「できますでしょうか」という表現は、ビジネスメールなどでしばしば見られます。例えば、「お願いできますでしょうか」などの使い方があります。「できますか」と同じ意味がありますが、「できますでしょうか」は日本語として正しいのでしょうか。詳しく考えてみましょう。
ビジネスでも日常生活の中でもよく聞く「できますでしょうか」という表現。仕事中の電話応対でも、メールの文面でもよく聞いたり見かけたりします。しかし、この表現なんだか言いづらく、変に聞こえませんか?どこか謎の表現である「できますでしょうか」についてみていきます。 検索したいワードを入力してください初回公開日:2018年02月16日更新日:2020年05月31日記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。「できますでしょうか」という言葉を見たことはありませんか。「お願いできますでしょうか」などの表現がありますが、正しい言葉なのかどうか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。「できますでしょうか」は日本語として正しいのか、言い換え表現はあるか、ご紹介します。「できますでしょうか」という表現は、ビジネスメールなどでしばしば見られます。例えば、「お願いできますでしょうか」などの使い方があります。「できますか」と同じ意味がありますが、「できますでしょうか」は日本語として正しいのでしょうか。詳しく考えてみましょう。「できますでしょうか」という言葉の中には、「ます」と「です」という丁寧語が存在します。「ます」は、「できます」の部分に含まれています。また、「でしょうか」の「でしょう」は、もともとの形が「です」となります。「できますでしょうか」の意味は、「できますか」が基本となります。「~することはできますでしょうか」であれば、「~することはできますか」という意味になります。一方で、「できますか」には「ます」という丁寧語が1つ含まれていますが、「できますでしょうか」には「ます」と「です」で2つの丁寧語が含まれているという違いがあります。「できますでしょうか」は、「ます」と「です」という2つの丁寧語が含まれているため、丁寧語が二重に使用されていることになります。これは二重敬語に該当します。二重敬語は、一般的には誤りとされています。しかし、「お召し上がりください」など、日常生活で一般的に使用されている二重敬語もあります。「お召し上がりください」は「お~ください」という尊敬語と、「召し上がる」という尊敬語が重なっているため、二重敬語に該当します。しかし、これは幅広く使用されている表現です。同じ種類の言葉を重ねて使用することは、回りくどく冗長な表現になります。二重敬語も、同じ種類の敬語が重複していることで、くどい印象を与えてしまいます。また、同じ種類の敬語を重ねることは、丁寧すぎる使い方になります。丁寧すぎる表現は、かえって相手に失礼な印象を与える場合があります。二重敬語が誤りとされる理由は、くどい印象があること、丁寧すぎてかえって失礼になることなどが挙げられます。しかし、そこまでくどい印象がなく、失礼な表現でもない場合は、二重敬語でも一般的に使用されています。「できますでしょうか」が使われる理由には、なるべくやわらかい表現で伝えたいなどの点が挙げられます。「できますでしょうか」は、「ます」と「です」という丁寧語が2つ使用されることで、相手に対して何かをやんわりと伝えることができます。丁寧語としての役割を考えると、便利な表現とも言えます。「できますでしょうか」は、「可能でしょうか」や「よろしいでしょうか」といった表現を使用し、言い換えることができます。それぞれの例について、詳しく見ていきましょう。例えば、「送っていただくことはできますでしょうか」という表現を考えてみましょう。これだけ見ると、やはりくどい印象があります。ビジネスシーンで使用する表現としては、適切とは言えません。「可能でしょうか」という表現はビジネスメールなどでしばしば見られます。一方で、言い回しとしては若干強い表現となります。そのため、使用する場合には注意が必要です。上で挙げた「送っていただくことはできますでしょうか」という表現は、「送っていただいてもよろしいでしょうか」に言い換えることができます。この表現も、「できますでしょうか」を使用するより、まとまった印象があります。また、「送ってくれますか」や「送っていただくことはできますか」よりも、違和感なく使用することができます。「できますでしょうか」を「よろしいでしょうか」に言い換える場合、「できますか」という意味をきちんと伝えなくてはなりません。この場合、「してもいいですか」という意味になり、これを丁寧に表現すると「していただいてもよろしいでしょうか」となります。「できますでしょうか」と似た表現に、「できませんでしょうか」という言葉があります。こちらも、ビジネスシーンで見ることがある表現ですが、「できますでしょうか」とどのような違いがあるのでしょうか。詳しく考えてみましょう。「できませんでしょうか」という言葉は、「できません」と「でしょうか」に分けて考えることができます。「できません」に含まれる「ません」のもともとの形は、丁寧語の「ます」になります。また、「でしょうか」には「でしょう」が含まれており、「でしょう」は丁寧語の「です」がもともとの形です。「できませんでしょうか」は「できますでしょうか」と同じく、「ます」と「です」という2つの丁寧語が含まれていることになります。同じ種類の敬語が二重に使用されているので、「できませんでしょうか」も二重敬語となります。そのため、「できますでしょうか」と同じく、厳密には正しい表現とは言えません。「できますでしょうか」と「できませんでしょうか」の違いは、「できますか」と「できませんか」の違いで考えるとわかりやすいです。例えば、「~することはできますか」と相手に聞く場合、「できますか」と聞いているので、「できる」という可能性を強調した言い方になります。これは、依頼としては強い表現になります。「できませんでしょうか」は二重敬語となるので、「できますでしょうか」と同じく文法として厳密に正しいとは言えません。そのため、「できますでしょうか」と同じく、くどい印象になることもあります。他の表現に変えることができれば、言い換えた方が好ましいでしょう。先ほど見たように、「できますでしょうか」を「可能でしょうか」に言い換えて表現する場合があります。しかし、「できますでしょうか」と「可能でしょうか」にはニュアンスに若干の違いがあり、必ずしも言い換えて表現できるとは限りません。「可能でしょうか」は、「可能ですか」という意味が基本となります。これは、「できますでしょうか」が「できますか」を基本とし、「できますか」よりもやわらかな表現になることと似ています。「できますでしょうか」の使い方としては、「お願いできますでしょうか」が代表的と言えます。これは、「可能でしょうか」で言い換えると違和感があります。また、「お願いできますか」と表現すると、やや強いニュアンスになります。そのため、やんわりとお願いをしたい場合に、「お願いできますでしょうか」は便利な表現となります。メールで「できますでしょうか」を使用する場合、口頭で使用する場合よりも注意が必要と言えます。文章で伝えることになるため、長い言い回しによってくどい印象を強めてしまう可能性があるからです。そのため、メールではなるべく「できますでしょうか」は使用せず、他の表現で言い換えた方が好ましいです。今回は、「できますでしょうか」は日本語として正しいのか、使い方や言い換え表現についてご紹介しました。「できますでしょうか」は二重敬語に該当するので、厳密には正しい文法とは言えません。一方で、「お願いできますでしょうか」などの表現は、日常生活やビジネスシーンでもしばしば見られます。 この例も直すときは、感謝いたします、したためます、といったシンプルな表現を心掛けましょう。最後に「お+名刺+いたす」というパターンもあります。このパターンもすでに名詞の前に「お」を付けることで敬語として成り立っているのに、そのあとに「いたします」とか「いたす」という謙譲語がついているために、結果的に二重敬語になっています。 こんにちは岩国市周東町高森の古民家花屋kuttiです。マスク。みんなしています。持ってないのでしません。とは言っていられない感じになってきました。自分で作る? そして、この「できますでしょうか」というのは果たして正しい言葉遣いと言えるのでしょうか?今回はこのいかにも不思議な表現である「できますでしょうか」について見ていきます。最初に「できますでしょうか」という言葉の意味を見ていきたいと思います。そんなに難しく考える必要はありません。平たく言えば、「できますでしょうか」→「できますか」ということなのです。 初回公開日:2017年03月26日更新日:2020年05月29日記載されている内容は2017年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。ビジネスでも日常生活の中でもよく聞く「できますでしょうか」という表現。仕事中の電話応対でも、メールの文面でもよく聞いたり見かけたりします。しかし、この表現なんだか言いづらく、変に聞こえませんか?どこか謎の表現である「できますでしょうか」についてみていきます。目次電話の応対やメールの文面など様々な場面でこんな表現を聞いたことがありませんか?
ビジネスパーソンが基本的なマナーとして身につけておきたいのが「敬語」です。とはいえ、正しく使えている人はそう多くありません。特に近年多くなったのが「させて頂く」という表現。これは敬語なのでしょうか。 今回は「させて頂く」の正しい使い方について紹介します。