更新日: 2018年7月18日. 海外ドラマ「目次有名な推理小説「シャーロック・ホームズ」を、現代版として大胆にアレンジした推理サスペンスドラマ。主人公はシャーロック・ホームズですが、19世紀から現代にタイムスリップしてきた、とかいう設定ではありません。ホームズを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。「SHERLOCK/シャーロック」は、イギリスBBC制作のミニドラマ・シリーズで話数も少なく、シーズン1は2010年放送と少し前の作品なのですが。2016年には、本国で放送された特別編「 ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」は、現在シーズン4まで制作されています。DVD・ブルーレイをはじめ、現在 Netflix公式サイトは、こちら。軍医ジョン・ワトソンは、兵士として戦場に赴くも、負傷したため本国イギリスに帰国。壁にスプレーで書かれた不可解な落書き。正体不明の犯人から爆弾予告が。・・・というようなストーリーです。できれば予備知識なしで、何も知らずに鑑賞するほうが楽しめると思います。予告動画はこちら。とにかく、ストーリーがおもしろいです!ミステリーとしての謎解き要素は、もちろんのことですが。各話90分とドラマとしては長いですが、もうあっという間に終わってしまう感じです。推理小説の「シャーロック・ホームズ」といえば。パソコンやスマホやネットといった現代的なものを、うまくストーリーに取り入れてあってリアリティがあると思います。かと思えば。謎解きを堪能しつつ、笑ってドキドキして「え~~~!?」と驚く。シャーロックをはじめ、ジョンやその他の面々は、みんな魅力的なキャラクターばかりですね。・・・う~ん・・・もしかして、もしかしたら。ま~、とにかくシャーロックの変人っぷりは、かなり笑えて魅力的。そんなダメな部分と、すぐれた洞察力や推理力、キレキレの頭脳で難事件を解決していく部分や、意外とシリアスな部分とのコントラストが絶妙。・・・しかし、ジョンもえらいというか、心広いですよね。モリーやハドソン夫人、レストレード警部もすごく魅力的ですよね。中でも私個人が大好きなのは、やっぱりマイクロフト。そうそう。決して、登場人物自体はそう多くはなく、シャーロックとジョン以外は、さほど出番もないのですが。私個人としては、猛烈におもしろかったです!最終話は、もう怒涛の展開。猛烈にハマりやすいドラマだと思います。次のシーズン2を見た個人的な感想はこちら。 Amid the action and reaction of …… humanity, ――「たった少しの面積のなかで400万人もの人間が押しのけ合いながら暮らしていたら起こる、ちょっとした可笑しな出来事だよ。こんな過密な人口の中じゃ、 冒頭で、ホームズは帽子を調べていた理由を尋ねられた時にこう言いました。この時はパターソンが例えば購入者が帽子を落とさなければホームズはガチョウの買い付け先をたどっていけなかったように、そして結果的に犯人を捕まえることになったのですから、これは偶然というよりクリスマスが起こしたまさしくこんな狭い都会で人がぎゅうぎゅう詰めにならない限り、起こらなかった出来事だったでしょう。 クリスマスだなあ……と優しい感じで終わるこの話ですが、案外説明されていない部分が多くて腑に落ちないところが。 ・なぜホームズはパターソンから帽子を預かったの?・宝石の報奨金は誰の手に? という点です。ちょっと考察してみましょう。 仕事が忙しくても、まあ預かるぐらいなら構わないと思ったのだろうか。それとも、帽子を調べることがそうとう面白そうだと感じたのか。これはワトスンも疑問に思って質問したものの、その答えはパターソンの登場によって遮られてしまいました。気になるんだけどなあ。 一応この理由については作中で、 “knowing that even the smallest problems are of interest to me.”――「どんな小さいことでも僕が興味を示すと知っていたので」 と言われていたり、『 ”~~ as I had heard that you were good enough to give advice to poor folk who were in need of it, I came right away to you.”――「あなたは貧しい人のためにもご助言を下さると聞いたので、それで私はすぐにあなたのところに来ました」 しかしそういった評判が広まっている一方で、『ぶな屋敷』などでは「つまらない事件ばっかり持ってきやがって……」とブツクサ言っていて、その傾向が顕著に表れています。 こういうイメージが強かっただけに、今回の話でホームズがクリスマスで気分がおおらかになっていたのもあるんでしょうか?  “……the Countess to ――「公爵夫人は宝石を取り返すことさえしてくれたら、 その上、別に報酬金が ここでホームズがこの話の後、ワトスンによって語られていない部分で公爵に宝石を返したと考えてみましょう。その時、報酬を受け取る権利のありそうな人間はガチョウを買った帽子の人と、それを拾ったパターソン、そしてホームズです。帽子の人は自ら流石にパターソンは報酬金が出ることを知っていたので、それが分配されないとなれば彼はつまり、最終的に報酬金が分配されたのはホームズとパターソンということになります。ホームズまたお金持ちになっちゃったね。そして帽子の人カワイソウ。 正直に言うとこれは報酬金はで、分配の問題がすっきり解決すればいいのになあ。 “Here is my lens. 私の答えは間違いなくシャーロック・ホームズになる . Powered by 引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 英語の多読で読んだ!中身はシャーロック・ホームズの7作目青い紅玉とか青いガーネットとか訳されてるやつ。私はシャーロック・ホームズは1作だけ読んだことがあるけど… What can you gather yourself as to the individuality of the man who has worn this article?”I took the tattered object in my hands and turned it over rather ruefully.”――「バカ言うなよ。こんなボロい帽子から何が分かるっていうんだ」「そこにルーペがある。君は僕の手法を知ってるだろ。これを被っていた男の特徴について、君は調べられないのかな?」私は言ったことを後悔しつつ、くたびれた帽子を手に取ってひっくり返してみた。 帽子だけで個人が特定できる訳がない、とワトスンは思わず疑ったが、それにムッとしたホームズにやり返されてしまう。そして結局、 “I have no doubt that I am very stupid, but I must confess that I am unable to follow you.” とまで言っており、もうしかし、ホームズが自分の捜査法に物凄くだからこれはワトスンの自業自得といえるかもしれないね。  ところで、このブログでは基本的に原文を筆者が訳しています。英語のプロでもないので不十分な所だらけだろうから、訳は参考程度にしておいて、読者の皆様にはぜひ原文の方を参照していただきたいです。 そしてその訳についてですが、“What can you gather from this old battered felt?”というワトスンのセリフはそのまま訳すと、「君はこの古くてぼろぼろの帽子から何が分かるんだ?」となる。 こう表現すると、おかしいと言えばおかしいし、おかしくないと言えばおかしくないというか……。とにかく、ここで正しいのは、「君はこの古くてぼろぼろの帽子から何が分かるんだ?というだからホームズもこのワトスンの発言に ちなみにホームズもワトスンと同じ文型を使っていたので、彼も「これを被っていた男について、君のほうは何か分かることはできるか?(という感じかな?こう捉えると、   例えば、この話の終わりはこの言葉で締めくくられます。――「もし良かったら呼び鈴を鳴らしてくれ、ワトスン。そしたら これだけ聞いたらえっ、次も鳥にまつわる事件の捜査をするの?と考えてしまいそう。しかしそれより以前に書かれていたことを思い出せれば、この意味が分かります。――「七時に夕食をしよう。きっと今日は このセリフ自体にもユーモアがありますが、とにかくここでホームズはワトスンをそういう訳なので、食事を捜査と呼ぶと、折角のご馳走が無味乾燥なものに思えてしまうように感じてしまうのですが、それもホームズらしくて面白い言い換えです。  他にも “Eh?