速度のときに比べて文字の数が多くて少し紛らわしいですが,このように図形的イメージを持つことで間違えにくくなります。例えば初速がゼロでスタートしたなら,変位は\(at^2/2\)と簡潔に書けることもこの式からわかりますね。さて最後は速度の二乗がどれだけ変化するかを表した式です。実はこの式(3)は,上の二つの式(1)と(2)を連立させて\(t\)を消去すれば求めることができます。つまり(1)から,\[ v = v_0 + at \quad ゆえに \quad t = \dfrac{v-v_0}{a} \]となり,これを(2)に代入します。多くの高校生の悩みはこの式を,どういう場合でいつ使うのかで悩んでいると思いますので,具体例を挙げて少し説明しておきます。問.初速\(8 \,\mathrm{m/s}\)で打ち出した球が,初速と逆向きの加速度\(2 \,\mathrm{m/s^2}\)で運動した。\(5 \,\mathrm{s}\)後の変位(初速方向を正)を求めよ。答.これは別の例もやってみます。問.ある物体がとある初速で打ち出されて,初速の向きに加速度\(4 \, \mathrm{m/s^2}\)で運動した。\(6 \,\mathrm{s}\)後の速度が\(30 \,\mathrm{m/s}\)のとき,初速はいくらか。答.少し曲がった問われ方をしていますが,本質は変わりません。初速が知りたくて,与えられた条件は\(6 \,\mathrm{s}\)後の速度です。ですから,速度の公式を使えばいいですね。初速を\(v_0\)とすると,\[ 30 = v_0 + 4\cdot 6\]となりますから,\(v_0 = 6 \,\mathrm{m/s}\)と求まります。もう一つ考えてみましょう。問.小球が初速\( 3 \,\mathrm{m/s}\)で動き始め,加速度は初速の向きに\(2 \,\mathrm{m/s^2}\)であった。小球の変位が\(4 \,\mathrm{m}\)となったときの速度はいくらか。答.問題文中に時間の情報がありませんから,一発で(3)の式を使うことがわかります。求める速度を\(v\)とすると,\[ v^2 – 3^2 = 2\cdot 2\cdot 4 \quad ゆえに \quad v^2=16\]と求められます。さてここで一つ引っかかるのが,この式からは数学的には\(v=\pm 4\,\mathrm{m/s}\)と2つの答えが出てきます。もちろん,初速が初速\( 3 \,\mathrm{m/s}\)で,初速の向きに加速されてますから答えはプラスの\(v=4\,\mathrm{m/s}\)だけですが,ではマイナスの答えは何を意味するのでしょうか。それは(1)の式にこのマイナスの答えを入れてみるとわかります。実際にいれてみると,\[ -4 = 3 + 2\cdot t \]となりますが,これを解くと\( t = -3.5 \,\mathrm{s}\)となってしまいます。初速が出る\(t=0\)以前のことは今関係ないですから,この解は除外しないといけない,ということになります。ここまでが実際に等加速度運動の公式を適用する例でしたが,単に速度や変位を聞かれるだけでなく,初速等も問われる対象になりうることがわかったと思います。大事なのは,問題で何を聞かれて何を問われているのかまず整理することです。公式をしっかり理解したうえで,それができればどの式を使うか迷うことはなくなると思います。また最後の例であったように(3)の式を使う際は,時間の項が式から消えているせいで,物理的にはあり得ない答えも数学的にははじき出される可能性があります。盲目的に式に従うのではなく,実際の現象を意識しながら使うようにしましょう。