嗜銀顆粒性認知症は、亡くなった後に脳を解剖しないと確定診断できません。 しかし、Aさんの経過はまさにこれに合致していました。 一つ目の薬によって怒りやすさが増したところに、二つ目の薬が重なって「鎮静」が効き過ぎたようでした。 脳内に顆粒の物質が溜まっていく. 脳機能の向上や改善に関しては昔から有名な物質であるイチョウ葉エキス。ド… 嗜銀顆粒球性認知症(しぎんかりゅうきゅうせいにんちしょう)(DG:dementia of grain)(AGD:Argyrophilic grain dementiaとも略されます),加齢現象によって起きる認知症、ED、AGA、更年期障害、男性更年期、LOH症候群について、その症状や治療方法、対処方法について綴って … 嗜銀顆粒性認知症
先週コーラスレッスンの後友人たちとのお茶で出てきた話題。 友人の友人(幼馴染み)のお姉さんがもしかしたら嗜銀(しぎん)顆粒性認知症かもしれないとケアマネやヘ… Powered by 引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。
日本Men's Health医学会 News Letter vol.11 May 2013から… (同記事より引用開始)高齢化社会の進む中、診断や治療のみならず、福祉、介護にも関わる問題として注目される「認知症」。一般的に、脳が萎縮し老人斑が生じるアルツハイマー型認知症、脳梗塞などが原因の脳血管認知症、運動障害なども伴うレビー小体型認知症といった名称は広がっている。 ところが、画像診断技術の進歩により、従来とは異なる仕組みで、認知機能が低下するケースが多いこともわかってきた。そのひとつが「嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症」。徐々に怒りっぽくなるといった性格変化を伴い、アルツハイマー病とは脳のダメージを受ける部分が、わずかにずれる。 そんな新たな原因を突き止めて、適切な治療へ結びつけるべく牽引(けんいん)しているのが東京都健康長寿医療センター放射線診断科。 「認知機能の低下の原因は、細かく分ければ100種類近くにもなります。認知症は治らないと言われますが、治る病気もあるのです。だからこそ、きちんとした診断技術の確立が必要ですし、それを普及させることが重要だと思います」 こう話す德丸阿耶(あや)部長(57)は、脳や神経の放射線診断のスペシャリスト。研修医時代、神経障害で苦しむ患者が、適切な医療とリハビリによって回復する姿に感銘を受け、診断技術の向上に挑むようになった。 しかし、当時、画像診断技術はまだ発達しておらず、脳の仕組みもよくわからない。手探り状態の中、チームワーク力を生かしながら技術を高めてきた。コツコツと積み上げた診断力は、認知機能低下の原因が山のようにあることも明らかにしている。 「アルツハイマー型認知症が発見されて約100年たちますが、国際アルツハイマー病診断基準に画像診断が加えられたのは、2011年と最近のこと。診断が異なれば、治療、看護、介護の方法も違ってくる。だからこそ、ひとりひとりの患者さんに合わせた診断技術の確立が、必要不可欠といえるのです」(德丸部長) 医学は日進月歩。患者の脳を映した画像をアルツハイマー型認知症だと思い込むと、別の病気は見えなくなってしまう。思い込みは捨て、ひとりひとりの人生の背景を考慮しつつ、脳の仕組みをひもといていくと、見えなかったことが見えてくるそうだ。 それを後押しするのが、MRI(核磁気共鳴)や脳の血流を映し出すSPECT(単一光子放射断層撮影)などの検査機器の進化。高い診断技術の上で、德丸部長は最新機器を駆使している。 「嗜銀顆粒性認知症も、まだ誰もが診断できる状況ではありません。正しい診断を誰もができるようにしたい。それには、若い方々も育てなければなりません」と德丸部長。 患者の誰もが適切な医療を受けられるように、診断技術の向上と普及に尽力中だ。 (安達純子) (引用終了。赤文字強調は筆者によるもの。) まず嗜銀顆粒性認知症の読み方ですが、「 この記事は、 「アルツハイマーと間違われやすい嗜銀顆粒性認知症。誰もが診断出来る訳ではない病気だが、 という風に読めると思うのだが、本当にそうなのだろうか? 東京都健康長寿医療センターが出している嗜銀顆粒性認知症の臨床診断については以下の通り。3、4、5、7などは臨床上有用な情報である。 【80歳を超えて認知症の診断が降りた。アリセプトが始まって2〜3年経過しているけれども、効いている気配はない。しかし、あまり進行している様子もない。頭部画像では萎縮に左右差がある。少しピック病のニュアンスがある】 こういう方であれば、AGDを疑ってもいいのかもしれない。 画像でも臨床症状でも前頭側頭葉変性症(ピック病)と似ているのであれば、 つまり、ドネペジルのような抗認知症薬は使用せずに、陽性症状が強ければ抑制系薬剤にはウインタミン(コントミン)を第一選択とし、中核症状に対してはフェルラ酸を検討する。 以下は、ウインタミンの使い方についての過去記事。AGDに対してではないが、参考にはなるだろう。 今のところ、初診時にピンポイントで「これはAGDです!」と生前確定診断出来る技術は存在していない。 AGDに限らず、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症などは「 現在のところ認知症の病名は、臨床症状やCT・MRIなどの画像所見から、「この人はアルツハイマーだろう」、「この人はレビー小体型認知症かな?」と ☆2019年7月3日追記 2017年11月、長谷川式簡易痴呆スケールの開発者である長谷川和夫先生が、AGDであると公表された。 生検して組織採取を行ったのかと思ったが、産経新聞のインタビューでは 医師の息子が僕を診察し、アリセプトという薬を持ってきてくれた。その後、昨年11月に、別の病院でCTやMRI、心理テストなどをして、アルツハイマー病ではなく嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症といわれた。(2018年4月4日 産経新聞web版より引用) と答えていた。 診断当時、長谷川先生は88歳。超高齢であること、アリセプトへの反応が(恐らく)ないこと、画像で側頭葉内側の萎縮が目立たないことなどから、消去法的にAGDと診断されたと推測する。 今でもアリセプトを飲まれているのだろうか。 ☆2020年1月13日追記 2020年1月11日のNHKスペシャルで長谷川先生が特集されていたが、AGDらしさは感じられなかった。 緩徐進行性で記憶障害を中心に人格は保たれる、「SD-NFT(神経原線維変化型老年期認知症)」ではないだろうか、と想像した。
「ひらやま脳神経外科」院長。認知症や脳卒中を診ています。糖質制限実践・推進派。引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 ht…この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。 ssブログは、無料で作成できる簡単・多機能なブログサービスです。機能が豊富で携帯からのブログ管理も可能。簡単にお小遣い稼ぎができる機能も標準搭載しています。 日本Men's Health医学会 News Letter vol.13 April 2015からの引用です。 その中で、最も多いものがアルツハイマー型認知症、2番目が血管性認知症となります。 長谷川和夫先生は自らの診断名を、「嗜銀顆粒性認知症」と公表しています。実は、これは病理学的な診断名で、脳内に独特な嗜銀性顆粒を認めることを特徴とします。 N-アセチルシステイン(NAC)はグルタチオンの前駆物質といわれており、体内… 加齢現象によって起きる認知症、ED、AGA、更年期障害、男性更年期、LOH症候群について、その症状や治療方法、対処方法について綴っていきます。コリンエステラーゼ阻害薬とメマンチンの併用療法は本当に有効なのか?嗅覚と記憶 アロマセラピー認知症のサプリメント N-アセチルシステイン認知症改善のサプリメント イチョウ葉エキス認知症改善のサプリメント フェルラ酸論文紹介 男性ホルモンと認知機能 良く懐かしい匂いがするといいますが、小さかった頃の思い…
フェルラ酸はポリフェノールの一種で、米や小麦、ふすまなどの細胞壁に含ま… 長谷川先生の認知症はこちらの病気で診断が既に降りている. 嗜銀顆粒性認知症.
認知症は徐々に進行しているらしく、状況はテレビで見ていてもなかなか厳しいものを感じた。 人気ランキング. 日本Men's Health医学会 News Letter vol.11 May 2013から… メマンチン(商品名 メマリー)は中程度以上のアルツハイマー病に適応があ… TomyDaddyさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか? 嗜銀顆粒性(しぎんかりゅうせい)認知症もその一つ。今回はこの認知症の特徴について解説していきます。 嗜銀顆粒性認知症とは? 嗜銀顆粒性認知症(Argyrophilic Grain Dementia/AGD)は、嗜銀顆粒と呼ばれる物質が脳神経細胞に蓄積して発症する認知症です。 嗜銀顆粒性認知症(agd)の可能性あり 「とりあえず認知症でしょう」の診断?でアリセプトが始まっている方は多い。そのアリセプトを数年間内服しているが、ご家族から見て「良くも悪くも変わらない」というケースもよく見かける。今回紹介するのも、そのような方である。 最近見た施設検討リスト【探しっくす】は、無料で有料老人ホーム・高齢者住宅の検索と一括資料請求ができる情報サイトです。文字サイズ貴方にあった、老人ホーム老人ホーム・高齢者向け認知症について、一般的にアルツハイマー型やレビー小体型などが広く知られていますが、この他にも実にさまざまな種類の認知症が存在します。嗜銀顆粒性(しぎんかりゅうせい)認知症もその一つ。今回はこの認知症の特徴について解説していきます。嗜銀顆粒性認知症(Argyrophilic Grain Dementia/AGD)は、嗜銀顆粒と呼ばれる物質が脳神経細胞に蓄積して発症する認知症です。嗜銀顆粒は1987年にドイツの神経病理学者ブラーク夫妻によって発見された物質で、銀染色によって物質が紡錘(ぼうすい)形、コンマ状に描出されたことから命名されました。その後、臨床病理学の研究が重ねられ、徐々にAGDの本質が明るみになっていきました。この嗜銀顆粒は、海馬、扁桃体などの内側側頭葉に蓄積しますが、特に迂回(扁桃体-側頭葉移行部)に集中する傾向が強く、側頭葉内側面前方部に強い萎縮が見られるようになります。また、画像検査の結果から脳内左右非対称の委縮が見られるのも特徴です。代表的なアルツハイマー型認知症は、人の名前や顔を忘れる、自らの直近の行動を思い出せなくなる、外出したまま帰宅できなくなるなど、記憶障害がおもな症状です。AGDでは記憶障害のほか、頑固になる、被害妄想が始まる、暴力・暴言が見られるなど性格的な変化が見られるようになります。こういった人格的な変化は、同じ側頭葉にタンパク物質が蓄積して起こる「治療法については、通常のアルツハイマー型認知症などと同じメソッドが選択されています。ただし、アルツハイマー型認知症に有効な「アリセプト」(ドネペジル塩酸塩)といったコリンエステラーゼ阻害薬の効果はあまり期待できないとされていて、アルツハイマー型も含めたほかの症状との合併を想定した治療法が選択されているのが現実です。色々と不明な部分も多い嗜銀顆粒性認知症(AGD)ですが、全認知症患者のおよそ5~10%を占めていると言われています。AGDに特化した治療法が確立されているわけではありませんが、家族としてできる認知症ケアを心がけてあげてください。また、周囲に同じAGDと診断された人がいる場合、知り得た情報を共有して、誰かの力になってあげるように努めることも重要です。■関連記事■参考文献老人ホーム検索サイト「探しっくす」では、事業者様のご入居募集のニーズに合わせて、2つのご掲載プランからお選びいただけます。 嗜銀顆粒は海馬、海馬支脚、海馬傍回、嗅内野、扁桃核などの内側側頭葉に存在する。嗜銀顆粒が最も高頻度に蓄積する迂回回を中心とした側頭葉内側の脳萎縮が認められる。迂回回は側頭葉内側前方で海馬傍回の吻側に位置する。90%の症例で左右差がある。 がんの治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法… アルツハイマー病の脳の特徴は、老人斑と呼ばれる不溶性の… 認知症の簡易スクリーニング検査として知られる「長谷川式認知症スケール」の開発者として著名な長谷川和夫さん(聖マリアンナ医大名誉教授)は、2017年に「嗜銀顆粒性認知症」の診断を2017年に受けて、その事実をメディアで公表した。私は朝日新聞の記事で読んで知って驚いた。