オーケストラはなんだかうるさい。かと言ってピアノ曲は何か物足りない…そんな方へ送る室内楽の調べ。弦楽四重奏篇。アイキャッチ画像出典:弦楽四重奏とは2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロで構成される楽曲です。オーケストラほどの迫力や豊かな表現性はありませんが奏者一人一人のテクニックやアンサンブルをじっくりと味わうことができます。”弦楽四重奏が好き!”と聞けばなんとなく控えめで上品な印象をおぼえますね。クラシック音楽といえば、オーケストラやピアノ曲と言ったイメージが強いかもしれませんが、今回は弦楽四重奏の魅力をお伝えします。アントニン・ドヴォルザーク作曲、弦楽四重奏曲第12番作品96「アメリカ」。ドヴォルザークといえば交響曲第9番「新世界より」ですが、この曲にも「新世界」と同じように民謡風のフレーズがいたるところに散りばめられています。最初のヴィオラによるフレーズなどはまさにそれですね。なんとなく、懐かしい響きが感じられます。明るく温かく優しい曲となっています。モーリス・ラヴェル作曲、弦楽四重奏曲ヘ長調。この曲はドビュッシー作曲の弦楽四重奏曲に大きな影響を受けています。ドビュッシーの弦楽四重奏曲の作曲後十年で作られた楽曲です。まさに印象派!と言った音楽。ドビュッシーに影響を受けているだけあって、第二楽章には特徴的なピッチカートが使われていますね。和音の使い方もとても素晴らしいものです。ドビュッシーの弦楽四重奏と一緒に聞くとより深く味わえるかもしれませんね。ベートーヴェン作曲弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」。この”ラズモフスキー”という副題はベートーヴェンがラズモフスキー伯爵にこの曲を献呈したことから名付けられています。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番から第9番まではどれもラズモフスキー伯爵に献呈されていて、それぞれ「ラズモフスキー第1番」「ラズモフスキー第2番」「ラズモフスキー第3番」などと副題がついているんですね。快楽から哀愁まで様々な色彩を持った楽曲となっています。フランツ・シューベルト作曲、弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」。「死と乙女」という副題はシューベルト自身が作曲した歌曲「死と乙女」からきています。第二楽章のテーマがこの歌曲から引用されていることからこう名付けられました。マティアス・クラディウスの詩がついた歌曲であり、病に悩まされる乙女と死神との対話を描いたものです。力強い短調の響きと物悲しさが見事に対照的に光る楽曲です。クロード・ドビュッシー作曲弦楽四重奏曲ト短調作品10。ドビュッシーが唯一完成させた弦楽四重奏曲です。ドビュッシーはこの曲を作る以前にも弦楽四重奏曲を作ろうと尽力していましたが、途中で構想がまとまらずに断念してしまいました。そのためこの曲がドビュッシーの唯一の弦楽四重奏曲となっています。冒頭に上品で控えめな弦楽四重奏、とは書きましたが、やはり百年以上残ってきたものだけあって、それぞれ特有の主張、表現力が見られます。弦楽四重奏をはじめとした室内楽の世界はソリスティックな部分が大きいので演奏者によって随分音楽にも差異が見られます。同じ曲を違う演奏者で聞いて楽しむというのも趣味のいい音楽の聴き方ですね。クラシック音楽と文学と少々のお酒をこよなく愛する20代。現在は筋トレにハマりはじめている。慶應義塾大学在学中。クラシック音楽と文学と少々のお酒をこよなく愛する20代。現在は筋トレにハマりはじめている。慶應義塾大学在学中。星野リゾートの公式アカウントです。星野リゾートでは、自然や文化、食など、その地域の魅力に触れる様々な体験をご用意しております。すべてのお客様に「ここに来てよかった」と感じていただきたいという気持...TATRAS&STRADA ESTはビジネスもホリデーも同じく楽しむ大人にファッションを通じて新しい喜びを発見して頂ける様に目指しているセレクトショップです。“Hi Quality”“S...広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。信州で車と旅を愛する道楽者。曲者が集まるCLUB Autistaに所属し、酒・肴・温泉を嗜む。茨城の筑波山生まれ。「いばらぎ」じゃなくて「いばらき」です。アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事Copyright © JUKKI Co., Ltd. All rights reserved. アントニン・ドヴォルザーク作曲、弦楽四重奏曲第12番作品96「アメリカ」。ドヴォルザークといえば交響曲第9番「新世界より」ですが、この曲にも「新世界」と同じように民謡風のフレーズがいたるところに散りばめられています。 どっしりと揺るぎないアンサンブルで聴かせる、さすがのアマデウス四重奏団ですね。 どこをとっても 安定的で、しかも温かく包み込むようなサウンド は耳と心を安らげてくれます。. ドビュッシー & ラヴェル : 弦楽四重奏曲 / エマーソン弦楽四重奏団 1,090円 送料無料 かなり目立っているので気になっています。ドビュッシーの四重奏しか聴いたことがないのですが、そちらは線の太い軸のある演奏です。 新編名曲名盤300 ドビュッシー|弦楽四重奏曲|HMV&BOOKS online コンビニ受け取り送料無料! Pontaポイント使えます! 支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です! ラヴェルの弦楽四重奏曲は、吸い込まれそうなほど澄んだ空のような第1楽章や、静謐な雰囲気でありながらもどこか物寂しい第3楽章が秋を連想させ、これからますます秋が深まっていくこの時期に聴きたくなる曲 … Universal Music LLC. 今回はクラシック音楽 室内楽曲の名曲の中から、名盤として20曲を選定し、名曲・名盤 おすすめランキングを作ってみました 好きでない曲でも名盤なら好きになる… アマデウス 四重奏団. どうぞ宜しくお願します。弦楽四重奏という形態に絞って質問致します。ご自身が「どこを取ってもこれ以上ツボな曲はない」、「あの世まで持って行きたい!」という曲を教えて下さい。若い方は、少なくとも後4~50年は「これが最高!」と言

ぽむの音楽箱聴いたコンサートの感想と、おすすめの音源について書いています。ラヴェルの弦楽四重奏曲は、吸い込まれそうなほど澄んだ空のような第1楽章や、静謐な雰囲気でありながらもどこか物寂しい第3楽章が秋を連想させ、これからますます秋が深まっていくこの時期に聴きたくなる曲です。 若々しく感情の起伏の大きいドビュッシーの弦楽四重奏曲と比べてシャープで落ち着いた印象を与えるせいか、冷たい印象を受ける演奏が多い気がしますが、個人的には、この曲が持つ細かい表情もしっかりと表現してくれている演奏が好みです。 私がとりわけ素晴らしいと思う演奏は、ヴァン・カイック弦楽四重奏団の録音です。 この演奏ほど、この曲が持つ清潔さやもの寂しさを表現した演奏は、なかなかないと思います。とりわけ第1楽章と第3楽章が素晴らしく、真っすぐな音色で伸びやかに歌いながらも、どこか寂しげで、一瞬温かい表情を見せたかと思うと、またフッと陰のある表情に戻ってしまう。聴いていて切なくなる演奏ではありますが、表情の切り替えが実に自然なので、スッと心に入ってきます。 一方で、第2楽章と終楽章は若々しさがあり、曲を引き締めています。これまであまり印象のなかった第2楽章の中間部も、悩ましい表情付けがとても効果的です。ラストが少し大事に行き過ぎたかなという気はしますが、現時点で最も好きな演奏です。 その他、ブダペスト弦楽四重奏団の録音もこの曲が持つもの寂しい表情をうまく引き出しており、好きな演奏です。 とりわけ印象的なのが第3楽章で、最初は温かみのあるチェロが救いであったものの、次第に寂寥感が強まっていき、クライマックスは孤独に押しつぶされるようで聴いていて胸が苦しくなります。 終楽章が少し重たいかなと思いますが、ふくよかな音色が燃えるような紅葉を連想させ、独特の味わいがある演奏となっています。 来日公演を聴きたかったです ドビュッシー、ラヴェル:弦楽四重奏曲 イタリア弦楽四重奏団. ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第14番」は、1825年から1826年にかけて作曲されました。 ベートーヴェンが亡くなる前年の作品で、最晩年の傑作の一つとして知られています。 2016/09/21 (P) 2004 Decca Music Group Limited