地元日立市の川尻で作られているので、時々飲みますが、全国レベルのお酒ではないことは確かで、いつも残念な思いがあります。飲み口は悪くないが、飽きます。 森島酒造株式会社は茨城県日立市にある150年続く造り酒屋です。日本酒醸造という伝統を大切に受け継ぎながら、時代に合う味わいを追求し続けています。 茨城県出身者初の南部杜氏に加え、2019年に創設された「常陸杜氏」第1号も取得した森嶋正一郎専務。雪が降ることも稀で、年間を通して著しい気温の変化は少なく、日本酒の製造・貯蔵には大変適している環境の中、ガス感、フレッシュさ、クリア感を醸し出すため、冷蔵設備を多角的に使用して酒造りを行っています。雄町100%。質の良い穏やかな香り、口当たりソフト、透き通る味わい、優しい酸、艶やかな旨味、後味のキレ。森島酒造で醸造される日本酒は、一般的に「濃醇辛口」と表現されます。しかし、シュワっとガス感のある特徴の森島酒造の日本酒ですので、火入れ中に瓶が割れてしまうこともあるそうです。これにはメリットもあって、この瓶燗火入れの方法での火入れは、発酵中に生まれた自然の香味を、可能な限り逃がす事なく封じ込めることかできます。蛇管による火入れ作業よりも、2~3倍の時間と人手がかかりますが、そこは惜しまず、重要な味を決める酒造り最後の工程を行います。約60年にわたり愛されてきた森島酒造の主要銘柄【大観】(たいかん)は、濃醇辛口という言葉がしっくりくる味わいでした。それゆえ、“日本酒初心者(特に女性)に最初に飲んでいただきたい華やかなお酒” です。一方で、森嶋杜氏ご本人の名字を銘柄にした【森嶋】は、一言で表現するなら『シャンパングラスで飲みたいお酒』です。そんな氣持ちを一瞬で払拭してくれて、むしろもっと日本酒について学んでみたいと思わせてくれるのが森島酒造の日本酒です。“火入れ酒でも生酒っぽいフレッシュさ” は、このようにしてできあがります!「幼い頃によくこの海で遊んでいたのですよ。」と教えてくださいました。この技術のおかげで、私たちは一年中美味しいお酒を安定的に飲むことができるのです!中央に置かれているのは、2011年の東日本大震災で崩れた蔵の大谷石です。日本酒は一部のSAKE LOVERSには定着しておりますが、まだまだ「酒」と聞くだけで抵抗感がある人が多いと思います。ひたち錦100%。すっきり綺麗、ほんのりフルーティな香り、上品で優しい味わい、後味スマート。大人ふたりが余裕で入れそうなくらいの大きな水槽に、生のお酒を詰めた瓶を湯煎して火入れします。美山錦100%。9号系酵母を使用した上品な吟醸香、爽やかで軽快なうまみ。手造り・手作業にこだわり続けており、その成果として様々な鑑評会での金賞受賞の常連である森島酒造。熟成を進みやすくしてしまう酵素の働きを止め、殺菌をし、そして酒質(味)を決定するために、日本酒を加熱殺菌することを『火入れ』といいます。醪(もろみ)をお酒になる部分と酒粕に分ける工程で使用されます。酒造りで一番大切にしていることを聞くと「メンバーとのチークワーク、人の和が最も大切。これからもチーム一丸となって知恵を出し合い美味しいお酒を造っていきます!」とおっしゃっていました。試飲をしながらいい気分になり、「森島酒造のどのお酒も、”お魚とのペアリング” がマッチしてそうですね♪」なんて話をしていたら、森嶋専務が特別に近くの川尻漁港まで連れて行ってくださいました。昨年から今年にかけて、大観をはじめとした森島酒造の銘柄は、【富士大観】(ふじたいかん)と【森嶋】(もりしま)と2大ブランドに統合され、【富士大観】は濃醇辛口の名残を残したまま、全体的に辛口でコクのある味わいになっています。(*2018年9月24日に酒蔵見学に訪れた際のレポート記事ですので、試飲したお酒は『大観』です。)【森嶋】のラベルデザインも、試飲しなくとも日本酒の味わいが伝わるようなワインエチケットのようなデザイン。森島酒造では、サーマルタンク使用によるフレッシュな味わいがすでにあるものの、醪を搾る段階も冷却された状態を保つことにより、綺麗で繊細で、より透明感のある味わいの日本酒を造っています。JAL国内線ファーストクラス提供酒が決定し、新聞に掲載された日の蔵見学。生々、本生といわれる生酒以外は、火入れを行いますが、森島酒造では瓶に日本酒を詰めた状態で行う「瓶燗火入れ(びんかんひいれ)」という手法を主にとっています。 石を用いて蔵を再建し、ただちに酒づくりを再開しました。 Yahoo!地図では、茨城県日立市の地図情報及び航空写真を提供しております。主要な施設名、地名、住所、郵便番号などから詳細地図の検索が可能です。 1869(明治2)年 創業. 2018年9月24日に蔵見学で試飲した際のレポートと、2019年・2020年とリブランドした銘柄についてご紹介します!前々回記事→森島酒造株式会社をご紹介いたします!前回記事→森島酒造株式会社へサケメグリにいってきました! 水戸藩の武士だった初代・森嶋道正により創業。 阿武隈山地南端の山々からの伏流水が流れ込み、稲作が盛んで米が豊富に手に入るという立地の良さから、茨城県日立市北部・川尻に蔵を構えました。 日立市役所 所在地 〒317-8601 茨城県日立市助川町 1-1-1 電話番号 0294-22-3111(代表) ip電話 050-5528-5000(代表) ※必ず「050」からダイヤルしてください。 開庁時間 8時30分から17時15分まで 閉庁時間 土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)