2016年6月23日「猫の鳴き真似をしてみて」と言われたとき、みなさんは猫の鳴き声をどう表現するでしょうか?多くの方は「にゃーにゃー」、あるいは「みゃーみゃー」「にゃんにゃん」「みゃーお」などとなるのではないかと思います。日本語での猫の鳴き声「にゃー」は、英語では「mew(ミュー)」もしくは「meow(ミャオウ)」(英国式)となります。猫に限らず動物の鳴き声、いわゆる擬声語の表現が、各国の言語によって異なっていることはよく知られていますね。私たちも英語を習いたての頃、たとえば犬は「わんわん」ではなく「bowwow(バウワウ)」だとか、雄鶏は「こけこっこー」が「cocka-a-doodle-doo(クッカドゥードゥルドゥー)」、豚が「ぶーぶー」の代わりに「oink(オインク)」、牛の「もーもー」は「moo(ムー)」となるなど、「わー、外人さんはこんな風に聞こえているんだ」と、新鮮な驚きを覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。以下は、主な言語での猫の鳴き声の表現のうち、代表的なものの一覧となります。・英語(英語)「meow(ミャウ)」どの言語でもおおよそ、「m音」から始まっているなどの共通点が見られますね。また多くの言語で、日本語の「にゃーにゃー」のように、「mew mew」「喵 喵」などと繰り返しのかたちで使用されることが多いようです。これらは、繰り返し鳴いて訴えかける猫の特徴を、よく捉えた表現となっているように思います。さて日本語の猫の鳴き声ですが、それではこれは初めから「にゃーにゃー」だったのでしょうか? 動物の鳴き声って日本語と英語ではかなり違うことをご存じですか? 英語で擬音は onomatopoeia という文法用語がありますが、非常に発音が難しいです…頑張って! 他に擬音の例を挙げるなら、 whooshは走り抜ける車、chirpは鳥の鳴き声ですね。 日本語での猫の鳴き声「にゃー」は、英語では「mew(ミュー)」もしくは「meow(ミャオウ)」(英国式)となります。猫に限らず動物の鳴き声、いわゆる擬声語の表現が、各国の言語によって異なっていることはよく知られていますね。 猫の鳴き声 犬なら「わんわん」「bowwow」、豚なら「ブーブー」「oink oink」のように。今回はいろんな動物の鳴き声を英語と日本語で比較してみ … 猫の鳴き声は、日本ではニャーニャーですよね。英語ではミューミュー、もしくはミャオウと、英語の授業で習ったのは記憶に新しいですよね。それでは、その他の国では何と表現するのでしょうか?世界各国の猫の鳴き声を詳しく見ていくことにしましょう。 犬は何と鳴きますか?と問われれば、ほとんどの日本人は「ワン」「わんわん」のように回答するでしょう。ネコなら「ニャー」。英語の勉強に励んでいる方なら、もしかすると「犬は bowwow」と回答をしてくれるかもしれません。 動物の鳴き声は英語でも onomatopoeia 日本語 と同じく猫の鳴き声を表わす 英語は擬声語で, 「ニャーと鳴く」は mew, 「ニャオと鳴く」は miaow, meow, 発情期などに「ギャーギャー 鳴く」は caterwaul という》 - 研究社 新和英中辞典 設定例文検索の条件設定「カテゴリ」「情報源」を複数指定しての検索が可能になりました。(不適切な検索結果を除外する該当件数 : 犬やI ©2020 Weblio 猫の鳴き声は日本語と英語で違います。でも英語圏の猫と日本で暮らす猫の鳴き方が違うという意味ではありません。猫の鳴き声を聞いた人間がどのように聞こえるかによって違うのです。今回は猫の鳴き声が英語をはじめ世界でどう日本語と違うのか、違ってくる理由についてもご紹介します。
もともと英語などに比べ、擬音語や擬態語の種類が豊富であるとされている日本語ですが、その成立にはさまざまな変遷があるようです。たとえば犬ですが、現在は「わん」と表記されますが、平安時代には「ひよ」、室町時代に入って濁音がつき「びよ」「びょう」、江戸時代になってからは「わん」と鳴くようになりました。今でも、狂言では犬の鳴き声を「びょうびょう」と表現します。同様に猫の「にゃーにゃー」は、平安時代は「ねうねう」と書いて「ねんねん」と読み、鎌倉時代は表記も発音も「ねうねう」となりました。現在の「にゃーにゃー」となったのは、こちらも江戸時代からとなります(『犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い』(山口仲美著/光文社新書)より)。歌川広重 浅草田甫酉の町詣とする賀てふのイメージイラストこれらの変化については、日本人が江戸時代以降、犬や猫などを野生動物としてではなく、より人間に近しい存在として意識し始めたことが、鳴き声の聞き取りに影響を与えているのではないか、という推測があります。ちなみに「猫」の語源は、「ねうねう」と鳴く小さな動物を、親しみを込めた接尾語”こ”をつけ「ねうこ」と呼び、それが次第に訛って「ねこ」となったという説もあります(ほかに「寝る子」説など)。さて最後に、猫が喉を「ごろごろ」鳴らす様子はとてもかわいいものですが、これは英語では「purrr(パー)」、フランス語では「ronron(ロンロン)」となります。フランス語はともかく、英語には非常に違和感を感じるのですが、それはにゃんペディア編集部だけでしょうか?