同バンドは「King of Rock」と称され、現在の日本のライブパフォーマンスのスタイルの確立に大きな影響を与えました。音楽のみならず個性的なファッションも若者に影響を与え、ボーカルの忌野がステージで言う「愛し合っているかい?」という言葉は流行語になりました。1980年代を席巻したバンドです。海外から輸入されたものが、日本人に認知され、いつのまにか日本風に改良された文化として親しまれるようになったということは「邦楽ロック」の歴史を理解するポイントです。1990年代の終盤から、1990年代の前半にかけてバンドブームが起きますが「THE BLUE HEARTS」「ユニコーン」「JUN SKY WALKER(S)」「THE BOOM」は「バンド四天王」と称されました。ちなみに最近のアーティストでは「never young beach」が、はっぴぃえんどから影響を受けたとして話題となっています。そんな中、日本で代表的なアミューズメントパークの一つ東京ディズニーランドを筆頭に各地でハロウィンにまつわるイベントが開催され始めました。ここでは、邦楽ロックの歴史について年代別で紹介したと共に、具体的な例を用いて噛み砕いて説明しました。Webonに掲載されている情報の正確性を求める為、著者・編集共に調査を実施しておりますが一部古いもの・正確性に欠けるものがある可能性があります。その際において仮に読者様に損失が発生してもWebon運営は一切の責任を負いません。驚くことに日本人はそれをすぐに受けいれました。しかしあくまでもそれは「海外のもの」として当時の日本人は受け入れていました。ロックが海外のものと思われていた日本で、最初に日本語でロックを歌い始めたのが「はっぴぃえんど」だと言われています。同時に「ビジュアル系ブーム」や「メロコアブーム」など、邦楽ロックが様々なジャンルに細分化していったのもこの時期です。スタイリッシュなファッションや逆立てたヘアースタイルなど個性的なビジュアルが支持を獲得しました。社会現象となる程の人気で、『BOØWY以前』『BOØWY以後』で日本のロックを分けて語られるほどのインパクトを残しました。ビジュアル系の元祖と言えばX JAPAN(1989年に「X」でデビューし1992年に改名)。1989年にリリースされた「紅」は1989年日本有線大賞の最優秀新人賞受賞曲に選ばれました。髪型やファッションを真似る人が現れ社会現象となるほどのムーブメントを巻き起こしました。おかげで今では「ハロウィン」という名の下、各地でコスプレイベントが開催されたり、若者が原宿で騒ぐというものも今じゃ秋の風物詩になりつつあります。2000年代は「青春パンク」など時期ごとに流行があり、その影響を受けたバンドが若者を中心に流行を起こしているというのが現在までの主な流れです。邦楽ロックの誕生は「ハロウィン」が日本で流行した過程と似ているように感じます。1981年結成(1989年解散)。代表曲に「Marionette (マリオネット)」「B・BLUE(ビー・ブルー)」など。1972年~1975年に活動した「キャロル」は現在のロックシーンに大きな影響を及ぼし、「伝説のバンド」と称されています。矢沢永吉、ジョニー大倉を擁する同バンドは「英語まじりの日本語の歌詞によるロック」によって大きなインパクトを与えて支持を獲得しました。1973年に発売された『ファンキー・モンキー・ベイビー』は当時のロックバンドとしては異例のヒットである30万枚を売り上げ、日本のロックの地位を確立しました。1990年代の後半から日本ではロックバンドブームが起きて、ヒットチャートに多くのロックバンドが名を連ねるようになりました。次のページでは邦楽ロックの国内外からの評価をご紹介します。どのような見方を邦楽ロックがされているかを知る事で、より邦楽ロックというものを知る事ができるでしょう。▼2002年にリリースされ90万枚を突破したロードオブメジャーの『大切なもの』しかし、この頃の日本は演歌や歌謡曲が音楽の中心で「ロックといえば、ビートルズを代表する海外のもの」と認識されていました。昔はハロウィンというイベントは日本にはなく、海外の行事でした。ハロウィンは元々は宗教的な意味合いが強い、厳(おごそ)かな行事であったそうです。1980年代になると海外のロックバンドの影響を受け、日本でも様々なロックバンドが登場します。それらのバンドの特徴は「はっぴぃえんど」はこの頃に活躍した「ティン・パン・アレー」と共に日本の音楽界に大きな影響を与えました。80年代にはこの系譜のアーティストが多数活躍しました。歴史を知らなくても、邦楽ロックを楽しむことができます。ただ歴史を知ればより邦楽ロックに対する理解も増し、より楽しいものになるのではないかと思います。その人気と相まって日本でも「ロック(Rock)」という概念が市民権を得るようになりました。1985年結成のバンド。代表曲に「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」など。パンクロック(1970年代半ばにアメリカで誕生した過激で攻撃的なロック)に乗せてストレートなメッセージ性のある歌詞を歌い、若者の絶大な支持を獲得しました。「海外バンドの単なる模倣ではなく、日本国内で変わらず愛されるサウンド(歌謡曲など)を取り入れている」同バンドのボーカルの氷室京介の「音楽を辞めようと思った時にRCサクセションのライブを観て辞めるのを踏みとどまった」という有名な逸話があります。「RCサクセション」は1980年1月に発売した「雨上がりの夜空に」の発売記念コンサートで、渋谷のライブハウス「屋根裏」の観客動員数記録を塗り替えて話題になり、ブレイクに至りました。またWebonに掲載されている文章・画像(引用や無料素材でないもの)・ロゴ(無料素材でないもの)についての著作権はすべてWebon運営にあります。無断での転載・複製を禁じます。「海外のもの」としての認識されていた「ロック」が、日本独自の文化と融合しながら「日本のもの」として認識されるようになっていきました。1980年代は邦楽ロックにとって重要な時期であったといえます。 view. 80~90年代の邦楽女性ロックアーティスト! 私が青春時代を共にし、憧れた女性ロッカーをまとめてみました。年がバレること必至ですが、30代、40代の皆さん!一瞬にしてあの頃に戻れますよ。 (sayorinco) J-ROCK 80年代 90年代 ガールズロック. ジャパニーズロック年代別|80年代|HMV&BOOKS online コンビニ受け取り送料無料! Pontaポイント使えます! 支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です! ロキシー・ミュージックとしては最後のオリジナルアルバムとなった「アヴァロン」は彼らの最高傑作です。浮遊感あるサイケデリアはザ・ストーン・ローゼズにしかない独特のサウンド。今聞いても新しさを感じます。というわけで7バンドに関しては主観含みで選んでいますので、ほかにも名盤の称号にふさわしいアルバムは多いのですがご了承ください。さらにメンバーのバンド活動以外から得たエッセンスを音楽に反映させました。外部の音楽家も積極的にむかえ曲作りに対し臨機応変、柔軟に対応した姿勢はもちろん、後のミュージシャンへの影響力がすさまじい本作を生み出したことは大きな功績です。初期の少し暗めロック色強めもそれはそれで魅力があるのですが、やはりこのアルバムのようなポップさがカーズらしいと感じます。メンバーのルックスからアイドル的な見方をされることも多々ありますが、このアルバムを聞けば彼らの評価されるべきポイントは見た目以外のところにあるとわかります。80年代ロックの音楽性は多種多様ですが、その中でもアダルトで優美な音楽は随一でニュー・ロマンティックの真骨頂。しかし、その陰鬱の中に音の粒子がきらきらと光っていて、ただ暗い曲という印象で終わらないのがキュアー。静かなる神秘性が妖しく美しいのです。「ジギー・スターダスト」は人生のバイブル。老いる前に死にたいと口では言いつつ健康に長生きしたい。ゴリゴリのギターロックという感じではなく、コーラス多めで洗練された美しさすら感じるサウンドが特徴のアルバムです。良くも悪くもロックにイメージされる荒々しさ、凶暴性がありません。© 2020 ロックリウム All rights reserved.感傷にひたってしまう美しいバラードから、明るいカラッとしたポップ音楽まで、バリエーション豊富なロックが楽しめます。決して驕らず、観客と近い距離を保つ姿勢で当時の若者の心をつかみ熱狂させました。売れて成功しても小さなハコでのライブにこだわり続けていたことに、ザ・スミスの信念がうかがえます。中性的なデヴィッド・シルヴィアンの容姿と難解な音楽性があいまって妖しさ全開な作品。誰もが親しみやすいキャッチーなメロディがありながらも、ちゃんとデュラン・デュランの個性も感じられます。とっつきやすいのですが、その中に妖しさ、神秘さがあり世界観に引き込まれます。ヴィジュアル系風味な見た目でとっつきにくいイメージを持ってしまうザ・キュアーは、80年代のニュー・ウェイヴから派生したゴシック・ロックの代表バンドです。テイストに違いがあれどどれも名盤。好みの音を探求していくのも楽しいですよ。たとえば、作品づくりの点。本作では事前に楽曲を用意してスタジオに入るという従来の方法を変え、ジャムセッションを中心に曲づくりにしました。ザ・スミスとともにイギリスのインディーロックを代表するバンドで、80年代末期のイギリス社会の若者、それも社会から爪弾きにされたものたちを熱狂させました。ファーストアルバムリリースからわずか3年で解散してしまいましたが、その影響力は絶大で、今もなお再結成を望む声は多いバンドです。妖艶で幽玄な世界観はあまりにも現実離れしていて一見さんお断り感が強いものの、一度興味を持ったら最後、彼らの沼から抜け出せないほどにはまってしまいます。楽曲のクオリティから演奏、ボーカル・・・持てる実力をすべてこのアルバムに放出させたのではないかと思うほどに完成度が高いです。ザ・ストーン・ローゼズはインディーロックの代表バンドで、オアシスをはじめ著名ミュージシャンからのリスペクトも熱いバンド。様式美ともいえるハードロックは、多様化する音楽の中で目が覚めるような思いがします。