火成岩の分類には、1) 岩石の組成と組織を基準にした分類と、2) 岩石の成因を基準にした分類があります。 火成岩のもととなるのはマグマです。地球上に多くの種類の岩石が存在する理由は、主に 1. 顕生代のチャートは、放散虫などのシリカの殻を持つ微生物の死骸が遠洋深海底で堆積した生物起源ものが大半を占める。遠洋深海底で堆積したチャートは、大陸から遠い海洋底で堆積するため陸源性の砕屑粒子(砂や泥、火山灰)をほとんど含まず、また深海であるために炭酸塩鉱物を含まない(炭酸塩は深海底では水溶する)。陸上で観察される遠洋深海底で堆積したチャートは、主に付加体である。付加体では レイヤーパラレルスラストによって区切られることによって、同じ層準が何度もくりかえし積み重 … チャートには赤色、緑色、淡緑灰色、淡青灰色、灰色、黒色など様々な色のものがある。暖色系のものは、かつて「角岩」(かくがん、
石灰岩の利用セッカイ岩は水成岩の一種で、小さいホウカイ石(炭酸カルシウム)の粒が集まってできています。石灰岩を、かまどの中で焼くと、分解して二酸化炭素が外へ逃げていきあとには、酸化カルシウムが残ります。これが生石灰で肥料の原料、そのほかのい [自然史博物館のページへ] [友の会のページへ] [戻る] 堆積岩(たいせきがん) sedimentary rock 堆積岩は,れ き・砂・ 泥・火山砕屑物(かざんさいせつぶつ)・生物の遺がいなどが,流水や風の作用などで堆積して固まってできた岩石のグループ。 チャートという岩石 火山地帯以外の河原では、チャートと いう岩石の小石をいっぱいひろうことがで きます。チャートは硬くて風化や摩滅に とても強いので、小石として残っている からです。チャートには、白、灰、黒、 チャート(英: chert)あるいは角岩(かくがん)は、堆積岩の一種。主成分は二酸化ケイ素(SiO2、石英)で、この成分を持つ放散虫・海綿動物などの動物の殻や骨片(微化石)が海底に堆積してできた岩石(無生物起源のものがあるという説もある)。断面をルーペで見ると放散虫の殻が点状に見えるものもある。非常に硬い岩石で、層状をなすことが多い。釘などで削ってもほとんど傷がつかない。 岩石の利用岩石には、いろいろな利用法がありますが、大きくわけると土木工事や建築用の石材として利用するしかたとセメントやガラスエ業などの工業原料として利用するしかたとがあります。また、このほかに、いろいろな有用金属をとる鉱石も一種の岩石ですし

チャート(ちゃーと、英:chartチャート) ごく微細なシリカ(二酸化ケイ素:SiO2)が深海底で降り積もってできた岩石です。主にシリカの殻を持つプランクトンの死骸が降り積もって形成されます。非常に硬く、つるつるした表面が特徴的です。 熱いマグマから冷たい岩石になるまでの冷え方がいろいろあることによります。マグマの種類は石の組成に、冷え方は石の組織に反映されます。 これらの岩石のうち、ひん岩、石英斑岩は今後は使わないことになっています。 なお、上の図に示した名前の岩石 … マグマの種類がいろいろあること (組成の多様性) 2.

デジタル大辞泉 - 珪岩の用語解説 - 主として石英の粒からなる緻密(ちみつ)で硬い岩石。色は白・灰・赤など。砂岩が変成作用を受けて生じたホルンフェルスと、石英粒子が珪酸分で硬く結合された砂岩との2 …

岩石には、いろいろな利用法がありますが、大きくわけると土木工事や建築用の石材として利用するしかたとセメントやガラスエ業などの工業原料として利用するしかたとがあります。また、このほかに、いろいろな有用金属をとる鉱石も一種の岩石ですしまた、石油や石炭も、岩石の一種ですがこれらの利用については、ここでは省くことにします。我が国では、土木工事や建築用の石材として、いろいろな火成岩が使われています。岩石が石材として利用されるためにはつぎのような性質を持っていることが、望ましいのです。① 大きな圧力がくわわっても、くずれないことこのためには岩石をつくっている1つ1つの鉱物が、しっかりとくっつきあっていること。岩石に、あまり細かな割れ目が、入っていないことなどが必要です。② 火や風雨の作用にたいしても、抵抗力が強いこと。③ 岩肌がきれいなこと。④ 規則正しい割れ目が、ほどよく入っていて、石切場から切りだすのに都合がよいこと。しかし、1つの岩石で、これらすべての性質を兼ね備えているということはほとんどないので岩石の性質によって、それぞれ、適当な用いかたをします。カコウ岩は、我が国のほうぼうの山地に広く分布しているので、石材として、広く利用されています。カコウ岩が、石材として利用されるのは大きな圧力に耐える力が強いためです。しかも、都合がよいことには、カコウ岩はだいたい直角にまじわる三方向の面にそって割れる性質があるので立方体の石材として切りだしやすいのです。圧力に対して強いので大きなビル・橋げた・石垣などの石材としてよく用いられます。しかし、カコウ岩は火に弱く、火事などにあうとボロボロに砕けやすい欠点をもっています。これはカコウ岩の中にたくさんふくまれている石英が熱せられると、急に膨張するためです。カコウ岩にかぎらず、岩石は石材として用いられるときにいろいろな俗名でよばれています。カコウ岩の俗名は、ミカゲ石(またはミカゲ)です。岡山県万成地方からでる淡紅色のカコウ岩石材はサクラミカゲ(またはマンナリミカゲ)といって、珍重されています。東京地方で、よく見かける白色のカコウ岩石材は茨城県の稲川というところから切りだされたものでイナダミカゲ(またはイナダ石)といいます。なお、深成岩の一種のハンレイ岩は、磨くときれいな黒色の光沢を出すので装飾用の石材や墓石として、よく用いられています。これをクロミカゲ(またはオニミカゲ)とよんでいますがこれは、カコウ岩ではありません。アソザソ岩もカコウ岩とならんで、広く石材として利用されています。アンザン岩はカコウ岩とくらべて風や雨で風化されにくく、また熱に対しても強いのが特徴です。アンザン岩の中には、板状に割れやすい性質をもつものがあり迚物の外側にはりつけたり、石壁などによく用いられています。岩肌は、ねずみ色をしており、カコウ岩ほどきれいではありませんが我が国には火山が多いので、ほうぼうの火山(とくに関東・中部地方の火山)からたくさんとれるので値段が安いという長所を備えています。長野県の諏訪市の近くから切りだされるアンザン岩(霧ヶ峰火山の溶岩)は鉄平石ともよばれ、敷石や壁のはり石として利用されています。また、小田原市の少し西の根府川付近からとれるアンザン岩(箱根火山の溶岩)はネブカワ石とよばれ、東京あたりでは、よく使われています。凝灰岩は火山灰がかたまった、一種の堆積岩で圧力に耐える力はカコウ岩やアンザン岩ほど強くはありませんが風雨の作用や、火に対する抵抗力が強く、また、わりにやわらかくて切りだしやすいので、よい石材になります。石垣・石壁・倉庫などにはこれが、よく使われます。東京あたりでは、淡緑色で、ボツボツあばたのような穴のあいた、オオヤ石とよばれるギョウカイ岩が、よく見られます。このほか、適当な硬さをもった緻密なギョウカイ岩は砥石としてよく用いられています。ネンバン岩は、平らに割れやすい性質を持っているのでむかしは、屋根を拭くのに使われましたがいまでは、セメントがからの発違により、あまり使われていません。それでも石碑や庭の敷石に用いたり、碁石や、砥石の原料に使われています。日本から産出する砂岩は、風雨の作用に弱くボロボロになりやすいので、あまりよい石材にはなりません。もっとも、細かな割れ目が、たくさん入っている硬いサ岩は、細かく割れやすいので、ダムエ事のときのセメントの骨材や道路工事の敷石(岩バラス)としてよく用いられています。セッカイ岩が変質したダイリ石や深成岩の一種のジャモソ岩には岩肌が、非常にきれいなものが多いので装飾用の石材としてビルの内壁などに用いられています。また、ダイリ石は、彫刻にも使われています。日本のダイリ石としては、岐阜県赤坂や山口県秋吉台産のものが有名ですが世界的にはイタリア産のものが最も良質で日本でも、たくさん輪入しています。コクヨウ岩は、ガラス質のリュウモン岩ですがきれいなものは、細工して、カフスボタンや帯どめなどの装飾品として用いられます。最近では、一種のコクヨウ岩(二次的に変質して、水をふくんだもの)を適当な温度で焼いて、餅のようにふくらましたものをセメントの骨材として用いています。これは、軽くて、上部な性質を利用しているわけです。