パソコンで音楽を作るDTMで、ロックバンド系の曲を作曲しようと思っても、最初はどんな楽器で音楽が作られているか、よく分からないですよね。バンドをやったことがある人や、かなり音楽が好きな人であれば分かると思いますが、そうでなければ、ピンとこない方も多いと思います。 僕も音楽を始める前は、ボーカルとドラムは何となくわかるけど、 ですが曲を作るにあたり、いろんなバンドの曲を聴いたり、調べたりすることで基本構成や各パートの役割が分かるようになりました。 曲を作るとき、これらを押さえておくと、頭の中が整理されます。この結果、 スムーズに作業を進めることができます。 そこで今回は、ロックバンドの最も基本的な構成と、各パートの役割を音楽の三要素と絡めて説明します。↓記事と同じ内容を、下記動画でも説明しています。真ん中の再生ボタンを押してご覧下さい。→もくじロックバンドの基本構成について説明する前に、音楽の三要素について説明します。音楽の三要素を知っておくと、よりバンドの各パートの役割が分かりやすくなるからです。音楽の三要素とは、下記の3つの要素のことです。 →ロックバンドの最も基本的な構成は、下記の通りです。 基本的に、人間の声は単音となりますので、音楽の三要素では、「メロディ」に該当するパートと言えます。 エレキギターとは、アンプと呼ばれる装置を使って、電気的に弦の音を増幅できるギターです。ギターは、ボーカルの歌に対して、「コード」と呼ばれる和音を鳴らして、メロディを彩ります。そのため、音楽の三要素では、「ハーモニー」に該当すると言えます。 もちろん、ギターでも単音のメロディを出すこともあるのですが、その場合はギターソロなど、ボーカルが歌っていないときが多いです。 ドラムの役割は、正確なリズムを刻むことで、曲の土台を作ることです。音楽の三要素では、そのまま「リズム」を担います。ドラムは、「ドレミファソラシド」という音階を表現することはできません。  ベースはドラムが作るリズムに合わせて演奏されます。このため、曲のリズム担当として、ドラムとセットでしかし、ベースはギター同様、「ドレミファソラシド」という音階を鳴らすことができます。 ベースは、ドラムのリズムに合わせて演奏します。同時に、ギターが演奏するコードのうち、「ルート」と呼ばれる一番低い音を演奏することが多いです。(例えば「ド・ミ・ソ」の和音の場合、一番低い「ド」の音です)→  実は、この3つのパートだけでも、音楽の三要素を満たしています。しかし、ベースが無い曲を聴くと、ちょっと物足りない感じがします。 メロディ・ハーモニーは「ドレミファソラシド」という音階を表現できますが、リズムは音階を持ちません。そのため、これら3つを一緒に演奏すると、音階がある楽器と無い楽器に隔たりが生まれます。このため、全体の音がまとまらず、あたかも隙間のあるような物足りなさが出てしまうのです。 そこで、全体の音をまとめるために登場するのがベースなのです。ベースは、メロディ・ハーモニーとリズムの隔たりの中間に立って橋渡しを行い、曲全体を美しくまとめあげます。たとえば、ドラムのリズムに合わせてハーモニーのルート音を奏でることで、ドラムとハーモニーを繋げます。そして、同じくドラムのリズムに合わせつつ、裏のメロディを演奏することで、ボーカルのメロディをいっそう引き立て盛り上げます。→ 主役の味となるハンバーグ(ボーカル)、ハンバーグの味を引き立てるレタスやトマト(ギター)、それらをはさみ、全体を形作る土台のバンズ(ドラム)。 ハンバーグ、レタスやトマトとバンズの間に入れて、味を引き立てたり、形がくずれないようにまとめたりするのがソース(ベース)です。 ソースが入っていないハンバーガーって、味として何か物足りないですよね。また、中身が飛び出たりして、食べるのが大変になると思います。 そう考えると、あまり目立つことはことはないですが、ソースはとても重要な役割があると思いませんか? ロックバンドにおけるベースも、ボーカルやギターのように目立ちにくいですが、実は物凄く重要なポジションであることがお分かりいただけたかと思います。→ここまで説明してきたように、ロックバンドの基本構成と各パートの役割は以下の通りです。  この記事で紹介したロックバンドの基本構成と各パートの役割を意識すれば、自分で曲をつくるとき、効果的なパート作成や編曲ができるようになります。 ぜひとも、今後の作品作りで意識してみてください。 僕のサイトではこの記事以外にも、パソコン1台で自由に音楽を作る方法を数多く紹介しています。ただ、記事数は200を超える量となっています。そこで、僕のサイトに載っている知識やテクニックを、順番に見ていくだけで学ぶことができる 5年以上の時間をかけて僕が培った、DTMの作曲ノウハウをすべて説明した、他にはない大ボリュームの動画レッスンとなっています。僕自身、専門的な音楽の勉強や楽器演奏の経験の無いところから、社会人になって作曲ができるようになりました。そのため、一切経験がない方でも安心して見ることができる内容になっています。作曲に興味をお持ちでしたら、是非チェックしてみてください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。No related posts.Copyright © 2020 ユータの公式Webサイト All rights Reserved. 1.作曲は全体の曲構成をイメージする. 楽器によって得意不得意なフレーズがあったり、音色も楽器ごとに全く異なるので、楽器の種類を覚えて、それぞれの楽器の特性を覚えることは作曲上達への近道になります。 次回はそんな楽器の特性について見ていきましょう! !もしも作詞家がDTMをはじめたら!?初めてCubaseでDTMをやったDTM苦戦日記バラエティ!シャッフルとスウィングってどう違うの?曲に楽しいノリを付けるための跳ねるリズムとは?これからDTMで作曲を始めるならミックスから勉強するのがおすすめ!ポピュラー音楽で使う管楽器のヴォイシングにはどんな種類があるの?Wavesの光学式トランジスタコンプレッサー CLA-3Aの使い方コンプレッサーの音作りってなに? 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このような「予感」を作るのがフィルインの大きな役割です。 例えばサビから新たなパートが加わる際に、 そんなときには、これからサビが始まるんだという予感を前の小節から感じさせるように、 この手法は便利なので覚えておきましょう 曲の始まりにバイオリンで これらは保続音といって、あまり動きのない、変化のない静けさを表現するときなどに使います。 歌ものや劇伴などのポピュラー音楽では冒頭部分で使われることが多いので覚えておきましょう 保続音を入れる場合は、主に調のI度、III度、V度 の音を使用します。 今回紹介した10個の要素(パーツ)を組み合わせれば、簡単に1つの曲が出来上がってしまいます。 今までDTMで曲を作っていたけど編曲は苦手だったという方は是非これらの要素を組み合わせて見てください。 そして、それぞれのパーツを綺麗に組み合わせることができるようになると、音楽というのは意外にも少ないパーツだけでも成り立つんだなと改めて感じると思います。 あとは、これらのパーツはどの楽器で演奏するべきなのかを考えてみましょう 楽器によって得意不得意なフレーズがあったり、音色も楽器ごとに全く異なるので、楽器の種類を覚えて、それぞれの楽器の特性を覚えることは作曲上達への近道になります。 次回はそんな楽器の特性について見ていきましょう!!iPadコントローラーを作曲に使うプロが増えている!?これは取り入れたい! 作曲の手順は、作曲家によって色々だ。 ... 琵琶や太棹三味線のような弦楽器のイメージ、セロ弾きのゴーシュなど ... この段階で、全体の楽章構成・楽器編成・大体の演奏時間などがほぼ決定するわけである … はじめまして、dtm初心者のものです。作曲の構成として【リズム(ドラム・ベース)・ハーモニー(ギターやその他)・メロディ(歌)】となってますが、もし解釈した理論で間違ったのがあれば訂正をおねがいします。実際メロディを先行で ! ③ 「コードを楽器へ割り振ろう!」編 ←今回.