誘導された神経堤細胞は上皮成長因子(Epidermal Growth Factor, EGF)と塩基性線維芽細胞増殖因子(basic Fibroblast Growth Factor, bFGF)を添加した培地で少なくとも10回以上の継代培養が可能で、また末梢神経細胞、グリア細胞、色素細胞、角膜内皮細胞、間葉系間質細胞への分化能を有していました。 All Rights Reserved.
この新モデルでは、造血幹細胞からT細胞への分化の過程で、まず赤血球系への分化能が、次いでB細胞への分化能が失われ(H. また、b 細胞分化に必須なサイトカイン il-7 を産生するストローマ細胞(支持細胞)に対して、clp は cxcr4 依存的に近接していました。さらに il-7 産生性ストローマ細胞は、間葉系前駆細胞の約60%と少数の内皮細胞から成ることを見出しました。 75 (2) 2016 間葉系幹細胞の基礎と臨床 63 glycophorin A (−) 分画を単離すると,高いコロニー形成 能と多分化能を有する細胞集団を得ることができる21). さらに,Stro-1 (+) MSC は,脾臓,骨髄,腎臓への … 骨髄細胞をある条件で培養すると、細胞が接着したストローマ細胞層が数週間で形成 される。ストローマ細胞層は、繊維芽細胞・間葉系幹細胞・脂肪細胞・内皮細胞・ マクロファージなど、さまざまな種類の細胞から形成されている。 細胞生物学では、間質細胞(かんしつさいぼう、英: Stromal cell)は、疎性結合組織で発見された臓器の結合組織の細胞である。 間質細胞は、ほとんどの場合、子宮 粘膜(子宮内膜)、前立腺、骨髄前駆細胞、卵巣だけでなく、造血系などにも関連している。 境構成細胞(ストローマ細胞)が必須であることを明 らかにした。さらに BMT の際,造血幹細胞をストロー マ細胞(間葉系細胞を含む)との主要組織適合抗原 複合体(特に MHC の classI)が一致していると,造 血幹細胞の増殖率が高いことを見出した7,8)。 Ana Cordeiro Gomes(1 エール大学、2 京都大学ウイルス・再生医科学研究所、3 大阪大学大学院生命機能研究科、4 ルーベン大学、5 テキサス大学、6 ドイツ癌研究センター)骨髄の造血幹細胞(HSC)は、ケモカイン CXCL12 を発現する間葉系前駆細胞や内皮細胞が形成する HSC ニッチで自己複製します。一方で、造血幹細胞は多能性造血前駆細胞(MPP)、リンパ系共通前駆細胞(CLP)を経てB細胞を含む種々のリンパ球に分化していきます。しかし、この造血系細胞分化が骨髄内のどこで、どのように起きているのか明らかではありませんでした。本研究では、様々な遺伝子改変マウスの骨髄を解析することで、MPP からリンパ球までの分化を支持する特異的なニッチが存在するのか調べました。CXCL12 の受容体である CXCR4 を MPP から欠損させたマウスでは、CLP への分化が抑制され、リンパ球造血能が低下しました。また、B 細胞分化に必須なサイトカイン IL-7 を産生するストローマ細胞(支持細胞)に対して、CLP は CXCR4 依存的に近接していました。さらに IL-7 産生性ストローマ細胞は、間葉系前駆細胞の約60%と少数の内皮細胞から成ることを見出しました。間葉系前駆細胞から IL-7 を欠損させたマウスでは、B 細胞の初期前駆細胞が減少し、内皮細胞から IL-7 を欠損させたマウスでは、プロ B 細胞およびプレ B 細胞が減少しました。また、IL-7 産生性ストローマ細胞から CXCL12 やサイトカイン SCF を欠損させたマウスでは、造血幹細胞と MPP の細胞数が減少しました。以上の実験結果から、造血幹細胞ニッチを構成するストローマ細胞の中には、分化方向を決定するサイトカインを産生する亜集団が存在しており、これが MPP 以降の分化を支持する特異的なニッチを形成していることが明らかとなりました。今後、IL-7 産生性および IL-7 非産生性の骨髄ストローマ細胞の性質の違いを解析することで、骨髄ニッチによる造血制御メカニズムの詳細が明らかにされることが期待されます。© Institute for Frontier Life and Medical Sciences, Kyoto University.
間葉系ストローマ細胞 中胚葉性組織(間葉)に由来する体性幹細胞。脂肪細胞や軟骨細胞への分化能をもつため再生医療への応用が期待されている。その他に,免疫抑制作用や造血支持能力を有する。採取する組織により特性が異なる。 Wada et al., Nature 452: 768, 2008)、最終的にはミエロイド系への分化能が消失してT細胞系列に完全に運命決定すると考えています(2008年4月10日プレスリリース)。 Copyright © 2011- National Diet Library.
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11085245/1*アクセスキーの場合は、表中に「*」をつけています。
All Rights Reserved. 抗原は、間葉系細胞株のみに広く発現ていた。a15-1を破骨前駆細胞とストローマ細胞の共存培養系に加えたところ、破骨前駆細胞から単核破骨細胞への分化がおこる最初の2日間のみ加えたとき、破骨細胞分化阻害が認められた。