ctの影響でがんが12%も増えるという外国のデータも存在しています。 マンモグラフィーを使った乳がん検査の危険性 乳がん検診に使う「マンモグラフィー」も、乳がん死亡率を減らす切り札であるかのように宣伝されてきています。 こうした認識は、近藤氏以外の国内の医師にも広がりつつあるようだ。東京都内のある60代の会社経営者は数年前、かかりつけの呼吸器専門医からこう言われたことがあるという。「肺に小さな影があります。継続的にCT検査をし続け、肺がんの早期発見につながる可能性と、検査による被ばくの影響でかえってがんになってしまう危険性とを比べると、CT検査を続けた方が良いのかどうか一概には言えません」。さらに、CT検査による被ばくの危険性については、「まだ表立って議論されていませんが、いずれ大きな問題になってくるでしょう」とも話したそうだ。 赤羽氏の指摘の要点は次のようなものだ。(1)近藤氏指摘の「検査1回の線量」の10倍の線量を超えると発がんリスク上昇が確認されているが、下回る線量の場合、リスクがあるかないかはっきりしていない。それでも安全確保上「ある」と仮定して防護基準を決めており、リスクは「ゼロではない」という程度の低いものだ。(2)そもそも、放射線の影響を受けなくても30%以上の人ががんになり(生涯がん死亡リスク男性26%など)、食生活やタバコの影響が大きいとされている。こうした「リスク」と、CT検査などの「リスク」を比べる必要がある。(3)CT検査の「リスク」はゼロではないとしても、早期発見で治療を受けることができることや、異常がないと分かり安心できる、というメリットとを比較して判断すべだ。 近藤氏は記事で、「現在は、1回のCT撮影で被ばくする線量でも、発がん死亡の危険性が生じると考えられています」と述べている。「推定」として、45歳の1万人が全身CTを1回受けると「8人が発がん死亡」(0.08%)し、以降30年間毎年同検査を受けると、「190人」(1.9%)が「被ばくにより発がん死亡するとされます」。 もっとも、近藤氏が指摘するように、必要性が低い検査が安易に行われている実態も少なからずあり、「不必要な検査はしない、受けないという姿勢が大切だ、という点は賛同できる」とも話していた。 慶応大学のサイトによると、近藤氏は同大医学部で「放射線科学(治療)」を担当する専任講師だ。 確かに近藤氏が指摘するように、「肺がん検診を受けると寿命が短くなる」というチェコスロバキア(当時)や米国での調査結果などがあるそうだ。週刊現代(10年7月17・24日合併号)で、新潟大学医学部教授(予防医療学)の岡田正彦氏が指摘している。調査対象となった検診での検査は、CTよりも被ばく線量が少ない胸部レントゲン撮影だ。 「CT検査蔓延」の背景として、外来が余りに混んでいるため医者が患者の話を聞く時間的余裕がなく、「先に検査を受けさせてデータ一式を揃えたい気持ちになってしまう」ことや、「CT検査をすればするほど、病医院が経済的に潤う医療構造」などを挙げている。 こうした流れを受け、「欧米の専門家は、低線量被ばくに発がん性があることを前提に、患者保護のために活発に動いて」いるが、日本では「今日に至るまで、患者保護の動きは緩慢です」「低減努力は奏功せず、国民被ばく線量はかえって増えています」と指摘している。さらに、「まずCT」「何でもCT」という状態が「蔓延」していると懸念を示し、患者には「自身の防護主任となって、不要な検査を避けるしかない」と勧めている。 CT検査は、X線を360度方向からあて、検出結果をコンピュータ計算し、人体を輪切り映像として可視化する。CT検査による被ばく線量は、X線撮影より「200倍~300倍(多い)とする論文が多い」(近藤氏)。 一方、独立行政法人「放射線医学総合研究所」の赤羽恵一・重粒子医科学センター医療放射線防護研究室長は、近藤氏の指摘をこう否定した。 「衝撃レポート CT検査でがんになる」。こんな見出しの文藝春秋(2010年11月号)記事が注目を集めている。筆者は慶応大学医学部の近藤誠講師だ。指摘が本当なら、CT検査は避けるべきなのか。 近藤氏はさらに、「発がんリスクという不利益」があるがん検診が正当化されるには、がん検診が寿命を延ばすことが証明されなくてはならないが、「どの臓器のがん検診も、この証明が不存在で、中には寿命短縮が証明された検診すらある」とも訴えている。
胸部と腹部血管造影ct、全身ctは常に高いリスクを伴う。胸の検査では女性の方がリスクが高いが、それは乳房の被ばくが加わるためと肺の感受性が高いためである。 図2 米国で2007年に行われたct検査による発がん … CT検査にはX線が使われる。その被曝線量は、撮影部位(頭部、胸部、腹部、全身等)や撮影手法により異なるが、1回あたり5~30mSv程度である。被曝線量が少ない胸部X線撮影(0.06mSv程度)に比べると、CT検査の方が多くなるが、発がんリスクという観点からみると少量になる。少量ずつ長期間被曝(低線量率被曝)による健康影響については、科学的なデータは十分ではないが、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構のマウス実験で、低線量率被曝は同じ放射線量を短時間で一度に被曝(高線量率被曝)した場合に比べ、被曝による発がんリスクは小さくなることが報告されている。個人の健康を総合的に考えると、放射線診断による病気の早期発見、早期治療の便益が、被曝による発がんリスクを上回ると考えられている。県民の皆様は、ご自身の薬について分からなくなったなどの場合には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。相談しやすい“かかりつけ薬局”を持っておくのがよいでしょう。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。Copyright © 2016 Fukuoka Pharmaceutical Association. 被ばくによる肺がんリスクは小さいこと,またct検査 の撮影線量の低減化が進んでいることに加え,最近,無 作為割付比較試験によって低線量ctが肺がん死亡率を 低下させることが報告され,肺がんct検診のベネ フィットが注目されている.
All rights Reserved. 【医師が解説】病院や歯科、健康診断などで受けるレントゲン検査。また、がん治療中などは連続して何度もレントゲン検査やct検査をすることもあり放射線被曝してしまわないか、医療被曝の不安を感じる方もいるようです。結論は心配ご無用です。その理由を解説します。 ただ問題なのは間接撮影フィルムは縮小されて現像されるので、これは施設によってまちまちですが5cm四方の小さい画像を診断医は拡大鏡(虫眼鏡)で観察しますのでまともな診断能は期待できません。しかし、レントゲン、CT検査などによる「医療被曝」には無頓着です。国民の被爆線量は増え続けて、今、癌死の原因の6%を超えているとういう説もあります。医者達も、高価な機器のモトを取る為や、問診や聴診より手っとり早く儲かるので、患者に「取敢えず」「念の為に」と安易にCT検査を勧めています。具体的には、45才の人の場合、全身CTを1回受けただけで1万人中8人(0.08%)、30年間毎年同じ検査を受けると、1万人中190人(1.9%)が「被爆により発癌死亡する」と推定されています。私の両親や祖母も健康長寿なのに!何故私の健康な身体が・・・こんな事に・・・今回の記事は概、賛成ですが、申し訳ないのですが少しだけ気になることがあります。胸部CT検査は1回でその半分、10ミリシーベルト前後に達します。イギリスの研究によると「日本人の癌死亡の3.2%は医療被曝が原因」世界15カ国で、日本が最もCT検査回数が多い」「発癌への影響は英国の5倍」という医療被曝大国ぶりです。原発を推進する為に、国や電力会社が「原発は安全。放射線に危険はない」と言い続けてきた反省が全く見られません。しかも、一般的に「造影CT」と言って、1回撮影した後、造影剤をを静脈に注射しながらもう1度撮影するので、2回で20ミリシーベルト。原発事故以来、日本人は放射線被爆の問題に、「低線量なら安全だ」「いや、どんなに微量でも危険らしい」と、とても敏感になっています。検診でX線胸部撮影で引っかかると多くがCT精密検査となります。不幸なことに一生かけて肺がん疑いなどといって定期検査をうけるか、あるいは無意味な手術、抗がん剤で命を落とします。早速元診療放射線技師のチキンガイさんから、生々しいコメントを頂きました。浴びた量によって違いはあるものの、発癌に向かって必ず歩を進めます。放射線検査による国民被爆線量も、検査によって起きる発癌死亡率も、世界ワーストです。「健康診断を受けるほど、ヤバイよ!」と巷で言っても笑い飛ばされるだけ(笑)これはたった1回のCT検査でも、発癌死亡のリスクが生まれる被爆線量です。またレントゲン検査は、病院の検査は比較的安全だが、会社や地域の健診を検診車で受ける場合は要注意。欧米の医療の専門家達は、医療被曝の発癌リスクを前提にして、患者保護に動いています。しかし、日本ではいまだに、医者も患者も「取敢えずCT」「何でもCT」。アメリカでは取り止められた間接撮影装置を、日本は今も使っています。しかも、日本で行われているCT検査の8~9割は、必要のないものです。検診車のX線胸部間接撮影は確かに施設での直接撮影より被ばく量は多いのですが、3~10倍というのは大げさなような気がします、せめて2倍程度ではと思います。直接撮影の場合、画像は実物大(厳密にはやや拡大)なので・・・という議論自体がそもそも僕は健常者に対するX線検査なんて不要極まりない、ましてやCT検査なんてもはや狂気ですので必要がないと思います。ただ最近は検診車でもデジタル直接撮影装置が主流で・・・というのも意味がない話ですね。国や医療機関は、医療被曝の危険など殆どない様な偽りの説明を繰り返している。腹部・骨盤CTはさらに被爆量が多く、1回で20ミリシーベルト。この手の話は僕は書きだしたらきりがありませんので体験談だけ述べます。例えばX線撮影で右肺尖部に腫瘍疑いなどでCT精密検査になった場合、右肺尖部にはな~んにもなくて左肺下葉に小さな腫瘍が見つかったなんてケースは山ほど見てきました。実際、医療被曝で、年間2万人もの人が、ガンでお亡くなりになっているそうですが、そんなことは、勿論医療サイドは、黙っています。日本のCT装置の台数は断然世界1で、全世界の設置台数の1/3以上。原発事故後、国が避難の目安にした「年間」の被爆線量は20ミリシ-ベルトでした。このブログのあちこちのコメント欄に、医療現場の恐ろしい内情を、書いていただいてます。今日!読んでびっくりしました。正しく私が、それで今(゚o゚;;大変な事になって毎日泣いて居ります>__<このブログの読者で、元医療放射線技師のチキンガイさんは、そこに気付かれ、切に訴えられています。検診車のレントゲン装置は関接撮影装置なので、病院などに設置されている直接撮影措置に比べて、被爆線量が3~10倍多くなると言われています。胸部だけのCT検査でも、医療被爆線量は信じられない数値になります。CT検査では、360度全方向から体にX線を当てて、検出結果をコンピューターで計算し、人体の輪切り映像を見て診断します。勿論、他の医療関係者も多くの方も、気付いているでしょうが、黙って仕事をしていればお給料がもらえるから、何も発信しないのでしょう。